「奈良漬け」の版間の差分

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奈良漬けは保存性が高いが、多くの[[漬物]]は、長期保存が可能なため、季節を問わずに使用できる保存食の野菜漬として、栽培技術や冷蔵設備が未発達な時代には重要視された{{Sfn|朝倉|2016|pp=2-3}}。[[長崎県]][[大村市]]の500年以上前から伝わる[[押し寿司]]の[[大村寿司]]では、昔は奈良漬けを使用した寿司もあった<ref>[https://item.rakuten.co.jp/naraduke/c/0000000248/ 2013年5月奈良漬「春日大名漬」:寿司と奈良漬け]2020年5月25日閲覧</ref>。また[[ウナギ|鰻]]の蒲焼きの箸休めとしても定番となっており、鰻を食べた後に口に残る脂っこさを奈良漬けが拭い去り、口をさっぱりとさせる効果がある<ref name="大百科">漬物大百科『[http://www.cool-s.net/naraduke.php 奈良漬け(奈良)] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140912134946/http://cool-s.net/naraduke.php |date=2014年9月12日}}』(2010年5月7日閲覧)</ref>。胃の働きを活発にし胸焼けを抑えたり、[[脂肪]]の分解、[[ビタミン]]や[[ミネラル]]の吸収を助けるなどの効果があるとも言われている<ref name="大百科"/>。
 
なお、奈良漬けを多量に食べた後に車両等を運転すると[[酒気帯び運転]]となる場合があるので、食後に運転する予定がある場合は注意する必要がある。ただし、アルコール健康医学協会によると、[[アルコール]]度数5%の奈良漬けの場合は約60切れ(約400g)400[[グラム|g]])もの量を食べなければ基準値に達しないということである。また、[[公益財団法人]][[交通事故総合分析センター]]の実験によると、奈良漬け50gを食べた20分後に行なった走行実験では呼気中のアルコール濃度はゼロであり、走行にも影響を与えていない<ref>[https://web.archive.org/web/20090129112027/http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090124/dst0901241305004-n1.htm 飲酒運転摘発逃れに悪用-「奈良漬」60切れ食べなきゃ無理]([[産経新聞]]、2009年1月24日)</ref>。酒気帯び運転で逮捕されて当初は「奈良漬けを食べた」と供述した事例でも、後の調べで飲酒していたことが判明している<ref>[https://web.archive.org/web/20130618081248/http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/01/08/kiji/K20090108Z00001770.html 奈良漬400切れ相当!飲酒運転偽装もバレた]([[スポーツニッポン]]、2009年1月8日)</ref>。
 
== 法的規格 ==