「姫新線」の版間の差分

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|車両基地 = [[姫路鉄道部]]、[[岡山気動車区]]津山派出
|使用車両 = [[#使用車両|使用車両]]の節を参照
|路線距離 = 158.1  [[キロメートル|km]]
|軌間 = 1,067 1067 [[ミリメートル|mm]]([[狭軌]])
|線路数 = 全線[[単線]]
|閉塞方式 = 自動閉塞式(特殊)、<br />特殊自動閉塞式(電子符号照査式)
|保安装置 = [[自動列車停止装置#ATS-S改良形(ATS-Sx形)|ATS-SW]]
|電化方式 = 全線[[非電化]]
|最高速度 = 100 &nbsp;[[キロメートル毎時|km/h]]
|路線図 =
}}
'''姫新線'''(きしんせん)は、[[兵庫県]][[姫路市]]の[[姫路駅]]から[[津山駅]]を経て、最終的に[[岡山県]][[新見市]]の[[新見駅]]に至る[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)の[[鉄道路線]]([[地方交通線]])である。
 
== 概要 ==
[[ファイルFile:Hon-Tatsuno sta08n4272.jpg|thumb|キハ122・127系に施されている姫新線のシンボルマーク]]
[[ファイルFile:姫新線運賃表(2016).jpg|thumb|姫新線の岡山支社内の区間もラインカラー朱色で表示され、路線記号 K となっているが付けられた運賃表(本竜野駅)]]
[[津山盆地]]を経由して[[中国山地]]東部の山間を抜ける[[ローカル線]]で、沿線に[[湯郷温泉]]などの温泉地への入口[[林野駅]]、[[蒜山高原]]への入口[[中国勝山駅]]などがあり、[[山陽地方]]と[[山陰地方]]を結ぶ[[陰陽連絡路線]]の一つ中の1本でもある。しかし、1970年代(昭和50年代)後半以降は[[中国自動車道]]が開通して[[自家用自動車|自家用車]]や[[観光バス]]に観光客が転移し、JRの前身である[[日本国有鉄道]](国鉄)も[[高速バス]]([[中国ハイウェイバス]])を開業させたことから、姫新線は陰陽連絡路線や[[津山市]]と[[京阪神]]とを結ぶ役割を事実上喪失した。[[1989年]]の急行「[[スーパーはくと#みささ|みささ]]」・「[[スーパーはくと#みまさか|みまさか]]」廃止、さらに[[1994年]]の[[智頭急行智頭線|智頭急行線]]の開業により、以後は地域輸送が中心となっている。
 
姫路駅 - 上月駅間は[[西日本旅客鉄道近畿統括本部|近畿統括本部]]神戸支社[[姫路鉄道部]]の管轄であるのに対して、美作土居駅 - 新見駅間は岡山支社の直轄である。[[駅ナンバリング|路線記号]]として''' K '''が設定されている<ref name="jrw20140806">[http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/08/page_5993.html 近畿エリア・広島エリアに「路線記号」を導入します] - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2014年8月6日</ref>。[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]は[[赤とんぼ]]をイメージした[[朱色]]({{Color|#FF593E|■}})。このラインカラーと路線記号は、当初は近畿統括本部管内の姫路駅 - [[上月駅]]間のみが対象で、[[西日本旅客鉄道岡山支社|岡山支社]]では2015年度まで、別途支社独自に[[紫色]]のラインカラーを使用していた。2016年度に岡山・福山エリアとして別途路線記号とラインカラーが制定された際に姫新線に対してはこの導入対象とななかっ姫新線は外されたため、前述の朱色にKの路線記号・ラインカラーの適用対象が姫新線全線に拡大された<ref name="jrw_allmap">{{PDFlink|[http://www.jr-odekake.net/eki/pdf/index_all.pdf JR西日本全域路線図]}} - 2016年4月16日閲覧</ref>。しかし、この路線記号のKとラインカラーの朱色あくまで近畿エリアとして制定されたものであるため、岡山支社管内各駅では2016年改正時点において一部の駅の運賃表以外の旅客案内には使用されていなかった。2019年8月現在は、[[新見駅]]で地下連絡通路の1・2番のりばの案内看板を更新した際に使用されている(同様に[[芸備線]]の{{JR西路線記号|H|P}}も使用)。
 
21世紀に入ってから姫路付近では高速化のための路線改良が行われたなど、姫路付近では通勤通学路線の色合いが強くなってきた。余部 - 姫路間は姫新線の中では最大の列車運行本数であり、6時代から最終列車までの時間帯にかけては常に1時間に2本以上の運行が確保されている。また播磨新宮 - 姫路間の列車ならば始発列車から最終列車までの時間帯で常に1時間に1本以上、時間帯によっては1時間に3本程度の列車が運行されている。姫新線内の乗客も、この区間に集中している。そんな中、[[2016年]]3月26日から、ICカード「[[ICOCA]]」が姫路駅 - 播磨新宮駅間でのみ使用可能になっている<ref name="jrw_20151218">{{PDFlink|[http://www.westjr.co.jp/press/article/items/151218_02_keihanshin.pdf 平成28年春ダイヤ改正について]}} - 西日本旅客鉄道近畿統括本部 2015年12月18日</ref>。
 
ただ[[平成21年台風第9号|2009年]]・[[平成30年7月豪雨|2018年]]と、21世紀に入ってからの20年間だけで豪雨による大規模な被害を2回経験したように、[[異常気象]]による損害も目立ってきている。
姫路駅 - 上月駅間は[[西日本旅客鉄道近畿統括本部|近畿統括本部]]神戸支社[[姫路鉄道部]]の管轄、美作土居駅 - 新見駅間は岡山支社の直轄である。
 
=== 路線データ ===
* 管轄(事業種別):西日本旅客鉄道([[鉄道事業者#第一種鉄道事業者|第一種鉄道事業者]])
* 路線距離([[営業キロ]]):158.1km1&nbsp;km
* [[軌間]]:1067mm:1067&nbsp;mm
* 駅数:36(起終点駅含む)
** ただし姫新線所属駅に限定した場合、山陽本線所属の姫路駅と伯備線所属の新見駅が除外され<ref>『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』[[JTB]]、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。</ref>、34駅となである。
* 複線区間:なし(全線[[単線]])
* 電化区間:なし(全線[[非電化]])
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** 東津山駅 - 新見駅:岡山総合指令所津山派出
* 最高速度:
** 姫路駅 - 上月駅間 100km100&nbsp;km/h
** 上月駅 - 新見駅間 85km85&nbsp;km/h
 
== 沿線概況 ==
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{{BS|BHF|27.6|[[千本駅]]||}}
{{BS|BHF|31.2|[[西栗栖駅]]||}}
{{BS|TUNNEL1||[[相坂トンネル]] 689m689&nbsp;m||}}
{{BS|BHF|36.6|[[三日月駅]]||}}
{{BS|hKRZWae|||[[千種川]]|}}
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}}
=== 姫路駅 - 上月駅間 ===
全般的には、田畑や民家が点在する地域である。姫路市内と本竜野駅・播磨新宮駅周辺では市街地・住宅地が広がっており、[[余部信号場]]辺りから太市駅 - 本竜野駅間のトンネルまでと、播磨新宮から先の区間は比較的田園部を走行する。沿線には、[[兵庫県立姫路飾西高等学校]]や[[姫路市立琴丘高等学校]]・[[兵庫県立龍野北高等学校]]・[[兵庫県立佐用高等学校]]などの高校があり、これらの高校への通学客も利用する。
 
高架駅の姫路を出ると程なく[[山陽電気鉄道本線]]を跨ぎ、少しの区間は[[山陽本線]]と並行して進み右に曲がって、さらに高い高架の[[山陽新幹線]]をくぐる。そして冑山神社がある冑山を南に迂回し、この冑山の真南付近で高架から地上に降てから冑山の北を抜けてきた山陽新幹線の高架をくぐる。それから姫路の市街地を北西方向に進んでいく。真っ直ぐ進んで右手に[[国道2号]]が見えると[[高岳神社]]の最寄り[[播磨高岡駅]]、さらに[[夢前川]]を渡って右に曲がると[[余部駅]]に着く。余部駅を出て左に曲がり姫路市の郊外を、ほぼ真西へと進む。[[姫路西バイパス]]をくぐると、[[太市駅]]でその先から、[[山陽自動車道]]沿いを並行して走り、[[兵庫県道5号姫路上郡線|県道5号線]]をくぐって、トンネルを抜けると[[たつの市]]に入る。たつの市に入って山を抜けると右手に工場群を見、[[林田川]]を渡ると、開発された住宅地や[[イオン竜野店]](旧ダイエー竜野店)などの商業施設を見ながら、たつの市の中心駅である[[本竜野駅]]に着く。ここから先は田畑が点在する中、家も多く[[中学校]]や[[幼稚園]]がある。
 
たつの市に入って山を抜けると右手に工場群を見、[[林田川]]を渡ると、開発された住宅地や[[イオン竜野店]](旧ダイエー竜野店)などの商業施設を見ながら右の曲がり、たつの市の中心駅である[[本竜野駅]]に着く。ここから先は田畑が点在する中で民家も多く、中学校や小学校や幼稚園などもある。
本竜野駅を出ると[[揖保川]]沿いを北上し、[[東觜崎駅]]を過ぎると、揖保川の鉄橋を渡って揖保川沿いを走り、[[播磨新宮駅]]に着く。播磨新宮駅を出ると田畑が続く中、民家も点在する。[[千本駅]]を過ぎると[[国道179号]]に並行し、栗栖川沿いに走ると[[西栗栖駅]]。[[相坂トンネル]]をくぐる。そして、志文川沿いの区間を通る山がちな区間に入る。この辺りは路盤も悪い上に冬場は[[霧]]が発生するというネックがある。そして[[三日月駅]]に着くが、この駅では早朝から朝9時台に限り姫路方面へ行く列車と行き違いをする。三日月駅を出るとカーブが多くなり田畑や民家は所々にある程度になる。夏に限り車窓に[[ヒマワリ]]畑も見ながら[[播磨徳久駅]]に到着する。播磨徳久駅からは山の中を走り抜け、[[智頭急行]][[智頭急行智頭線|智頭線]]と並走して[[天然記念物]]の[[イチョウ|大イチョウ]]の横を通ると[[佐用駅]]に到着する。佐用駅では、普通津山行きと接続する場合もあるが第2土曜や第4土曜に限り、保守工事のため一部の列車が運休となる。佐用駅を出ると左に曲がって智頭急行線と並行して進み、それが高架に上がる横を姫新線はそのまま地平を進む。そして姫新線は右に曲がって智頭急行線の高架をくぐり西へ向かう。佐用川を2回渡り上月駅に着く。
 
本竜野駅を出ると[[揖保川]]沿いを北上し、[[東觜崎駅]]を過ぎると[[觜崎の屏風岩]]付近で揖保川の鉄橋を渡ってり、さらに揖保川沿いを走り北上し揖保川から西へ離れ始めて[[播磨新宮駅]]に着く。播磨新宮駅を出ると揖保川の支流の栗栖川に沿うように進む。この付近は、田畑が続く中、民家も点在する。[[千本駅]]を過ぎると[[国道179号]]に並行し、栗栖川沿いに走ると[[西栗栖駅]]で、分水嶺の下を貫く[[相坂トンネル]]をくぐる。そしてり栗栖川の流域から離れ千種川水系の志文川の支流沿いの区間を通る山がちな区間に入る。この辺りは路盤も悪い軟弱である上に冬場は[[霧]]が発生するというネックがある。そして、これまで走ってきた志文川の支流と志文川の本流との合流点付近にある[[三日月駅]]に着くが、この駅では早朝から朝9時台に限り姫路方面へ行く列車と行き違いをする。三日月駅を出ると暫く志文川に沿うように進むが、カーブくない区間であ田畑や民家は所々にある程度になる。夏に限り車窓に[[ヒマワリ]]畑も見ながら、志文川からは離れて千種川を渡ると[[播磨徳久駅]]に到着する。播磨徳久駅からはトンネルで山のを走り抜け、[[智頭急行]][[智頭急行智頭線|智頭線]]と並走して[[天然記念物]]の[[イチョウ|大イチョウ]]の横を通ると、千種川水系の佐用川近くの[[佐用駅]]に到着する。佐用駅では、普通津山行きと接続する場合もあるが第2土曜や第4土曜に限り、保守工事のため一部の列車が運休となにされる。佐用駅を出ると左に曲がって智頭急行線と並行して進み、それが高架に上がる横を姫新線はそのまま地平を進む。そして姫新線は右に曲がって智頭急行線の高架をくぐり西へ向かう。佐用川を2回渡り[[上月駅]]に着く。
この区間は後述する[[#姫新線高速化事業|高速化事業]]により、[[カント_(路線)|カント]]修正・[[枕木]]のコンクリート化などが行われている。
 
この区間は後述する[[#姫新線高速化事業|高速化事業]]により、[[カント_(路線)|カント]]修正・[[枕木]]のコンクリート化などが行われていた区間である。
 
=== 上月駅 - 津山駅間 ===
上月駅から先は1両、多くても2両編成で走る。上月駅を過ぎると[[国道179号]]沿いに進み、万ノ峠トンネルを抜けると、そこは兵庫県からではなく岡山県に入であり、千種川の集水域からも離れる。[[美作土居駅]]を過ぎ、ここから先は[[中国自動車道]]も並走する。中国自動車道の高架が見えて、[[吉井川]]水系の吉野川を渡ると[[美作江見駅]]である。美作江見駅からは美作台地の谷間を抜けるため、平坦な路線に変わる。右手に中国自動車道の[[楢原パーキングエリア]]が見えると[[楢原駅]]で、しばらく中国自動車道に沿って進み、吉井川水系の梶並川を渡って左に曲がると、近隣に[[湯郷温泉]]があり、かつて林野城や[[三星城]]があった[[林野駅]]に着く。[[勝央町]]に入り、宿場町であった[[勝間田駅]]を過ぎ、そのまま西進して[[西勝間田駅]]を過ぎると[[津山市]]に入り、[[美作大崎駅]]を過ぎ、この区間唯一の20km20&nbsp;km/h規制があった後、切通しを抜けて[[津山盆地]]に入る。中国自動車道の[[津山インターチェンジ]]が北側に見えたあたりからスーパーマーケットやホームセンターなどが多く見られるようになり、吉井川水系の加茂川を渡り[[因美線]]と合流しながら[[東津山駅]]へ。そして[[吉井川]]を渡り、右手に[[作陽高等学校]]が見えると、津山市の中心駅である[[津山駅]]に着く。
 
津山駅は[[津山線]]と、運転系統上は因美線の列車も発着しており、岡山県北部の交通の要衝である。しかし、駅前からは市内を走る路線バスはもちろん、大阪方面行きの[[中国ハイウェイバス]]や京都・東京方面へ向かう高速バスが運行されており、鉄道よりもバスの発着の方が賑やかな駅である。
 
=== 津山駅 - 新見駅間 ===
津山駅近辺は比較的なだらかな土地を走るが、しばらくすると山岳地帯に入る。いくつ何本かの川沿いを走るが、野川・熊谷川・大畑川・小坂部川など複数の川をまたいでいる。斜面の山林が崩れているところ場所や、急峻な崖で落石の危険性があるところ場所が数か所あり、そのようなところ場所でかなりの徐行運転を行っている。途中駅は山間の集落の中の駅が多い。
 
津山駅を出ると左手に姫新線のほかに、津山線や因美線の気動車が集う岡山気動車区津山派出所を見ながら、しばらく津山線と線路別複線で進む。津山線が左に分かれて行き、姫新線は右に曲がって[[吉井川]]を渡る。津山市を西に吉井川に沿って進むと[[院庄駅]]で、ここまで並行していた国道179号と別れて、ここからは[[国道181号]]と並行して進む。[[久米川 (岡山県)|久米川]]に沿って進み、右手に久米工業団地が見えると[[美作千代駅]]である。次の[[坪井駅]]を出ると、[[真庭市]]に入って[[美作追分駅]]がある。左手に中国自動車道の[[落合ジャンクション]]を見て、[[米子自動車道]]をくぐる。中国自動車道と共に南西方向に進んでいき、[[美作落合駅]]を過ぎると、右に90度急カーブして進路を北に取り、[[旭川 (岡山県)|旭川]]に沿って進む。ずっと旭川に沿って北上して[[古見駅 (岡山県)|古見駅]]を過ぎると、目木川を渡って[[久世駅]]で、ここからしばらく国道181号線と旭川に沿って西へ向かって進むと、真庭市の中心駅である[[中国勝山駅]]に到着する。
 
中国勝山駅を出ると旭川を渡り、国道181号と別れて左に曲がってり、複数のトンネルをくぐりながら南下して[[月田駅]]で、そこから先は右に曲がって西に進路を取り、月田川と絡み合いながら進んでいく。[[富原駅]]を過ぎ、分水嶺を貫く傍示トンネルを抜けて新見市に入り、[[刑部駅]]に達する。ここから先は[[高梁川]]の集水域であり、ここを南西方向に向けて走り、[[丹治部駅]]を過ぎると左手に中国自動車道が見えて、しばらく並行して進み、少し離れたところ高梁川水系の熊谷川を渡り[[岩山駅]]に着く。岩山駅を出ると中国自動車道をくぐって、共に右に曲がって熊谷川に沿って進む。新見の市街地に入って[[国道180号]]と交差して[[高梁川]]を渡って左手から[[伯備線]]が近づいてくると新見駅に到着する。
 
== 運行形態 ==
[[第二次世界大戦]]の前後の一時期には、[[芸備線]]と一体のダイヤが組まれ、大阪駅・姫路駅 - 津山駅 - 新見駅 - [[備後落合駅]] - [[三次駅]] - [[広島駅]]間を通しで運転する列車が設定されていたことがあったものの<ref>[http://www.pionet.ne.jp/~geibisen/history/index.html 芸備線の歴史] - 芸備線対策協議会</ref>、そのような運行形態ではなくなった。また1989年3月10日をって、急行「[[スーパーはくと#みささ|みささ]]」・「[[スーパーはくと#みまさか|みまさか]]」が廃止されて以来、当路線に別途料金が必要な列車は運転されていない。
 
21世紀における姫新線の運転系統はおおむね姫路駅 - 佐用駅・上月駅間、佐用駅 - 津山駅間、津山駅 - 新見駅間の3つに分割さており、[[ワンマン運転]]が行われている。全線を通して運転される列車はない<ref>姫路駅 - 新見駅間を直通する普通列車は山陽本線・[[伯備線]]経由なら朝に姫路発新見行きが1本ある。逆の新見発姫路行きはない。</ref>。中には佐用発新見行き・中国勝山発美作江見行きがあるほか他に、播磨新宮駅で乗り換えが必要列車もある。
 
後述の高速化事業の完成により、2010年3月13日のダイヤ改正から2年間のみ試験的に増発された。
 
2017年6月20日時点のダイヤ<ref>交通新聞社 『JR時刻表』2017年7月号</ref>では、姫路駅 - 播磨新宮駅間で日中1時間に2本、播磨新宮駅 - 佐用駅間(一部は上月駅発着)は1 - 2時間に1本運行されている。朝夕を中心に車両基地「姫路鉄道部」(余部駅 - 太市駅間に立地)への出入りを兼ねた姫路駅 - 余部駅間の系統も設定されており、2015年3月14日の改正で、平日朝に1往復区間運転が増発(昼前の列車は土曜・休日のみに変更)された<ref>{{Cite press release |title=平成27年春ダイヤ改正について |publisher=西日本旅客鉄道 |date=2014-12-19 |url=http://www.westjr.co.jp/press/article/items/141219_00_keihanshin_kai.pdf |format=PDF |accessdate=2017-07-16 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20141219160006/http://www.westjr.co.jp/press/article/items/141219_00_keihanshin_kai.pdf |archivedate=2014-12-19}}</ref>(昼前のものは土曜・休日のみに変更)された
 
2001年3月3日のダイヤ改正以前までは佐用駅まで1時間に1本程度の運転であったため、正確には当時の水準まで列車本数が戻ったことになる。2010年3月12日までは姫路駅 - 播磨新宮駅間でおおよそ1時間に1本程度(姫路駅 - 本竜野駅間は2本)、播磨新宮駅 - 佐用駅間は2時間に1本程度であった。また、朝の姫路行きに1本だけ、本竜野駅 - 姫路駅間ノンストップの列車が運転されていた。この列車は、『JR時刻表』などでは通過駅のある普通列車として扱われており、方向幕にも「快速」表記はなかったが、実際の駅掲示時刻表を含めた駅での案内は快速列車として扱われていた。試験増発が終了した2012年3月17日のダイヤ改正で、姫路駅 - 播磨新宮駅間の本数はほぼ据え置かれたが、播磨新宮駅 - 佐用駅間では1 - 2時間間隔に見直された。姫路駅 - 播磨新宮駅間は最大4両(平日最終など)、佐用駅・上月駅を発着する列車は1両(単行)あるいは2両編成である。国鉄時代は姫路駅の最終は23時20分ごろであり、その後2001年3月2日までは23時台後半(終着駅の播磨新宮駅到着は日付を跨ぐ)であった。
 
2001年3月3日のダイヤ改正以前までは佐用駅まで1時間に1本程度の運転であったため、正確に結局は当時の水準まで列車本数が戻ったことにな形である。2010年3月12日までは姫路駅 - 播磨新宮駅間でおおよそ1時間に1本程度(姫路駅 - 本竜野駅間は2本)、播磨新宮駅 - 佐用駅間は2時間に1本程度であった。また、朝の姫路行きに1本だけ、本竜野駅 - 姫路駅間ノンストップの列車が運転されていた。この列車は、『JR時刻表』などでは通過駅のある普通列車として扱われており、方向幕にも「快速」表記はなかったが、実際の駅掲示時刻表を含めた駅での案内は快速列車として扱われていた。試験増発が終了した2012年3月17日のダイヤ改正で、姫路駅 - 播磨新宮駅間の本数はほぼ据え置かれたが、播磨新宮駅 - 佐用駅間では1 - 2時間間隔に見直された。姫路駅 - 播磨新宮駅間は最大4両(平日最終など)、佐用駅・上月駅を発着する列車は1両(単行)あるいは2両編成である。国鉄時代は姫路駅の最終は23時20分ごろであり、その後2001年3月2日までは23時台後半(終着駅の播磨新宮駅到着は日付を跨ぐ)であった。
上月駅 - 津山駅間は1日10往復程度と運転本数が少なくなり、2時間以上運行のない時間帯がある。津山駅 - 中国勝山駅間は1 - 2時間(上り中国勝山発津山行きは3時間以上ない時間帯あり)に1本程度、中国勝山駅 - 新見駅間は2 - 3時間に1本程度(1日8往復:日曜日・祝日は7往復)である。
 
上月駅 - 津山駅間は1日10往復程度と運転本数が少なくなり、2時間以上運行のない時間帯すらある。津山駅 - 中国勝山駅間は1 - 2時間(上り中国勝山発津山行きは3時間以上ない時間帯あり)に1本程度、中国勝山駅 - 新見駅間は2 - 3時間に1本程度(1日8往復:日曜日・祝日は7往復)である。
佐用駅以西では朝晩を中心に、一部の駅を通過する快速運転も行われている。これらの快速列車は、線内で使われる車両の[[方向幕]]に「快速」を含むパターンが少ないこともあり、方向幕には行先のみを掲出、前面窓に「快速」(白地に赤文字)と記載された方向板を挿入して運転されていた。[[2019年]]頃、方向幕の更新が行われ、「快速 佐用」「快速 津山」と、表示されるようになった。
 
佐用駅以西では朝晩を中心に、一部の駅を通過する快速運転も行われている。これらの快速列車は、線内で使われる車両の[[方向幕]]に「快速」を含むパターンが少ないこともあり、方向幕には行先のみを掲出、前面窓に「快速」(白地に赤文字)と記載された方向板を挿入して運転されていた。[[しかし2019年]]方向幕の更新が行われ、「快速 佐用」「快速 津山」と、表示されるようになった。
[[戦前]]・[[戦後]]の一時期には、[[芸備線]]と一体のダイヤが組まれ、大阪駅・姫路駅 - 津山駅 - 新見駅 - [[備後落合駅]] - [[三次駅]] - [[広島駅]]間を通しで運転する列車が設定されていたことがあった<ref>[http://www.pionet.ne.jp/~geibisen/history/index.html 芸備線の歴史] - 芸備線対策協議会</ref>。
 
== 使用車両 ==
すべ全線非電化のため、全て[[気動車]]で運転されている。
* [[JR西日本キハ127系気動車|キハ122・127系]]:姫路駅 - 上月駅の高速化事業のためにキハ40・47形に代わって投入された新型車両で、同区間で運用されている<ref name="railj20120718">鉄道ファン2012年7月号「JR車両ファイル2012」p.18 </ref>。車体には、姫新線色である「赤とんぼ」をイメージした朱色の帯が施されている。
* [[JR西日本キハ120形気動車|キハ120形]]:佐用駅 - 新見駅で運用されている<ref name="railj20120718" />。[[機関 (機械)|エンジン]]の大出力化や[[列車便所|トイレ]]の増設などの改修がされている。
* [[国鉄キハ40系気動車 (2代)|キハ40形・キハ47形]]:[[岡山気動車区]]のワンマン対応車両が、津山駅 - 新見駅で運用されている。キハ40形は主に津山 - [[中国勝山駅|中国勝山]]の区間列車に使用されているが、キハ47形は津山発中国勝山行きの最終列車と、翌朝の中国勝山発新見行きの始発列車と、その折り返しの津山行きのみの運用になっていであ
<gallery>
ファイルFile:JRwest Kiha127.jpg|主に姫路周辺で運用される、キハ127系気動車
ファイルFile:Kishin-Line Kiha120.jpg|キハ120形気動車
ファイルFile:JRW kiha47 1038.jpg|津山以西で運用される、キハ47形気動車
</gallery>
 
== 姫新線高速化事業 ==
[[ファイルFile:Kiha122 Itoigawa 20080920.JPG|thumb|高速運転に対応すべく姫新線に投入されたキハ122系]]
姫路駅 - 上月駅間では、[[たつの市]]に事務局を置く姫新線姫路上月駅間電化促進期成同盟会<!--高速化起工当時はこの名称 http://web.pref.hyogo.jp/governor/documents/000076605.pdf-->(姫新線利用促進・活性化同盟会の前身)が沿線自治体などで結成され、高速化工事が実施された。2006年度から2009年度までの期間で地上設備工事を2007年7月28日に起工し、2010年3月13日に完工した。枕木の[[プレストレスト・コンクリート|PC]][[枕木]]化や[[カント (路線)|カント]]改良のほか以外にも、余部駅・太市駅・本竜野駅・東觜崎駅には[[安全側線]]が設置された。この結果、最高速度も85kmが85&nbsp;km/hから100km100&nbsp;km/hに引き上げられた。また100km100&nbsp;km/h運転対応できる新型車キハ122・127系気動車の営業運転が2009年3月14日から開始されており、高速化工事の完成後には100km100&nbsp;km/h運転が開始され、所要時間を姫路駅 - 播磨新宮駅間で8分、姫路駅 - 上月駅間で18分短縮した。事業費は約80億円となであり、JR西日本と県、沿線自治体が負担し、工費の一部をまかなうための募金活動も行われた<ref>2007年5月1日付神戸新聞 地域ニュース面</ref><ref>{{PDFlink|[http://web.pref.hyogo.jp/governor/documents/000076605.pdf JR姫新線輸送改善事業 着工記念式典の開催について]}} - 兵庫県</ref>。ほか他に、2010年3月13日に本竜野駅が、同年9月12日に播磨新宮駅が[[橋上駅舎|橋上駅]]化された。
 
この工事の完了後の2010年度から、姫新線姫路上月駅間電化促進期成同盟会は姫新線利用促進・活性化同盟会と改称し、JR移管後最多の延べ利用者数であった298万人超えを目標とした「チャレンジ300万人乗車作戦」を展開して利用促進を図った結果、2015年度に目標であった300万人を超えて、301万人を達成した<ref name="kobe-np20160526">[http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201605/0009120224.shtml - 姫新線V字回復300万人台に高速・増便化奏効] - 神戸新聞、2016年5月26日</ref><ref>[http://www.sankei.com/region/news/160527/rgn1605270054-n1.html JR姫新線、34年ぶり300万人突破 沿線取り組みでV字回復] - 産経ニュース、2016年5月27日</ref>。
 
== 利用状況 ==
[[File:姫新線平均通過人員(2015年度時点改訂版).png|thumb|姫新線平均通過人員推移 <br/>データで見るJR西日本より作成]]
姫新線では、2010年3月から2012年3月まで行われた社会実験により、姫路駅 - 播磨新宮駅間で上下16本、播磨新宮駅 - 上月駅間で上下6本が増発された。この社会実験により、2010年度の乗客数は256.6万人、2011年度は272.8万人に増加し<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0005045795.shtml 姫新線の増便実験 乗客数増加も目標達成に不安] - 神戸新聞、2012年5月12日</ref>、2015年度には高速化工事後の目標人数であった300万人を超え301万人となり活動6年で目標値を超え<ref>[http://mainichi.jp/articles/20160526/ddl/k28/020/531000c 昨年度 301万人運ぶ 活動6年で目標超え] - 毎日新聞、2016年5月26日</ref><ref name="kobe-np20160526" />、その翌年である'''2016年度'''にも年間乗⾞⼈車人員310万人と順調に増加している<ref>{{PDFlink|[http://www.city.tatsuno.lg.jp/kouhohisho/documents/20170501teirei-2.pdf JR姫新線年間乗⾞⼈車人員310万を達成! - たつの市定例記者会見資料]}} - たつの市平成29年5月市長定例記者会見</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.city.tatsuno.lg.jp/kouhohisho/documents/201705_all.pdf 年間乗車人員300万人が維持されました - 広報たつの2017年5月10日発行]}} - たつの市ふるさと創生部広報秘書課広報広聴係</ref>
 
* [[輸送密度|平均通過人員]]'''(2015年度)'''<ref>{{PDFlink|[https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2016_08.pdf データで見るJR西日本2016 - 区間別平均通過人員および旅客運輸収入(平成27年度)]}} - 西日本旅客鉄道</ref>
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=== 姫新線 ===
* [[1936年]](昭和11年)[[10月10日]]:作備線・因美線 東津山駅 - 津山駅間を姫津線に編入、姫路駅 - 新見駅間、津山駅 - 津山口駅間(支線)が'''姫新線'''となる改称
* [[1944年]](昭和19年)[[6月1日]]:[[津山線#歴史|中国鉄道]]国有化により、支線 津山駅 - 津山口駅間 (1.9km) が津山線に編入。
* [[1947年]](昭和22年)[[12月11日]]:戦後巡幸により[[お召し列車]]が姫新線を走
* [[1954年]](昭和29年)[[10月1日]]:楢原駅が開業。
* [[1958年]](昭和33年)[[4月1日]]:古見駅が開業。
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** [[12月12日]]:美作追分 - 美作落合間の踏切でバスと衝突する[[踏切障害事故]]([[日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#姫新線列車バス衝突事故|姫新線列車バス衝突事故]])が発生。
* [[1963年]](昭和38年)10月1日:西勝間田駅が開業。
* [[1967年]](昭和42年)4月11日:岡山県での[[全国植樹祭]]の開催により、お召列車が姫新線を走
* [[1971年]](昭和46年)3月25日:姫新線からSL列車が撤退。
* [[1986年]](昭和61年)11月:[[列車集中制御装置]] (CTC) が導入。
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* [[2001年]](平成13年):姫新線全線にてワンマン運転を開始
* [[2002年]](平成14年)[[8月8日]]:中国勝山駅に留置中の気動車2両の[[手歯止め|車輪止め]]を乗務員が設置し忘れ、当該列車が夜中に勝手に走り出す事故が発生。
* [[2007年]]-[[2008年]]頃:組織改正により津山鉄道部が廃止され、上月駅(構内除く)- 新見駅(構内除く)間が岡山支社の直轄になる変更<ref>『[http://pamph.jr-odekake.net/view_pamph2.php?client_id=jr-west&book_id=jrdata2007 データで見るJR西日本 2007] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100325062601/http://pamph.jr-odekake.net/view_pamph2.php?client_id=jr-west&book_id=jrdata2007 |date=2010年3月25日 }}』には記載されているが、『[http://pamph.jr-odekake.net/view_pamph2.php?client_id=jr-west&book_id=jrdata2008 データで見るJR西日本 2008] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20120403082734/http://pamph.jr-odekake.net/view_pamph2.php?client_id=jr-west&book_id=jrdata2008 |date=2012年4月3日 }}』には記載されていない</ref>。
* 2008年(平成20年)[[12月22日]]:姫路駅付近約1.3km)3&nbsp;kmの区間が高架化。
* [[2009年]](平成21年)
** [[3月14日]]:姫路駅 - 上月駅間において、キハ122・127系気動車が営業運転を開始。
** [[8月10日]]:[[平成21年台風第9号|台風9号]]接近に伴う豪雨で佐用駅 - 上月駅間の盛土が流され、播磨新宮駅 - 美作江見駅間が不通となる<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/gou09/0002220505.shtml 県西・北部豪雨 鉄道・バスの被害状況] {{webarchive|url=https://archive.is/20120803100612/http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/gou09/0002220505.shtml |date=2012年8月3日 }} - [[神戸新聞]] 2009年8月10日</ref>。
** [[8月12日]]:不通区間でバス代行を開始<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/gou09/0002226550.shtml 姫新線、復旧見通し立たず バスの代替運行始まる] {{webarchive|url=https://archive.is/20120804035108/http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/gou09/0002226550.shtml |date=2012年8月4日 }} - 神戸新聞 2009年8月12日</ref>。
** [[8月21日]]:播磨新宮駅 - 佐用駅間で運転再開<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/gou09/0002261956.shtml 播磨新宮‐佐用間、JR姫新線が一部運転再開] {{webarchive|url=https://archive.is/20120804235842/http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/gou09/0002261956.shtml |date=2012年8月4日 }} - 神戸新聞 2009年8月21日</ref>。バス代行区間は佐用駅 - 美作江見駅間となるに短縮
** [[10月5日]]:佐用駅 - 美作江見駅間で運転再開し、全線で運転再開<ref>[http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/gou09/0002421097.shtml 豪雨被害のJR姫新線 約2カ月ぶりに全線復旧] {{webarchive|url=https://archive.is/20120803090229/http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/gou09/0002421097.shtml |date=2012年8月3日 }} - 神戸新聞 2009年10月5日</ref>。
* [[2010年]](平成22年)
** [[2月7日]]:姫路駅 - 上月駅間の閉塞方式を特殊自動閉塞式(電子符号照査式)から単線自動閉塞式(特殊)に変更。
** [[2月14日]]:姫路駅 - 上月駅間で[[自動進路制御装置]] (PRC) 使用開始<ref>[http://www.kyosan.co.jp/product/product08-20.html 株式会社京三製作所 京三サーキュラーVOL.61 2010 No.2] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20130320082355/http://www.kyosan.co.jp/product/product08-20.html |date=2013年3月20日 }} - [[京三製作所]]</ref>。
** [[3月13日]]:高速化事業完成により、姫路駅 - 上月駅間で最高速度100km100&nbsp;km/hで運転開始<ref>{{Cite news |title=姫新線の姫路〜上月間が高速化 本竜野駅は橋上に |newspaper=神戸新聞 |date=2010-03-14 |url=http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0002781571.shtml |publisher=神戸新聞社 |accessdate=2017-07-16 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100317131534/http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0002781571.shtml |archivedate=2010-03-17}}</ref>。
* [[2015年]](平成27年)3月14日:路線記号が本格導入開始<ref>[http://railf.jp/news/2015/03/16/153000.html JR西日本で路線記号の本格使用が始まる] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース、2015年3月16日。</ref>。
* [[2016年]](平成28年)
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** 6月1日:組織改正により、姫路CTCセンターは大阪総合指令所姫路指令所に、岡山輸送指令所津山派出は岡山総合指令所津山派出に改組。
* [[2018年]](平成30年)
** 7月5日:[[平成30年7月豪雨]]の影響により、津山駅 - 新見駅間が不通となる<ref name="milt001243188">{{PDFlink|1=[http://www.mlit.go.jp/common/001243188.pdf#page=50 平成30年台風第7号及び前線等による被害状況等について(第7報) ]}} - 国土交通省 災害情報、2018年7月7日 5:00現在</ref>。
** 7月6日:豪雨が続き、上月駅 - 津山駅間も不通となる<ref name="milt001243188" />。
** [[7月21日]]:佐用駅 - 上月駅 - 津山駅間で快速バス・各駅停車バス、津山駅 - 新見駅間で各駅停車バスによる代行輸送開始<ref name="jrokayama20180728">{{Cite web |date=2018-07-28|url=http://www.westjr.co.jp/press/article/items/180728_00_okayama.pdf|title=各線区の運転状況について|publisher=西日本旅客鉄道岡山支社|accessdate=2018-07-28|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180728035041/http://www.westjr.co.jp/press/article/items/180728_00_okayama.pdf|archivedate=2018-07-28}}</ref>。
** [[8月10日]]:上月駅 - 津山駅間の運転を再開。代行輸送区間を津山駅 - 新見駅間に短縮<ref name="sanyo766634">{{Cite news |date=2018-08-10|url=http://www.sanyonews.jp/article/766634|title=姫新線が一部区間で運行再開 上月―津山間で36日ぶり|newspaper=山陽新聞|accessdate=2018-08-10|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180810104948/http://www.sanyonews.jp/article/766634|archivedate=2018-08-10}}</ref>。
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|[[西日本旅客鉄道]]:[[ファイルFile:Shinkansen-W.png|17px|■]] [[山陽新幹線]]・{{rint|ja|wkao|size=17}} [[山陽本線]]([[JR神戸線]]・相生方面)・{{rint|ja|wkaa|size=17}} [[赤穂線]]<ref group="*" name="ako">赤穂線の正式な起点は山陽本線[[相生駅 (兵庫県)|相生駅]]だが、播州赤穂からの列車はすべて姫路駅に乗り入れている</ref>・{{rint|ja|wkj|size=17}} [[播但線]]<br />[[山陽電気鉄道]]:[[山陽電気鉄道本線|本線]] …[[山陽姫路駅]]
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|rowspan="14" style="width:1em; line-height:2;"|[[兵庫県]]
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|西日本旅客鉄道:{{rint|ja|wsb|size=17}} [[因美線]]<ref group="*">運転系統上は、因美線の列車は運転系統上はすべて津山駅に乗り入れている形であ</ref>
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|西日本旅客鉄道:{{rint|ja|wsv|size=17}} [[伯備線]]・{{rint|ja|whp|size=17}} [[芸備線]]<ref group="*" name="geibi">芸備線の正式な起点は伯備線[[備中神代駅]]だが、運転系統上は全列車新見駅に乗り入れている</ref>
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{{西日本旅客鉄道近畿統括本部}}
{{西日本旅客鉄道岡山支社}}
{{DEFAULTSORT:きしんせん}}
[[Category:近畿地方の鉄道路線|きしん]]
[[Category:中国地方の鉄道路線|きしん]]
[[Category:西日本旅客鉄道の鉄道路線|きしん]]
[[Category:日本国有鉄道の鉄道路線|きしん]]
[[Category:兵庫県の交通]]
[[Category:岡山県の交通]]