「組紐屋の竜」の版間の差分

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基本的に口数が少なく謎めいた人物であるが、『[[必殺仕事人V]]』第12話「組紐屋の竜、[[忍者]]と闘う」で、元々は[[伊賀流]]の九十九一族に属していた抜け忍であることが判明した。組紐といえば伊賀の名産というところから、この設定になっている。この回で正体が判明する前にも一度、裏の仕事の際に屋根の上へ身軽に飛ぶ場面がある。そのスキルを生かして、殺しの的の偵察を行うことも多い。
 
恋愛に関しては抜け忍になる前に、同じ九十九一族の[[くのいち]] 初音([[野平ゆき]])と恋仲で、契りを交わしていた。一生、日陰暮らしの忍びで終わりたくないという竜の考えは彼女に理解してもらえず、竜は里から一人で逃亡。初音は一族の刺客として、竜の前に現れるが、まだ想いは断ち切れていなかったために、最後は竜を庇って死亡するという悲劇的な結末を迎えてしまう。その他、[[夜鷹]]の女や[[遊廓]]勤めの女に惚れられるが、竜自身は悪い気はしておらず、前述したような己の身の上もあってか、女の過去を気にするタイプでは無かった。因みに初音以外とは誰一人と性交しておらずストイックで肉体より女性の心を大事にするタイプである。惚れられた夜鷹は竜が葬った「金貸屋の六兵衛」の娘で夜鷹に陥ったのは自分の責任とも悩んだ(実際「仕事人V」で竜が六兵衛を仕留めている)。夜鷹には「もっと自分を大事しろ」と言い、遊郭女(仕事人V激闘編)には「お前には(女郎は)似合わねえよ」と言いつつ「この仕事がハナから似合う女なんか居ない」と返され竜は何も言い返せなかった。夜鷹最後に竜を庇って死亡・・・竜は狙われてるにも拘わらず自分の住処に戻り金子を持って夜鷹に父を殺したお詫びを含め晴着を購入したが、皮肉にも狙われてた竜を庇って殺される。この夜鷹の為に竜は仕事人でありながら初の自身が依頼人となった。
 
[[三味線屋の勇次]]と比較されることも多いが、普段の無口でクールな顔の裏で、若さ故に時折、熱くなる一面が見られることもある。勇次と違い、女性に対しても[[ストイック]]で、[[岡場所]]に行っても(依頼人の遊女に頼みの筋を聞く偵察が目的とはいうものの)女を抱かずに帰って来る始末。勇次、秀コンビの場合、秀は真面目なので、バランスが取れるが、相方の政も堅物で『[[必殺仕事人V・激闘編]]』は遊び人の壱([[柴俊夫]])を登場させる配慮がされている。