「ハイソカー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
73行目:
** 3個のローターと[[ターボチャージャー|ターボ]]を備える[[ロータリーエンジン]]により、爆発的な動力性能と高級車的なフィーリングを両立させ、ソアラやレパードといった高級クーペ市場に挑むも、バブルの崩壊およびそれに伴うクーペ市場の縮小、さらにはロータリーエンジン特有の燃費の悪さ([[アメリカ車]]並みのリッター3キロと評されることもあった)もあって売上が低迷し、[[1996年]](平成8年)に販売を終了した。
* [[三菱・デボネア]](2代目)
** 22年間製造され続けてきた初代とは打って変わって、直線基調のデザインと[[V型6気筒]]エンジンを搭載して登場。しかし先代同様「三菱グループの重役専用車」のイメージを払拭できず、前述のマークII3兄弟と比較すると低調な売り上げが低調なまま平成11年生産が終わった。
* [[三菱・ディアマンテ]]
** こちらも三菱自工がマークII3兄弟のライバルとして送り込んだもの。初代はバブル景気とは重なって好調な売れ行きを見せたが、バブル崩壊ともに販売は凋落し結局はそれらを越えることはなかっいまま平成17年に生産が終了した。
* [[スバル・アルシオーネ]]
** 「廉価でスタイリッシュな2ドアクーペ」としてアメリカ輸出市場を狙った。1800cc4気筒ターボエンジン採用。ただし当時のスバルの社内の位置づけとしては、廉価なクーペであっても「スバルのフラッグシップ」であった。後に急激な[[円高]]により「先進的な高級パーソナル・クーペ」として、日本国内市場でいうところのハイソカー的な性格の車種として宗旨変えして2700cc6気筒エンジンを搭載したが、この転換は成功といえず、日本国内市場においてもハイソカーとしては認知されず販売は低迷。なお後継モデルの「[[スバル・アルシオーネSVX|アルシオーネSVX]]」は、当初より高級パーソナルクーペとして位置づけられたものの、初代同様に販売成績は芳しくなかっいまま平成8年に生産が終了した。
 
こうして各メーカーが対抗してさまざまなハイソカーを投入したものの、人気・売り上げともにトヨタのハイソカーの牙城を崩すことはできなかった。そしてこれらの車種はハイソカーブームの終焉とバブル崩壊によって、スカイライン、シーマ、レジェンドを除いてことごとく廃止されていった。