「電気的除細動」の版間の差分

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[[画像:Defibrillator Monitor.jpg|thumb|200px|right|除細動器]]
'''電気的除細動'''とは重症[[不整脈]]である[[心室細動]]、[[心室頻拍|無脈性心室頻拍]]が原因で[[心停止]]に陥った心臓に電流を流すことで正常細動や頻動に戻をなくす処置である。心室細動や無脈性心室頻拍のほか、[[心房細動]]などの頻脈性不整脈を停止させるときにも施はカルディオバージョン(同期させた上での電気治療)をする
 
== 効果 ==
心臓に通電することで一旦すべて[[脱分極]]させることで異常な興奮伝導も抑え、細動や頻拍をなくす。その後正常な刺激伝導が再開することを促すで蘇生させる。そのため、まったく刺激伝導の発生しなくなった心静止や無脈性電気活動に対しては効果がなく、むしろ蘇生率を減少させる
 
== 施行の方法 ==
成人の心室細動や無脈性心室頻拍に対するエネルギーは単相式除細動器では、初回は200[[ジュール]]から開始し、2回目は300ジュール、3回目以降は360ジュールまで上昇させるのが一般的であり、る。二相式除細動器では150メーカー(メーカーにより波形が異なる)により異なるが、120ジュールから360ジュールと一定である。電極の貼付部が[[熱傷]]となることがあり、これを避けるためには皮膚保護用パッドを使用したり電極をできる限り皮膚に密着させることが望ましい。
高エネルギーの電流を使用するため、意識のある[[患者]]に対しては[[鎮静]]をかけた上で施行する。
成人の心室細動や心室頻拍に対するエネルギーは単相式除細動器では、初回は200[[ジュール]]から開始し、2回目は300ジュール、3回目以降は360ジュールまで上昇させるのが一般的であり、二相式除細動器では150ジュールと一定である。電極の貼付部が[[熱傷]]となることがあり、これを避けるためには皮膚保護用パッドを使用したり電極をできる限り皮膚に密着させることが望ましい。
 
== 日本の状況 ==
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== 除細動器の種類 ==
また、現在では[[直流]]である単の除細動器に加え、[[交流]]を使用する二相性ほうが1回で除細動器も使用されるようになってきて率が高る。後者で、現在では[[二相式]]の販売より主流である。二相式は少ないエネルギーで除細動することができるとされている。
 
== 関連項目 ==
* [[心肺蘇生法]](CPR:cardiopulmonary resuscitation)
* [[一次救命処置]](BLS:basic life support)
* [[二次心肺蘇生法|二次救命処置]](ACLS:advanced(ALS:advanced cardiac life support)
* [[自動体外式除細動器]](AED:Automated External Defibrillator)