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{{観点|date=2020年2月}}
 
'''LIMEX'''(らいめっくす)はTBM社の登録商標および同社の製品群の名称である。
 
== 概要 ==
=== 由来 ===
もともとTBM社は、台湾の「Run Men Environment Friendly Paper Product社(龍盟社)」が製造していたものを{{sfn|特開平11-277623|1999}}、Keeplusという商品名で販売していた{{sfn|ストーンペーパーKeeplus(キープラス)の特性と可能性|2011}}。LIMEXは、KeeplusをベースにTBM社で改良して製造販売を始めたものである。なお、Run Men社の日本国内特許は出願のみで権利化されていない{{sfn|特開平11-277623|1999}}。
 
=== 原料 ===
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== 問題点と批判 ==
TBM社はLIMEXをエコロジーな[[持続可能な開発目標|SDGs]]に適応する製品と主張しているが{{sfn|LIMEXの紙代替}}、ストーンペーパーは環境負荷が低いとは言えないという指摘がなされている{{sfn|Stone Paper, Not as Recyclable as You Might Think}}{{sfn|This Paper Is Made From Stone, But It Isn't Exactly Eco-Friendly}}{{sfn|緊急連載「石灰石ペーパー類」は本当にエコか(上)|2019}}。
 
=== リサイクル ===
LIMEXの主成分は炭酸カルシウムと熱可塑性樹脂のため、古紙の回収やプラスチックの回収サイクルにのせることはできない{{sfn|Stone Paper, Not as Recyclable as You Might Think}}。プラスチック混入により出来上がった再生紙の品質が下がり、炭酸カルシウムが製紙汚泥になる{{sfn|緊急連載「石灰石ペーパー類」は本当にエコか(中)|2019}}。またストーンペーパー類が多量に入るとパルパーで目詰まりを起こすことがあり、操業を停止して取り除く必要がある{{sfn|緊急連載「石灰石ペーパー類」は本当にエコか(中)|2019}}。
 
公益財団法人古紙再生促進センター(東京・中央区)が発行する『古紙ハンドブック2019』には、禁忌品A類に「ストーンペーパー(プラスチックと鉱物でつくられているので、正確には紙でない)」と記載されている{{sfn|緊急連載「石灰石ペーパー類」は本当にエコか(中)|2019}}。LIMEXなどストーンペーパーが古紙から再生紙を生成する工程に混ざると、スクリーンや配管を詰まらせる原因となりうる{{sfn|緊急連載「石灰石ペーパー類」は本当にエコか(中)|2019}}。このため「再生紙の製造工程にLIMEXが混入すると迷惑」(大阪府の再生紙工場)という声もある{{sfn|緊急連載「石灰石ペーパー類」は本当にエコか(中)|2019}}。TBM社も「'''LIMEXを既存の紙(古紙回収)やプラスチックの回収ルートに混ぜないでください'''」と記載している{{sfn|LIMEXのリサイクル}}。
 
=== 環境負荷 ===