「宇宙刑事ギャバン」の版間の差分

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| データ放送 =
| 音楽 = [[渡辺宙明]]
| OPテーマ = [[宇宙刑事ギャバン (曲)|宇宙刑事ギャバン]]<br />歌:[[串田アキラ]]
| EDテーマ = [[宇宙刑事ギャバン (曲)|星空のメッセージ]]<br />歌:串田アキラ
| 言語 = [[日本語]]
| 外部リンク =
本作品の企画のきっかけとなったのは、宇宙のどこかで金属質のヒーローが剣を持ってたたずむ姿を描いた[[村上克司]]による1枚のプライベートイラストである。このイラストを見た東映の[[吉川進]]は、天才的デザイナーの[[石ノ森章太郎]]を欠いた顔ぶれで『[[仮面ライダー]]』を超える単体ヒーローの創造に挑戦するに当たって、大きな戦力となると判断した{{Sfn|年代記|2004|pp=90-91|loc=吉川進インタビュー}}。
 
企画当時のタイトルは『宇宙刑事Z』。正式な設定上の武器であるレーザーZビームとコンバットスーツにZの文字を彷彿させる黒のラインに、その名残がある。また、これ以外にもギンジロウ{{Sfn|大全|2000|p=11}}{{efn|ギンジローとも。由来は「銀色」とテニス選手「[[ジョン・マッケンロー|マッケンロー]]」から。当時の東映テレビ部に藤原銀次郎という人物がいたために使いづらくなり、没となった{{Sfn|年代記|2004|pp=90-91|loc=吉川進インタビュー}}。}}』『」「ギンブリッド{{Sfn|大全|2000|p=21}}などのタイトル案があった。決定名称ギャバンはフランスの俳優[[ジャン・ギャバン]]からとった([[エポニム]])<ref>復活!栄光の東映ヒーローVol.2(1988年、[[日本コロムビア]] 56CC-2963/4)『[[時空戦士スピルバン]]』の解説ページ。</ref>{{efn|ただし、ジャン・ギャバンは「Gabin」、本作品のギャバンは「Gavan」と、[[ラテン文字]]表記は異なる。}}。著名な西洋人俳優の名を借りた理由は、既存の[[商標登録]]を回避しようとすると長い名前になってしまうので、日本語名称が使いづらいためである。この命名路線は『[[時空戦士スピルバン]]』まで継承された{{Sfn|年代記|2004|pp=90-91|loc=吉川進インタビュー}}。
 
主演にはスーパー戦隊シリーズ『[[バトルフィーバーJ]]』・『[[電子戦隊デンジマン]]』で戦隊メンバーを演じ、当時の[[ジャパンアクションエンタープライズ|JAC]]でエース格の[[大葉健二]]が起用され、変身前でも過激なアクションシーンが盛り込まれた{{Sfn|全怪獣怪人 下|1990|pp=417 - 418}}<ref>{{Cite book |和書 |editor=竹書房/イオン編 |date=1995-11-30 |title=超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み |publisher=[[竹書房]] |pages=165 |id=C0076 |isbn=4-88475-874-9}}</ref>。大葉によれば本作品は「スポンサーが年月をかけ温めに温めた念願の作品」であり、「テレビ局、東映のプロデューサーの方達が自分の首を賭けている作品」である{{R|nonaka}}。また、[[鈴木武幸]]によると「過去最高の制作費を投入」した作品であり{{Sfn|大全|2000|p=71|loc=鈴木武幸スペシャルインタビュー}}、「凶と出たら、2度と特撮の新ヒーローは生み出せないほど」の予算額だった<ref>{{Cite journal|和書|author=小野塚謙太|year=2008|month=6|title=超合金の男-村上克司伝-|journal=[[電撃ホビーマガジン]]|issue=25|pages=|publisher=角川グループパブリッシング|id=JANコード 4910164650880}}{{要ページ番号|date=2011年8月}}</ref>ことを後に述懐している。
 
技術的にも後述する[[真空]][[蒸着]]技術がスーツ製作に応用されたほか、それまで実験的に使われていた[[東通ecgシステム]]の[[光学合成|ビデオ合成]]がふんだんに取り入れられるなどといった試みがなされている{{R|20th90}}。
 
ドラマ設定面においては、メインライターの[[上原正三]]が本作の数年前に原作を担当した漫画『銀河の女王スーパーレディー』との複数の共通項が存在し{{efn|主人公の父の名がボイサーであることなど。}}、この漫画が本作の原案となったとする指摘もある<ref>[[白夜書房]]刊『ロボット&ヒーローCOMIXスーパーガイド』23頁 ISBN 4-89367-601-6</ref>。
 
元々、画期的な番組として注目され、放映開始時および続編に大葉がギャバン隊長として出演すると決まった時には[[ワイドショー]]で記者会見の模様が放映されるなど、注目を集めていた。第43話は反響が特に大きく、東映に電話などが殺到したという{{Sfn|大全|2000|p=69|loc=大葉健二スペシャルインタビュー}}。
 
一方、大葉によるとテレビ局からスタッフには、「[[視聴率]]が2桁以上行かなければ首だ」という条件が課せられていた{{R|weekly-g_ho139}}。第2話の撮影が終わった当時、東映プロデューサーの[[吉川進]]やテレビ局のプロデューサーからそれを聞かされた大葉は「命を懸けます」と宣言し、以降の撮影では激しいアクションシーンを多く取り入れるようにしたという{{R|weekly-g_ho139}}。これは、本作品の時間帯における主人公が『[[キャンディ・キャンディ]]』以降は女ばかりであり、本作品は「男のヒーローでは弱すぎる!」とテレビ局から懸念されていたためである{{R|nonaka}}。このような状況下で本作品は成功し、平均視聴率が14.9%と前番組『[[ハロー!サンディベル]]』の12.1%を上回った{{要出典|date=2016-04-29}}。また、大葉によると「[[裏番組]]と1・2位の視聴率で戦えた」としている{{R|nonaka}}。最高視聴率は第24話の18.6%{{要出典|date=2016-04-29}}。
 
なお、後年に大葉が答えたインタビューによれば、作中でギャバンがヒロインのミミーと仲が良かったことに嫉妬したファンから、ギャバン宛てのファンレターに「毒」と称する白い粉が同封されてきたこともあったが、公にすると問題に発展して番組に影響が出るかもしれないため、プロデューサーと申し合わせて内緒にしていたという{{R|weekly-g_ho139}}。
; {{Anchors|ドン・ホラー}}ドン・ホラー
: 全銀河の征服を企むマクーの首領。資料によっては科学者{{Sfn|全怪獣怪人 下|1990|p=422}}や彼自身も「獣星人」などと記載されているものもあるが<ref>LD VOL.1の解説。</ref>、劇中では描写はなく、書籍『宇宙刑事大全』では「正体・前身は全く不明」とある{{Sfn|大全|2000|p=34}}。
: [[]]を思わせる姿で、怪物の口内に人面を覗かせる頭、腕は胴体から膝に乗せ支える一対、胸で腕を組む一対、唯一動かす腹からの一対の計六本を有する。魔空城の広間の中央に巨体を鎮座させ、自ら立って動くことはないが、強力な超能力を持ち、伸縮自在の腕や目からの光線による攻撃を仕掛け、首を刎ねられてもその首を浮かせて攻撃できる。
: 基本的には冷酷だが、真面目に努力するギャバンと対照的に遊び好きの息子サン・ドルバに苛立ったり、ギャバン打倒よりも息子の教育を優先させたり、最終決戦で魔空城に乗り込んだギャバンを「良くぞここまで来た」と賞賛しつつ配下たちを下がらせての一対一の決闘で決着をつけようとしたりするなど、特に後半で情のある一面を見せた。サン・ドルバに対しては厳しい態度も取るが、最終話で裏切りの心が発覚した直後でさえ魔空空間や戦闘円盤による援護は行っており、やはり愛情は持っていたようである。
: 最終決戦では、サン・ドルバと魔女キバを倒して魔空城に乗り込んだギャバンと一対一で勝負を挑み、ギャバンを徹底的に追い詰めるが、一瞬の隙を突かれてしまい、額をレーザーブレードで貫かれ、直後にギャバンダイナミックを受け倒された。
: ドン・ホラーの声は当初[[飯塚昭三]]が担当していたが、喉の不調を理由に第11話から[[渡部猛]]が代役を務めた{{Sfn|公式読本|2012|p=55}}。『宇宙刑事魂』以降は再び飯塚が演じている。
; ホラーガール
: ドン・ホラーの秘書。[[類|鳥]]のような顔をしており、独特の奇声を発する。基本的に人間の言葉は一切話さないが、第26話では一度だけ人語を話している。
: 最終話で魔空城と共に爆死。
; {{Anchors|ハンターキラー}}ハンターキラー
: ギャバンが得意とする飛び蹴り。ジャンプして右足で蹴り上げる。
; ギャバンショック
: 放電攻撃。全身から放電するタイプと指先から放電するタイプがあり、前者はクモダブラーの[[蜘蛛の巣]]から脱出する際に使用し、後者は第29話での戦闘で使用した。
; ギャバン・ダイナミック
: 大上段に構えた最大出力のレーザーブレードで相手を一刀両断に切り裂く、ギャバン最大の必殺技。
* ドン・ホラー(声):[[飯塚昭三]](第1話- 第10話)、[[渡部猛]](第11話- 第44話)
* ダブルガール:[[尾曳伊都子]]、[[東まり子]]、[[平瀬りえ]]、[[阿知波悟美]]、[[山口ひろみ (女優)|山口ひろみ]]、[[五十嵐美鈴]]
* ホラーガール:[[長門美由樹|長門美雪]]、(声)[[太地琴恵]]
* ボイサー:[[千葉真一]] <small>※[[特別出演]]</small>
* [[ナレーター]]:[[政宗一成]]
=== ゲスト ===
* 船員(ダブルマン人間態):[[栗原敏]](第2話)
* ギャバン(アップ){{R|仮面俳優173}} - 清水朗
* ギャバン(トランポリン・一部){{R|年代記大葉}} - 大葉健二
* ベム怪獣 - [[辻井啓伺|辻井啓嗣]]
* ホラーガール<ref>{{Cite journal|和書|date = 2006-06-10|journal = 東映ヒーローMAX|volume = Vol.17|page = 100|publisher = [[辰巳出版]]|isbn = 978-4-7778-0264-7}}</ref> - [[長門美由樹|長門美雪]])
* ダブルガール{{Sfn|大全|2000|p=174}} - [[シンシア・ラスター|津村ゆかり]]
* 戦闘員{{R|仮面俳優37}}{{efn|蜂須賀は基地内のシーンを担当{{R|仮面俳優37}}。初期は補助の方が多かったと述べている{{R|仮面俳優37}}。}} - [[蜂須賀祐一]]
* 戦闘員{{R|仮面俳優191}}、怪人{{R|仮面俳優191}}{{efn|2班体制時に横山班で担当{{R|仮面俳優191}}。}} - [[石垣広文]]
* 戦闘員クラッシャー{{R|ショッカーO野}}、他{{R|ショッカーO野}} - [[ショッカーO野]]
* その他 - [[渡辺実 (俳優)|渡辺実]]、東山茂幸、藤川聡、[[山田一善]]、牛場敏、[[釼持誠]]、[[益田てつ|益田哲夫]]、[[竹田道弘]]、[[山本亨 (俳優)|山本亨]]、くどうみつこ、[[シンシア・ラスター|津村ゆかり]]、[[蜂須賀昭二]]、渡辺いずみ、渡辺ひろみ
 
== スタッフ ==
* 原作:[[八手三郎]]
* [[コミカライズ]]連載:『[[テレビマガジン]]』『[[おともだち]]』『[[たのしい幼稚園 (雑誌) |たのしい幼稚園]]』『[[テレビランド]]』『[[冒険王 (漫画雑誌)|冒険王]]』
* [[脚本]]:[[上原正三]]、[[高久進]]、[[松下幹夫]]、阿部和江、永井達郎、[[筒井ともみ]]、[[小林義明|林強生]]
* [[アクション監督]]:[[金田治]]、横山稔([[ジャパンアクションエンタープライズ|ジャパン・アクション・クラブ]])
* 監督:[[小林義明]]、[[奥中惇夫]]、[[田中秀夫]]、[[小笠原猛]]、服部和史
* 撮影:[[瀬尾脩]]、[[いのくままさお]]、[[松村文雄]]、西山誠
* 照明:嶋田宜代士、吉岡伝吉、国本正義
* 美術:宮国登
* [[キャラクターデザイン]]{{efn|大半の敵キャラクターのデザインは増尾が担当。ノンクレジットで[[いちごはうす|森野うさぎ]]、[[野口竜]]も参加。}}:増尾隆之、赤坂徹郎
* 音楽:[[渡辺宙明]]
* 仕上制作:[[映広]]音響
 
; オープニングテーマ
:; [[宇宙刑事ギャバン (曲)|宇宙刑事ギャバン]]
:: 作詞:[[山川啓介]] / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:[[馬飼野康二]] / 歌:[[串田アキラ]]
:: 毎回のオープニングのみならず、序盤を中心に挿入曲としても使用されている{{efn|ただしフルコーラスではなくTVサイズがほとんど。}}。また本曲ではサビ前に叫び声が挿入されており{{efn|音盤類の歌詞カードや[[山川啓介]]の作詞原稿には記載なし。}}、しばしば「イー!イー!」と誤解されがちだが、正確には「'''ビーム!ビーム!'''」であり、放送当時の[[徳間書店]]刊行誌『[[テレビランド]]』における歌詞紹介にて「ビーム!」(1回)と記載されている他、後年作曲の渡辺や歌唱を手掛けた串田もそれを裏付ける発言を残している<ref>[http://homepage2.nifty.com/tomo-tomo-room/ 渡辺宙明 公式(公認)HP]{{リンク切れ|date=2015年12月}}の[http://homepage2.nifty.com/tomo-tomo-room/chuumei.old_bbs13.html 掲示板 その2 過去ログ13]{{リンク切れ|date=2015年12月}}</ref><ref>[[下田麻美の超ラジ!Girls]]第33回(2009年5月18日放送)、東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー 第3回(2012年10月19日放送){{出典無効|date=2019年1月}}</ref>{{efn|CD『宇宙刑事シリーズSONG COLLECTION』収録バージョンでは「ビーム!」は1回だけである。}}。
:
; エンディングテーマ
:; [[宇宙刑事ギャバン (曲)|星空のメッセージ]]
:: 作詞:山川啓介 / 作曲:渡辺宙明 / 編曲:馬飼野康二 / 歌:串田アキラ
:
; 挿入歌
:; 青い地球は母の星(第11、14、19、43話)
:: 作詞:山川啓介 / 作曲・編曲・歌:[[木村昇 (歌手)|ハーリー木村]] / コーラス:[[川島和子]]
:; 父よ(第11、41、43話)
:: 作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:大葉健二
:; チェイス!ギャバン(第11、13、14、16、19 - 22、24、25、28、31 - 34、36、37、39 - 44話)
:: 作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:串田アキラ
:; スーパーヒーローぼくらのギャバン(第12、15、19、23、24、26、32、35、38、39話)
:: 作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:串田アキラ、[[こおろぎ'73]]
:; 輝く王者ドルギラン(第12、14、15、17、19 - 21、32、41話)
:: 作詞:[[上原正三]] / 作曲・編曲・歌:ハーリー木村
:; 走れ!ギャバン(第15、41、42話)
:: 共作詞 / [[小林義明]]、[[金田治]] / 作曲・編曲:[[吉村浩二]] / 歌:串田アキラ、こおろぎ'73
:; 電光石火ギャバン-DISCO GAVAN-(第15話)
:: 作詞:[[さがらよしあき]] / 作曲・編曲:吉村浩二 / 歌:串田アキラ&スペースキャッツ
:; 蒸着せよ!ギャバン(第15、17 - 19、23、27、30、31、40話)
:: 作詞:山川啓介 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:串田アキラ、こおろぎ'73 / コーラス:川島和子