「ハドラー (ダイの大冒険)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
13行目:
 
== 人物 ==
人称は「俺」、バーンと対面しているときに稀に「私」を使う。かつては魔王の名に相応しい極悪非道の人物で、人間を家畜以下の存在と見下し、虐殺することも何とも思っていなかった。ただし戦場においては自らも先陣を切って出陣しており、ザボエラのように自分は安全な場所にいて部下のみを危険な目に合わせるなどといったことは好まない<ref>劇場アニメ『[[ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ!!新生6大将軍]]』では豪魔軍師ガルヴァスを「'''自分と違い'''卑怯なことを平気でやる」と評しており、卑怯な手段は良しとしない性格であることが明言されている。</ref>。アバンは魔王時代のハドラーを残酷で、人間に酷いことをしていたがまだ自分の手で行なっていた。戦士としての誇りがあり、最低限の戦いのルールは遵守していた、[[ポップ (ダイの大冒険)|ポップ]]やクロコダインは「残酷だが卑怯じゃない」「ほめられた人格ではないが酷い策謀家でもない」と評しており、正々堂々と戦う点では敵方からも一定の評価を受けている。戦闘においても一対一の戦いを好み、新魔王軍においてもアバンを1人で倒しに来たり、ヒュンケルとの戦いでも[[一騎討ち]]を展開した。新魔王軍においては、バーンという絶対的存在を抱いたために自らの地位に執着するようになり、[[バラン (ダイの大冒険)|バラン]]とダイを出会わないように画策するなどの策を弄するようになる。
 
部下に対しては、自分を裏切って勇者に門を潜らせたバルトスを制裁として処刑するなど失態を犯した者には容赦ない。一方で、働きの良い者は相応に厚遇しており、ブラスに魔法の筒を託したり、先のバルトスも人間の子を育てるという酔狂を黙認したりと、組織の長としての器量もそれなりに持っている。魔軍司令時代は、ヒュンケルから皮肉を言われても怒りを抑えたり、バーンがヒュンケルをダイ打倒に向かわせたために他の軍団長に無駄足を踏ませてしまったことを詫びたりと、味方に対しては丁寧な態度で振舞っている。しかし、ヒュンケルから露骨に反抗的な態度をとられたり、バルジ島で戦死した際にフレイザードから嘲られたりと、あまり人望はなかった。六大軍団の崩壊後は本人の心境の変化もあって部下の親衛騎団から厚い忠誠を誓われており、ハドラーも彼らを信頼するとともに、六大軍団は最強のメンバーだったが自分が野望と保身しか考えていなかったせいでダイたちに勝てなかったと魔軍司令時代を反省している。