「エビデンス」の版間の差分

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特に医療と食品の間に意味の違いはないかと
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'''エビデンス'''とは、[[証拠]]・根拠、[[証言]]、形跡などを意味する[[英語|英単語]] "[[wikt:en:evidence|'''evidence''']]" に由来する、[[外来語|外来の]][[日本語]]。一般用語として使われることも増えてきており、多くは、以下に示す分野における[[学術用語]]や[[業界用語]]としてそれぞれに異なる意味合いで使われている。
 
== 医学・保医療の用語康科学 ==
{{See also|科学的証拠}}
一般には、[[医学]]および[[保健]][[医療]]の分野では、ある[[治療]]法がある[[病気]]・[[怪我]]・症状に対して、効果があることを示す[[証拠]]や[[検証]]結果・[[臨床]]結果を指す<ref name="hl, SLCN">[[#hl, SLCN|エビデンス:根拠に基づいた保健医療 - 健康を決める力(聖路加看護大学)]]</ref>。エビデンスは、医療行為において治療法を選択する際「確率的な情報」として、少しでも多くの患者にとって安全で効果のある治療方法を選ぶ際に指針として利用される。
 
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{{Main|根拠に基づく医療}}
 
=== 食品・サプリメントの用語 ===
また、保健医療に通じるものとして[[健康]]の維持・向上・回復等を謳う[[食品]]や[[サプリメント]]の分野や、それを主題として発信される[[マスメディア]]情報でも、肯定的と否定的の両面で用いられることがある。つまりそれは、「エビデンスがある」という意味での使用のほか、それが認められない、すなわち、謳っている健康効果が疑問視されているだけなら偽薬の効果の説明でまだ認められる部分があるところを、安全性まで危惧されるものとして問題視される場合に、「欠けているもの」として挙げられることも少なくない、ということである。
 
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[[世界遺産]]の登録審査に際しては、その学術的価値を証明する必要があり、「真正性(オーセンティシティ)」と呼ばれるが<ref>[http://bunka.nii.ac.jp/jp/world/h_13_2E.html 世界遺産条約履行のための作業指針] - [[文化庁]]文化遺産オンライン</ref>、その検証過程においてはエビデンスという表現がしばしば用いられる。[[無形文化遺産]]に登録された[[和食]]の提案に際しても、[[国際連合教育科学文化機関]](ユネスコ)へ提出した書類では、和食の健康性について科学的見地に基づいて報告している<ref>{{PDFlink|[http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/syoku_vision/pdf/sankou2.pdf 「和食」保護・継承に関するエビデンス一覧]}} - [[農林水産省]]</ref>{{リンク切れ|date=2015年3月}}。
 
== 脚注・出典 ==
{{Reflist}}