「ケレゴルム」の版間の差分

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[[ダゴール・ブラゴルラハ]]においてケレゴルムとクルフィンは敗北し、かれらの一党は[[ナルゴスロンド]]の[[フィンロド]]の元へと避難した。[[ベレン (トールキン)|ベレン]]がモルゴスからシルマリルを奪うためフィンロドの助力を願うと、フィンロドはベレンの父[[バラヒア]]への誓言のためこれを受け入れ、かれの一族に助力を求めた。ケレゴルムとクルフィンはこれを聞くと、「フェアノールの誓言」のことを語り、フィンロドの一族を恐れさせた。そのためフィンロドはナルゴスロンドの民から見放され、わずか十人の供のものを連れて、ベレンとともに出発した。フィンロドは[[オロドレス]]を摂政に選んだが、ナルゴスロンドの民心はケレゴルムとクルフィンの支配するところとなった。かれらはフィンロドを一人死なしめ、ナルゴスロンドの王位を簒奪するつもりであった。
 
===ルーシエンの幽閉虜囚===
猟犬フアンは、ベレンを追って[[ドリアス (トールキン)|ドリアス]]を出た[[ルーシエン]]を見つけてこれを捕らえ、ケレゴルムのもとへ連れていった。ケレゴレムはかの女を慇懃にナルゴスロンドに招くと、しかるのち閉じ込めた。そしてかの女の父[[エルウェ|シンゴル]]には、ルーシエンを娶るべく使者をだした。ケレゴルムはかの女に恋慕し、かの女を娶ることでベレリアンドのエルフの大王たることを望んだからである。しかしフアンはルーシエンを秘密の道から連れ出し、その背に乗せてナルゴスロンドを去った。
 
===ナルゴスロンドからの追放===
ルーシエンとフアンは[[トル・シリオン]]で[[サウロン]]に打ち勝ち、ベレンと捕らわれのエルフを救出した。フアンはケレゴルムのもとへと帰ったが、かれらの愛情は減じていた。ナルゴスロンドに帰ったエルフたちは、フィンロドの死を悼みに傷心し、またルーシエンの行いを称えた。そのためナルゴスロンドの民はケレゴルムとクルフィンの裏切りに気付き、再びオロドレスに従った。オロドレスはふたりを追放した。ケレゴルムとクルフィンは、クルフィンの息子[[ケレブリンボール]]も含め、かれらの一党全員から見放され、つき従うものは猟犬フアンだけであった。
 
==ベレンとの対決==