「河瀬虎三郎」の版間の差分

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== 来歴 ==
現在の[[徳島県]][[徳島市]]駕篭屋町に生まれる<ref name="kawase">『竹柏のしづく 無窮亭数奇書留』見出し 河瀬ミツ、1972年、{{要ページ番号|date=2020-08}}見出し</ref>。
 
[[1910年]](明治43年)、[[大阪市]][[東区 (大阪市)|東区]][[瓦町 (大阪市)|瓦町]](現在は[[中央区 (大阪市)|中央区]]内)の繊維商家河瀬氏に婿入りし、家業を盛んにするかたわら古美術に興趣を寄せ、刀剣、刀装具、具足を収集し、刀剣の目利きとなる<ref name="kawase"/><ref>『原色茶道大辞典』[[淡交社]]<!---国会図書館サーチによると、『原色茶道大辞典』には複数の年の版があるようです。準拠された版の出版年をお願いします--->河瀬無窮亭の項目{{full要ページ番号|date=2020-08}}</ref>。所蔵刀の中に、のちに[[国宝]]や[[重要文化財]]になるものが数点ある<ref name="fukunaga">福永酔剣『大名家・著名家刀剣目録』P204 雄山閣出版、2008年、{{要ページ番号|date=2020-08}}p.204</ref>。
 
[[1943年]](昭和18年)、[[兵庫県]][[本山村 (兵庫県)|本山村]](現・[[神戸市]][[東灘区]])から[[奈良市]]多聞山に移る<ref name="kawase"/>。奈良では仏教美術茶道具を収集し、その見立てが賞された。[[明恵]]に私淑して妙庵を構え、[[村田珠光|珠光]]・松屋源三郎をはじめ、長闇堂、白酔庵を顕彰した<ref name="kawase"/>。また茶室栄西堂における[[明菴栄西|栄西]]忌茶会をおこなった<ref name="kawase"/>。
 
文化財審議会専門委員を16年間にわたって務めたほか、『奈良市史 工芸編』の刀剣の部を執筆した<ref>奈良市史編集審議会(編)『奈良市史 工芸編』P565 奈良市、1978年(同年の[[吉川弘文館]]版もあり)、{{要ページ番号|date=2020-08}}p.565</ref>。[[松永安左エ門]](耳庵)、[[小林一三]](逸翁)、細見良(古香庵)らの茶人と親交があった{{要出典|date=2020-08}}。福永酔剣の『大名家・著名家刀剣目録』に売り立て目録が記載されている<ref name="fukunaga"/>。墓地は奈良興福院<ref name="kawase"/>。
 
== 著書 ==