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「2020年自由民主党総裁選挙」の版間の差分

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=== 主な候補者と派閥の動き ===
安倍政権下での「ポスト安倍」への期待を問う世論調査では、首相批判を繰り返す[[石破茂]]元[[自由民主党幹事長|幹事長]]がトップを走っており、これを警戒する[[安倍晋三]]首相や安倍の盟友の[[麻生太郎]][[副総理]]兼[[財務大臣]]（[[志公会|麻生派]]会長）は早くから[[岸田文雄]][[自由民主党政務調査会長|政務調査会長]]（[[宏池会|岸田派]]会長）への座禅譲を模索していた<ref name="jiji20200831">{{Cite news |title=主流派、菅氏に白羽の矢　派閥主導で石破氏封じ―自民総裁選 |newspaper=時事ドットコム|date=2020-08-31|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2020083000298|accessdate=2020-09-15}}</ref><ref name="asahi20200903">{{Cite news |title=「選挙の顔にならない」切られた岸田氏、「勝てる」菅氏|newspaper=朝日新聞|date=2020-09-03|url=https://www.asahi.com/articles/ASN936WNLN93UTFK00V.html|accessdate=2020-09-15}}</ref>ことから、安倍が辞意を表明した8月28日時点ではこの2氏を軸に総裁選が争われる見通しであると報じられた<ref>{{Cite news |title=岸田、石破両氏の争い軸　菅氏を推す声も　次期総裁選|newspaper=東京新聞|date=2020-08-29|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/51832/|accessdate=2020-09-15}}</ref>。
 
しかし、岸田は4月には[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルス]]対応の経済対策として、安倍とともに「減収世帯への30万円給付」を主導したが、[[二階俊博]]幹事長（[[志帥会|二階派]]）や[[公明党]]幹部らの反発を招いて「国民一律10万円給付」へと方針転換を余儀なくされるなどしたため、指導力を疑問視する声が党内で徐々に強まっており、麻生も「岸田は危機の時の総理じゃない」と周囲に漏らすようになっていた<ref name="asahi20200903" /><ref name="mainichi20200901">{{Cite news |title=総裁選は菅氏1強の構図に　“雪崩”起こした二階氏の力学|newspaper=毎日新聞|date=2020-09-01|url=https://mainichi.jp/articles/20200901/k00/00m/010/254000c|accessdate=2020-09-15}}</ref>。一方、過去に岸田と幹事長ポストを争ったこともある二階は6月以降、[[菅義偉]][[内閣官房長官]]に対し、「安倍さんの次はあんたしかない。総裁選に出たら応援する」と立候補を促していた<ref name="mainichi20200912">{{Cite news |title=「ここから水面下で」　菅氏支持へ自民党内「雪崩」を引き起こした密会の賭け|newspaper=毎日新聞|date=2020-09-12|url=https://mainichi.jp/articles/20200912/k00/00m/010/207000c|accessdate=2020-09-15}}</ref>。
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