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== 登場人物 ==
; エリ / 村瀬 栄理(むらせ えり)
: 現代日本の高校2年生。家族は父・母・弟の晃(コミカライズ番外編のすぺしゃるのみ登場)。
: ファインネル王国の苦境を憂慮したレックスにより、異世界に助力を求める際のサンプルとして情報収集の為だけに偶然選出される。しかし手持ちのデジタル腕時計と口八丁を駆使し、毎週日曜日の午前10時から夕方までの数時間限定の異世界トラベラーにまんまと収まってしまう。
: 性格は短気で見栄っ張り、食い意地が張っていて口が悪く、気が強い。しかし弁が立ち、観察眼・機転・悪運の強さ・手持ちの現代用品で、クルーガー達ゲリラ軍の危機を幾度となく救う事になる。だが一部ではその功績やイメージ戦略から救国の賢者として英雄視されているものの、近隣のバザールでは知らぬ者のない[[トラブルメーカー]]で有名でもある。身体能力は勿論、容姿も日本人女子としては平均的なものだが異世界では黒髪・黒い瞳が希少なので(異世界人に黒髪・黒い瞳の者がいないわけではない)、レックスに貰った会話イメージ伝達魔法具の[[サークレット]]と共に、ファインネル界隈でのエリの[[商標|トレードマーク]]となっている。
: 母の唱える学歴第一・学業最優先という主張に納得が出来ず、反発して高校からは寮生活を送っている為、偶の長期休みに実家へ帰って母と顔を合わせるのには辟易している。
: 成績は高校の抜き打ちテストで20点代を取るなどかなり悪い方だが、現代知識や異世界人の常識では考えられない行動を実行する事からラーディーからは「実は王族や賢者なのでは」と誤解されている。
 
=== ファインネル王国(人間) ===
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: ファインネル王国の第二十五代王位継承者。ギオラムの急襲によって父[[王]]を始め多くの近親者を亡くしており、王としての[[即位]]も後回しで、領地奪還・王国復興の悲願を胸にギオラム占領軍と戦っている。
: 金髪碧眼の美青年で剣の腕も立つ生え抜きの王族という世間知らずの為、傲慢な物言いはある。が、ギオラムとエリによって辛酸を嘗めさせられた経験から、柔軟な思考や広い視野、忍耐・寛容さ・自分の知らなかった国民達の生活を知り、治世者として大きく成長していく。エリに対しても、当初は物見遊山の姿勢に大いに反発していたが、[[香辛料]]の買い付けを頼んだのを期に訪問を許可。その知性や考え方に触れる内に少しずつ見方を変え、意識するようになってゆく。
: エリに対する好意は周りからは「今まで周りにいなかったタイプだから」と思われていたが、本人は至って本気で、プロポーズのつもりで「こちらの世界(異世界)に来るつもりはないか」とエリに告白するが…。
; レックス / レキサンドラ
: ファインネル王国の[[魔道士]]。その気弱さからエリの召喚時に付け込まれ、すっかり尻に敷かれて面倒見役を押し付けられてしまう。王城陥落時に多くの臣下が戦死して人手不足なゲリラ軍であるとはいえ、青年ながら首脳部に加えられる程に、魔道士としても参謀としても優秀な逸材。だが生来小心者であった事に加えて王城での惨劇が[[心的外傷|トラウマ]]となってしまい、戦時やギオラムを前にすると硬直して動けなくなっていたが、エリの影響と白翼の塔での初戦を経て、少しずつ自分の臆病さを克服してゆく。しかし最初の刷り込みからかエリには終始逆らえず、誰に対しても敬語の低姿勢で、パニックするといつも逃げ腰。
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: ファインネル王国古参の将軍。老体ながら[[剣術]]にも魔道にも長けた、クルーガーとレックスの師で、[[幕僚]]内では一目置かれている重鎮。策士ではあるが立場に反した気さくさ・柔軟さ・茶目っ気も備えた人物で、好々爺として時に皆をからかい、助言し、エリの影響力も敏感に察知している。戦時は、[[将軍]]職にありながら先頭に立って剣を揮い、強敵と切り結ぶ事に些細な喜びを感じる根っからの[[剣士]]。
; バイザー親衛隊長
: ファインネル王国の親衛隊長。エリは勿論、エリに感化されて羽目を外しがちになって来たクルーガーとレックス、マイペースなロッドゥェルのお目付け・説教役でとにかく口煩い壮年男性。初手からエリの無遠慮な物言いにも高圧的に対応した事で、エリ(更にエリを召喚した事でレックスにも)には顔を合わせれば嫌味を浴びせるようになる。実は美人に弱く、幻術で変身して人間の街に紛れ込んで来たラーディーに一目惚れするが、日頃の仕返しとばかりにエリとレックスが首脳陣に広めた事で周知と化しているので、何かと皆のからかいネタにされている。
: がっしりとした長身の短髪に髭面で、如何にも無骨な叩き上げの軍人。クルーガーや王国の将来を真摯に案じる忠義の士だが、堅物過ぎるきらいがあり、当のクルーガーに鬱陶しがられる事もしばしば。街での潜伏生活やエリの参入により、
 
=== ギオラム・バスカー(竜人) ===
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; ラーディー
: 結界実験都市で暮らす、ギオラムの女学者。奴隷狩りに攫われて[[競売]]に掛けられていたエリを、その向こう見ずなキレっぷりを気に入って、お手伝い兼人間研究の題材として衝動買いする。他生物を見下すのが常なギオラムにあって、人間に同じ知的生物としての関心を示して観察している希少な性格で、故に近所では専ら変わり者扱い。実は魔道士としても有能だが破格の魔力を調節するのが苦手で、同居人のエリの名前を覚えているのも苦手(当初は名前をコロコロ変えて呼んでいる)。白輝帝(ライラ・ギオラム)ゾムドの古くからの学友でもある。性格は至って温厚でマイペース。天然で鷹揚だが、意見は率直に言う。
: 青い肌をしているとしか大半の人間には見分けられないが、ギオラム内では絶世の美女で、外出の際はナンパ避けで顔半分を布で覆っている。人間への興味が高じてクルーガー達の街観察で紛れる為に纏った人間の幻術でも、ある誤解から金髪碧眼の清楚系美女として注目を集めていると再会したエリに教えられると、布を復活させている。が、後者の布や人間としての姿、翼はあくまで見えない・感触も誤魔化す幻術によるもので、なくなった訳ではない。エリの機転により人間の街では、ギオラム街で知り合った奴隷仲間で記憶喪失を戻す旅の途中として、互いの本性を明かさずにクルーガー達の世話になるようになる。よってバイザーの気持ちはエリに耳打ちされたものの、種族が違うので何とも想っていない(人間のオスに好意を持たれている、程度)
; 白輝帝(ライラ・ギオラム)ゾムド
: ファインネル城跡の結界実験都市、また派遣実験軍の総責任者。本国の黄金王(グレア・ギオラム)の皇弟でもあり、名の通りの銀白色の肌をしたギオラム。元より今回の計画には無謀だと反対しており、人間を見縊って何かと強引に事を運ぶ作戦を進言してくる部下には手を焼いている。学者肌の人物ではあるが戦況分析や観察眼にもきちんと優れており、人間側の意図や作戦をギオラム側では大抵真っ先に看破している。しかし元の経歴や、ロッドゥェルらの奇抜な作戦に慎重に対応する点が却って部下の軍人達に「軍事の素人」「臆病者」との誹りを招き、報告漏れや内部分裂の原因となっている。
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; 黄金王(グレア・ギオラム)ジグラド
: ギオラムの国―ヅェムドの皇帝で、ゾムドの実兄。
: 家臣には「偉大な皇帝」と崇拝されているが、実は内心では秀才のゾムドに対してコンプレックスを抱いており、「高位で仕事は忙しいものの、(本国における)実権が殆ど無い」役職に付ける事を主目的として、ファインネル王国における結界実験計画を強行した。ジグラドがゾムドへの感情を自覚した時には・・・。
 
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