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[[Image:Måltid.jpg|thumb|250px|『ごはんですよ!』のレコード・スリーヴ]]
'''サムラ・ママス・マンナ'''<ref>「'''サムラ・マンマス・マンナ'''」の表記もある。また「Z」で始まる場合の表記を「'''ツァムラ・マンマス・マンナ'''」と変えていた時期もある。</ref>('''Samla Mammas Manna''')は、スウェーデンの[[プログレッシブ・ロック]]バンド。多くの点で[[フランク・ザッパ]]の作詞作曲スタイルに似ており、天才的なミュージシャンシップと、まるでサーカスのようでありつつ、バカっぽいユーモアを特徴としている。1970年代後半に反対派勢力([[ロック・イン・オポジション]])運動を起こした創設メンバーの一角を担っていた。1979年に[[フレッド・フリス]]のソロ・アルバム『グラヴィティー』(1980年)でバック・バンドとして演奏したことでも知られる。音楽的には[[カンタベリー・ロック]]に似ている。
 
オリジナルのラインナップは、ラーシュ・ホルメル(キーボード)、ハッセ・ブリュニウソン(ドラム)、ラーシュ・クランツ(ベース)、ヘンリック・オーベルグ(パーカッション)。アルバム『ごはんですよ!』には、ジャズ・フュージョン・ギタリストのコステ・アペトレアが参加した。
 
彼らの歌詞はユーモラスなもので、明確に政治的なものではなかったが、スウェーデンの政治的な「progg」運動(左翼であり反商業音楽運動)の最前線にいた。アルバム『資本主義をぶっ壊せ! -踊る鳥人間- (Klossa Knapitatet)』のタイトルは、スウェーデン語のフレーズ「krossa kapitalet」にかぶせており、これは「資本主義を粉砕せよ」という意味の1970年代共通のスローガンだった。また、それは「Staten och Kapitalet (Den ena handen vet vad den andra gör)」(日本語訳「国家と資本主義(一方の手は他方の行動を知っている)」)という、Blå Tåget(スウェーデンのバンド)による独創的なprogg曲のタイトルにも使われている。「progg」運動を深刻なものととらえる面々からは、この軽薄な感じの態度が面白いものとは思われなかった。
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=== サムラ・ママス・マンナ (Samla Mammas Manna) ===
*『サムラ・ママス・マンナ』 - ''Samla Mammas Manna'' (1971年)
*『ごはんですよ!』 - ''Måltid'' (1973年)
*『資本主義をぶっ壊せ! -踊る鳥人間-』 - ''Klossa Knapitatet'' (1974年)
*『洟垂れ小僧のシンフォニー』 - ''Snorungarnas symfoni'' (1976年) ※グレゴリー・アラン・フィッツパトリックと連名