「スピルオーバー」の版間の差分

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== 日本周辺におけるスピルオーバー ==
[[衛星放送]]ではその性質上、本来のサービスエリアの周辺国に[[人工衛星|衛星]]からの電波が届いてしまうことによる政治的・文化的影響を考慮する必要があり、例えば[[日本]]の[[放送衛星]]では極力スピルオーバーを防ぐような設計がなされている。しかしそれでも[[大韓民国|韓国]]や[[台湾]]など日本の周辺諸国に日本の[[放送衛星]]の電波が届いてしまうことを完全に防ぐことはできず、実際に海外で日本の衛星放送を受信しているホテルや個人は多い。特に、韓国からは一時「日本の文化侵略」だとして強い拒否反応が示された<ref>[http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumona.nsf/html/shitsumon/b119003.htm 衆議院議員草川昭三君提出放送衛星の電波が隣国へ漏洩するいわゆるスピルオーバーに関する質問に対する答弁書] - 内閣総理大臣・1990年11月2日</ref>(現在は沈静化している)。
 
[[日本における衛星放送#BSデジタル放送|BSデジタル]]・[[日本における衛星放送#東経110度CSデジタル放送|東経110度CS放送]]の多くの放送局では[[B-CAS]]カードが無いと視聴できないため(B-CASカード利用規約では、国外への持ち出しを禁止している。ただし現実には、法規制の如何に関わらず[[フリーオ]]や偽造B-CASのような代物が存在する)、B-CASカードおよびデジタル放送対応受信機器を海外へ持ち込まない限り海外でのBSデジタル・東経110度CS放送の放送局の多くは視聴出来ない。しかし、BSアナログ放送が停波した2011年7月24日以降も、近隣諸国において日本のBSデジタル放送を受信しているホテルや個人は引き続き存在しており、韓国では自国のテレビニュースではなくNHKのBSで放送されている英語ニュースを見ている視聴者もいる<ref>[http://www.news-postseven.com/archives/20140529_258055.html 韓国 中立TV局がないためインテリはNHKの英語ニュース見る] NEWSポストセブン 2014年5月29日</ref>。