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* {{要出典範囲|date=2015年5月3日 (日) 05:44 (UTC)|男性の[[身長]]は165cmほどで、[[体重]]は80kg以上と推定されている。}}骨格は非常に頑丈で[[骨格筋]]も発達していた。
* 成長スピードはホモ・サピエンスより速かった。ただし[[寿命]]、[[性成熟|性的成熟]]に至る年齢などは、はっきりとしない。1歳2ヶ月ほどで乳離れをしており、[[出産]]間隔も短かったとの説がある<ref>{{cite news |title=ネアンデルタール人、乳離れ早い…1歳2か月で |newspaper=[[読売新聞]] |date=2013-05-22 |url=http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130522-OYT1T01510.htm |accessdate=2013-05-23}}{{リンク切れ|date=2015-11-21}}</ref>。2017年、スペイン国立自然科学博物館などが発表した論文によれば、ネアンデルタール人は成長速度が早かったのではなく、成長期が長かった可能性があるという説を唱えた。おそらく12歳ほどと思われるネアンデルタール人の少年の頭蓋骨を調べたところ、この少年の脳の重さは、成人ネアンデルタール人の87.5%ほどであったという。12歳時点の[[ホモ・サピエンス]]の脳の重さは、大人の95%ほどになっているとされる。この事から、ネアンデルタール人は成長期がホモ・サピエンスよりも長くなっており、大きな頭蓋骨を持つに至った理由とされる<ref>{{cite news |title=ネアンデルタール人の成長過程、現生人類と類似か 研究|newspaper=[[フランス通信社|AFPBB News]] |date=2017-9-22|url=http://www.afpbb.com/articles/-/3143897|accessdate=2018-6-9|author=Kerry SHERIDAN }}</ref>。
 
* 自閉症スペクトラムを発症する遺伝子要因の一つとなるntrk2受容体遺伝子が、ネアンデルタール由来遺伝子であると判明した。<ref>[https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28235201/ 2017 Feb 23;168(5):916-927.e12. doi: 10.1016/j.cell.2017.01.038.] </ref>
* ネアンデルタール人の女性の手の薬指は人差し指より長い(人差し指が短い)との研究がある。<ref>[https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3081742/ Emma Nelsonらの研究による]</ref>
 
 
以上のような相違点はあるものの、遠目には現生人類とあまり変わらない外見をしていたと考えられている。また、[[思春期]]に達して[[第二次性徴]]が現われるまではネアンデルタール人としての特徴はそれほど発現せず{{Sfn|赤澤|2005|pp=206-225}}、特に女性の場合には(ネアンデルタール人類に限らず、現生人類を含む全ての進化段階で)[[形質]]の特殊化が弱いと考えると、我々現生人類はネアンデルタール人から見て[[幼児]]的・女性的に見えたかもしれないとも指摘されている{{Sfn|アルスアガ|2008|pp=98-99}}。