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**「佐久間象山は物識りだったよ。学問も博し、見識も多少持っていたよ。しかし、どうも法螺吹きで困るよ。あんな男を実際の局に当らしめたらどうだろうか・・・。何とも保障ができない。顔つきからして既に一種奇妙なのに、平生緞子の羽織に古代模様の袴をはいて、如何にもおれは天下の師だというように、厳然と構えこんで、元来覇気の強いおとこだから、漢学者が来ると洋学を以て威しつけ、洋学者が来ると漢学を以て威しつけ、一寸書生が尋ねてきても、直きに叱り飛ばすという風でどうも始末にいけなかったよ」<ref>「海舟全集 第十巻」</ref>
**「あれだけの男で、随分軽率のチョコチョコした男だったが、時勢に駆られたからでもあろう」<ref>『海舟言行録』P130</ref>
 
*[[高杉晋作]] 「あれは一個の法螺吹きだ」<ref>「観樹将軍豪快録」</ref>
 
*[[石黒忠悳]]「先生は総髪にして、美しき鬚長く、色白くして、眼は四方白にて面長なり。年五十二なれど、打見には四十七八と見ゆ。白の下着の上に、丸に二ッ引の黒紋付の小袖を重ね、紫色の被布の如きものをその上に着し、短刀をその傍らに置き、身辺、書籍短銃、もしくは文具等雑然たり」<ref>「維新雑史考」</ref>
*[[伊藤博文]] 「佐久間の見識と東湖の見識とは大いに違う。佐久間は卓見家と云って宜い。学力は佐久間の方が深い。東湖も中々人物で、能く心を用いて景山公を補佐して、その功績は著しいものじゃ」<ref>『伊藤候井上伯山縣候元勲談』</ref>
 
*[[石黒忠悳]] 「先生は総髪にして、美しき鬚長く、色白くして、眼は四方白にて面長なり。年五十二なれど、打見には四十七八と見ゆ。白の下着の上に、丸に二ッ引の黒紋付の小袖を重ね、紫色の被布の如きものをその上に着し、短刀をその傍らに置き、身辺、書籍短銃、もしくは文具等雑然たり」<ref>「維新雑史考」</ref>
 
== 名の読み方に関して ==