「凝固・線溶系」の版間の差分

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=== 線溶阻止物質 ===
*'''プラスミノゲン活性化阻止物質'''
*'''[[α1-アンチトリプシン|α<sub>1</sub>-アンチトリプシン]]''':第14染色体長腕末端(14q32)にマップされたSERPINA1遺伝子によりコードされる分子量約51000の糖タンパク質で、活性化されたプラスミンの作用を阻害する。この欠損によりCOPD([[慢性閉塞性肺疾患]])を発病する確率が上がることが知られているが、機序は不明である。
*'''α<sub>2</sub>-アンチプラスミン''':第17染色体短腕末端(17p13)にマップされたSERPINF1とSERPINF2遺伝子によりコードされる分子量59000の糖タンパクで、肝で合成され血流に放出される。血漿電気泳動ではα2グロブリンに属し、線溶阻止に果たす役割は上記のα<sub>1</sub>アンチトリプシンよりも大きい。
*'''トロンビン活性化性線溶阻止物質'''
 
=== 線溶系の異常 ===
そもそも侵襲を受けていない血管壁でも血栓の形成と線溶は絶えず繰り返されており、このバランスが崩れると様々な疾患を引き起こす。