「レスリー・グリーン」の版間の差分

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| caption2 = グリーンが設計した駅ホームのタイル装飾の例
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駅が設置される場所の制約にあわせながら、統一された思想の[[アーツ・アンド・クラフツ運動|美術工芸運動]]スタイルの駅舎を設計した。駅舎は当時最新で、[[アメリカ]]から導入されたばかりの[[鉄骨構造]]を用いることで改札口や[[エレベーター]]設置([[エスカレーター]]が駅に採用されるのは[[1911年]])に必要なスペースを確保した2[[階]]建てとなった。駅舎外部には荷重を負担しない{{仮リンク|クラッディング|en|Cladding (construction) |label=クラッディング}}として{{仮リンク|オックスブラッド|en|oxblood}}と呼ばれる赤褐色の{{仮リンク|仮ですよ|en|バーマントフツ陶器|en|Burmantofts Pottery|label=リーズ耐火粘土}}製{{仮リンク|施釉人工テラコッタ|en|glazed architectural terra-cotta|label=施釉テラコッタ}}が採用された。地上階は広い2つの[[ベイ (建築用語)|梁間]]に柱で分けられ、入口と出口を分離するとともに商業店舗スペースも設けられた。2階部分には半円形の窓が、{{仮リンク|歯飾|en|dentil}}を備える[[コーニス]]が上部に設けられた。一部駅では[[オクルス|円窓]]が窓間にある場合もある。1階と2階の間の広い帯状の部分に大文字で駅名が表記された。駅舎上面は鉄骨構造のもう一つの利点として、後で事務所などを増築できるよう平面とされた<ref name=explore/>。
 
駅舎内部は白と緑を基調とするタイルで装われた。[[プラットホーム]]階も標準化されたタイルを用いた内装が採用され、判別容易化を狙った駅ごとに異なるホーム全長にわたる[[幾何学]]模様のタイルで装飾された。列車進行方向もタイルで表現されている。タイルの多用は統一感の醸成とともに維持の容易化を狙ったものだった<ref name=explore/>。