「DRAGON QUEST -ダイの大冒険- の登場人物」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
19行目:
; マァム(僧侶戦士→武闘家)
: 声 - [[冨永みーな|冨永み〜な]] / [[小松未可子]]
: かつてアバンの仲間だった戦士ロカと僧侶レイラの間に生まれた娘。16歳。一人称は「私」。母レイラと共にロモス王国のネイル村に住んでいた。容姿はかなり良く、フレイザードのような人間を下にみている怪物でも可愛い顔と認めるほどである。当初はアバンから卒業の際に授かった、弾丸に込められた呪文を放つことができる銃「'''魔弾銃'''」を武器とする「'''僧侶戦士'''」であったが、フレイザード戦後に氷漬けにされたレオナの氷を溶かすために魔弾銃が壊れたことから自分より回復呪文に長けたレオナの加入を機に転職し、格闘と回復を兼ねた「'''武闘家'''」になる(武神流の師範であるブロキーナに弟子入りし、通常なら何年もかかるところ僅か数日間で武闘家としての極意を習得)。アバンには武術の基礎は習ったものの戦士としての専門的な技術は学ばなかったようであり、アバン流殺法の地・海・空の技は使えないが、武闘家転身後は力技・スピード技など、アバン流の影響とは断定できないがそれぞれに通ずる技を身に付けている。僧侶戦士時代は僧侶としては重量なハンマースピアを使用し、ハンマーの方をメインにして前線で果敢に闘った。転職後は、父親譲りの力とスピードを生かした攻撃と閃華裂光拳等の武神流の技を使用する。最終決戦時はロン・ベルクが製作した「'''魔甲拳'''」を使用し、手薄だった防御力が飛躍的に上がった。
: 男勝りな性格である。しかし内面は献身的かつ母性的。人を慈しみ労りぬく「'''慈愛'''」の使徒である。人に与える愛はあるが、本人は恋愛に関しては奥手で鈍感、まだ良く分からないという傾向がある。ヒュンケルの事が気になるが、エイミの積極的な行動をみて動揺する。それをポップに相談するが、別な悩みで頭がいっぱいだった彼から「ヒュンケルが好きなんだろう」と突き放される(翌朝、ポップの謝罪により和解した)。[[バーンパレス]]に再度突入する際に、魔法陣を光らせる際に自分にポップが好意を持っているのだと気付く。その後、改めて、ポップから告白された際にはポップをヒュンケルと同じくらい気になる存在だとしつつ、今の自分にはまだ答えが出せないと伝えた。結局、劇中ではその答えが出るまでには至らなかった(ポップは冗談でキスをしようとした時、眼を瞑ってしおらしくなったマァムを見て、「脈あり」と称している)。敵味方問わず傷ついた者への優しさを見せるも、悪く言えば甘さであり、アルビナスからは「虫酸の走る良い子ちゃん」と言われた。
: アバンの元を卒業する際に「正義なき力が無力であるのと同時に力なき正義もまた無力」の教えを受け、"愛や優しさだけでは必ずしも他人を守れない"と自らの教訓としている。
29行目:
; レオナ(姫、賢者)
: 声 - [[久川綾]] / [[早見沙織]]
: パプニカ王国の王女。14歳。一人称は「あたし(あるいは私)」(後述)。パプニカが魔王軍に襲われた時、行方不明になった国王たる父(死去したのかは最後まで作中では触れられなかった)に代わって配下達とともに国を支える。確固たる「'''正義'''」の心を持ち、世界各国の国王を招集したサミットを主催する等、その指導力・カリスマ性は若年にしては相当なもの。また勇猛果敢な姫として他国にも知られている。祖国を滅ぼしたヒュンケルを謗ることなく許し、生涯をかけてアバンの使途として生きるよう諭すなど、度量の広さと寛容な心も併せ持っている。
: マァム同様に容姿はかなり良く、作中では美少女と評されている。
: 賢者の卵であり、デルムリン島に一人前の賢者となる儀式をする目的でやって来たが、王国の権力を我が物にせんと企むテムジン司教と賢者バロンによって命を狙われたところをダイに助けられ、以来、彼と親しくなる(読み切り版より)。
: ダイの人間としての最初の友人であり、ダイに好意を持つ。行動力に溢れ、歯に衣を着せずにはっきりとものを言う性格<ref>その性格は、仲良しのダイをしてレオナは可愛いけどお淑やかって感じじゃない。言いたいことはズケズケ言うし、マァムより性格キツいんじゃないかなあ」と言わしめるほどである</ref>。一方、王族らしかぬ振る舞いや言動をとって周囲を呆れさせることもある。年頃の少女らしく少々耳年増な一面もあり、ダイ達のパーティ内の複雑な多角関係に心を躍らせる場面もある。とはいえ、TPOを弁えるだけの分別と王族としての自覚はきちんと持っており、ダイたち仲間と接している時は「あたし」、王女としての立場や役割を担う時は「私」と、一人称も完全ではないもののある程度区別している。
: ベホマやザオラルなどの高度な呪文<ref>作中ではベホマラーやベホマズン、ザオリク等のゲーム中最上位に当たる回復呪文は使えるものがいないとされているため、ベホマ、ザオラル共に高度な呪文に位置する</ref>を習得している。さらに最終決戦時に、[[DRAGON QUEST -ダイの大冒険- の呪文・技|大破邪呪文「ミナカトール」]]を習得している。フレイザード戦後の描写で「回復魔法では姫の右に出るものはいない。さらに三賢者ほどではないにしても攻撃魔法まで使える。まさに'''魔法の万能選手'''」とされている<ref>コミックス8巻</ref>。ただし、上述のポップ、ヒュンケル、マァムと比べて戦闘に参加する機会が少なく、他国の国王との政治的やり取りなどの後方支援が目立った。明確にパーティーの一人として迎えられたのは最終決戦から。バランとの戦いでは彼を説得しようとしたり、クロコダインの回復などを行ったが、その戦いの後は上述のように最終決戦までは後方支援に徹するため出番は少ない。
: 最終決戦ではダイと行動を共にし、先の敗戦によって萎縮したダイに活を入れたり、ドルオーラを連発する作戦を[[阿吽]]の呼吸で成功させる。更に真の肉体に戻り究極の力を手にしたバーンにも臆せず斬りかかりかすり傷とはいえ手傷を負わせ、大魔王とて無敵ではないと言い放つなど、とりわけ精神面でダイを支えていた。しかし、その奮闘がかえってバーンの怒りを買い「瞳」にされる。その際ゴメちゃんと共に瞳にされていたため、ゴメちゃんの能力で瞳が動いた時バーンによって一緒に元に戻される。
: 所持していた「アバンのしるし」は、他のアバン使徒と違い卒業の証ではなく女王フローラから譲り受けたものだったが、最終決戦中にアバンから使徒を導くものとしての教えと二種類のフェザーを受け(アバンの持ち数の半分を託された)、アバンの使徒の中で修行期間最短記録をマークすることになる。
: 名前の由来は「leo([[獅子]])」から。原作者によれば、「ダイが竜なので虎にひっかけようと思ったが可愛くないので獅子(レオ)に」なったとのこと。
: 〔呪文〕 回復呪文(ベホマ)、蘇生呪文(ザオラル)、大破邪呪文(ミナカトール)、氷系呪文(ヒャド・ヒャダルコ)、ラリホー、他幾つかの攻撃呪文などが使えるが攻撃魔力はポップに劣る。
 
== 過去の勇者たち ==