「ワクチン」の版間の差分

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== 接種方法 ==
[[File:HPV-vaccine- Gardasil-2016JAPAN-04.jpg|thumb|ガーダシルの注射状況]]
[[注射|皮下注射]]、[[筋肉内注射]]が多いが、経口生[[急性灰白髄炎|ポリオ]]ワクチン(OPV)やロタウイルスワクチンの様に、直接[[口]]に飲む(経口ワクチン)ものも存在し、また[[鼻]]にワクチンを吹き付ける経鼻ワクチンも開発されているほか<ref>「予防接種の現場で困らない まるわかりワクチンQ&A」p76-77 中野貴司編著 日本医事新報社 2015年4月10日第1版</ref>、[[BCG]]のようなスタンプ式の製品もある。強力なワクチンの場合は1回で接種を済ませられることもあるが、ほとんどのワクチンは2回以上の接種が必要となる。これは1回の接種ではそれほど得られる免疫が強くないうえ、多くの場合複数回接種では得られる免疫力が大幅に増大する、いわゆるブースター効果が起きるためである<ref>「ワクチンと予防接種のすべて 見直されるその威力」p205 尾内一信・高橋元秀・田中慶司・三瀬勝利編著 金原出版 2019年10月15日改訂第3版第1刷発行</ref>
 
=== 接種間隔 ===
日本では、生ワクチン接種後は27日以上あけ、不活化ワクチンの後は6日以上あけることが規定されているが、医師の判断で必要と認められた場合には、同日複数接種も可能である<ref>「予防接種の現場で困らない まるわかりワクチンQ&A」p30-31 中野貴司編著 日本医事新報社 2015年4月10日第1版</ref>。同日接種を行うことによって、安全性・効果(免疫応答)が変化・相乗することはなく、また害や懸念事項も存在しないため、迅速な免疫獲得や来院回数の減少などのメリットが大きい同日接種は推奨されている<ref>「予防接種の現場で困らない まるわかりワクチンQ&A」p96-97 中野貴司編著 日本医事新報社 2015年4月10日第1版</ref>。一度に接種できるワクチンの数に制限はない。また、同日接種の際、ワクチン同士はおよそ1[[インチ]](2-32.5センチメートル)離れてい以上の間隔を開けることが求めらば問題ない現場で勝手に複数のワクチンを混合して接種することはできない<ref>「ワクチンと予防接種のすべて 見直されるその威力」p205 尾内一信・高橋元秀・田中慶司・三瀬勝利編著 金原出版 2019年10月15日改訂第3版第1刷発行</ref>
 
WHOや[[アメリカ疾病予防管理センター]]が定める標準は、原則として、