「SFドラマ 猿の軍団」の版間の差分

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; ゴード
: 緑山で生きていた人間の若者。身体能力が高く格闘戦に優れている。両親を始め多くの仲間を殺した猿を憎んでいるが、その一方で危機に陥った猿を助けようとする優しさも持ち合わせている。和子たちとの旅を通じて、猿への憎悪を捨て共存することを考え始める。
: 第2話から登場。最終的に過去から来た和子ら3人を除き、自分自身が最後の人間だと知った絶望と人類滅亡の原因であるユーコムに対する憎悪と不信からコールドスリープ装置へ入ることを拒絶したため、心理兵器で精神をコントロールされてコールドスリープ装置に入り、異なる時間(おそらくはユーコムさえも活動を停止し、砂漠化した未来)の世界に送られた。
: 企画書では名前は「ゴド」であった{{Sfn|円谷プロ画報|2013|p=179}}。
; 泉和子
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: 榊博士の甥。12歳。
; ペペ
: [[シロテテナガザル]]の子供。10歳。ゴードと次郎の脱獄を手伝ったことから共に旅をするようになる。第2話から登場。
: 当初は[[オランウータン]]の予定であった{{Sfn|円谷プロ画報|2013|p=179}}。
 
=== 猿の軍団 ===
; ゲバー署長
: チンパンジー。猿の国の警察署長。手製の銃・GB(ゲバ)38を携帯する。何者かに家族妻子を皆殺しにされ、この犯人を裸の猿(=人間)だと思い込み激しく憎む。とりわけ死んだ家族妻子の傍にいたゴードを仇と見なしてつけ狙う(真犯人は後日明かされる)。ビップ治安大臣によって一度は罷免されるが、その性格を利用しようとするルザーの陰謀で復職し、和子やゴードたちを追跡する。
: しかし、自分の行動を妨げるユーコム円盤への血を吐くような抗議によって見せられた過去の映像により、妻子の件が誤解で、自分自身が知らずに息子を撃ち殺していたことを知らされて絶望する。ビップに説得されて生きながらえ、ゴードに詫びながら何処かへと立ち去る。
: 弟のガーバがいる。
; ビップ治安大臣
: ゴリラ。48歳。肩書きは中央政府の治安大臣だが、実質的な指導者である。猿と人間は対立せず共存すべきという考えを持っており、ルザーとは対立している。滅びかかった人間を守ろうとゴードにも対話を呼びかけ、和子たちを何かと助けようとする。チンパンジー達の反乱で、負傷の治療を名目に一度は白岩岬の病院に軟禁される。自身の率いる特別部隊やゴードたちの活躍、民衆の支持によって復権するが、争いを避けるためルザーに政権を平和裏に委譲して隠棲する。
; サボ副官
: ビップに仕える副官。ゴリラ。
: つねにビップを支えていたが、最後はチンパンジーのクーデターで軍に襲撃され銃殺されてしまう。
; ルザー政府長官
: チンパンジー。中央政府の長官。ビップとは何かと対立する野心家。和子たち人間が現れたのを機に、政権を手中に収めようと陰謀を画策、チンパンジー達を率いてクーデター「パンジー作戦」を決行する。
: ビップを軟禁し、他の政府要人も次々と暗殺するなど、一旦は政権を手にしかけるが、ビップの復権を求める民衆たちの、命懸けの抗議を前に、士気を失った部下たちが相次いで離反したため、計画は失敗に終わる。ビップの説得で政権にはとどまるも、完全に自分の負けを認めて改悛し、裸の猿(=人間)への攻撃を中止させる。
; ゴビー長官
: 地方長官。オランウータン
 
=== 未来の人類関連 ===
; パネルの老人
; 科学者
: 18話のみ登場。科学者。[[30世紀|2990年]]、産児制限により出生率が0になり、労働力として使っていた猿が反乱を起こし人間が苦戦していることや、ユーコムが人間に味方しなくなったことを苦悩と共に機密資料保存所にあったパネルに吹き込んで子孫に残していた。これによってゴード達は人類の滅亡がユーコム=地球管理コンピュータによるものだと推測する。
; ユーコム
: 監視メカニック。全長43メートル、重量4.5トン。正式名称はユニバーサル・エコシステム・コントロール・コンピューター(Universal Ecosystem Control Computer、省略形UECCOM)。地球環境を最適な状態にすることを目的として、[[26世紀|25502530年]]に開発されたが、地球を最適な状態にするためには、いつまでも争いを止めない人類を不要な存在と判断、産児制限による人口減少と労働力として使っていた猿に反乱を起こさせることで人類を滅亡に追いやった。
: 猿の国でも、各地に無人円盤を飛ばし、災害復旧や救助などに当たっていたため、猿たちからは守り神ととらえられていた。
: 猿の国の政変に当たっては、円盤から声を発して争いをやめるよう警告を発している。
: 25話では、猿と人間との共存は不可能との判断を下し、ゴードたち4人に他惑星への移住かコールドスリープカプセルによる未来への移住かの選択を迫る。
; チップ
: 人類が海岸ステータスに留守番として造ったロボット。全長169センチメートル、重量203キロ。人間の命令しか聞かないように作られている為、猿たちとの戦いに打って出た人間たちの最後の命令である留守番の役目を守り、そのまま主人の人間たちを待ち続けていた。胴体から[[スパゲッティ]]を作り出す機能を持つ。猿たちから「鉄の猿」と呼ばれる。ゴードたちを逃がすためにゲバー率いる軍団と戦い、破壊されてしまう。同型の「ポップ」もいる。
 
=== 現代の人間 ===