「創造的破壊」の版間の差分
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'''創造的破壊'''(そうぞうてきはかい)とは[[ヨーゼフ・シュンペーター]]
創造的破壊は[[資本主義]]における経済発展そのものであり、これが起こる背景は基本的には外部環境の変化ではなく、企業内部の[[イノベーション]]であるとした。そして持続的な経済発展のためには絶えず新たなイノベーションで創造的破壊を行うことが重要であるとシュンペーターは説いた。
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カバレロ=ハマーの実証研究によれば、1972-1993年のアメリカの製造業のデータを用いて分析した結果、不況によって社会的に有用な企業の倒産がむしろ増加しているとしている<ref name="sukkiri233">岩田規久男 『スッキリ!日本経済入門-現代社会を読み解く15の法則』 日本経済新聞社、2003年、233頁。</ref>。また、不況によって新規参入は困難となり、老朽化した企業の存続を助けているとしている<ref name="sukkiri233" />。
▲創造的破壊について[[西部邁]](評論家)はこう述べている。「創造的破壊という標語くらい誤用されているものも少ない。それは「理想に向けての創造」には「現実に対する破壊」が不可欠だという意味であって、破壊の中から自然に創造が生まれる、ということでは決してない。公共活動の「理想」が示されなければ、公共活動の「現実」を取り除いたとて、それは単なる破壊をもたらして御仕舞となる。」<ref>{{Cite journal|和書|author =西部邁|title =流言流行への一撃㉕ 「先行き不透明」を悪化させる小泉改革|journal =VERDAD|issue =2001年8月号|page =49|publisher =ベストブック}}</ref>
{{see also|金融再生プログラム#ゾンビ企業|産業構造の転換#ゾンビ企業}}
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== 参考文献 ==
* {{Citation| 和書
| author = ヨーゼフ・シュンペーター
| author-link =
| title = 資本主義・社会主義・民主主義
| publisher = 日経BPクラシックス
| series =
| year = 2016
| isbn =
| translator = [[大野一]]
| ref = {{sfnref|シュンペーター|2016}}
}}(原書 {{Cite| 洋書
| last = Schumpeter
| first = Joseph
| author-link =
| year = 1942
| title = Capitalism, Socialism and Democracy
| publisher = Harper & Brothers
| isbn =
}})
* [https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/7074/1/keieironshu_55_4_111.pdf 大槻晴海 イノベーション・マネジメントと管理会計の新結合]
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