「ペルオキシダーゼ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
20行目:
[[過酸化水素]]を基質とするものが多いが、過酸化[[脂質]]など有機過酸化物に対する活性が強いものもある。
 
基質特異性は、酵素によって異なる。例えば [[西洋ワサビペルオキシダーゼ]]([[:w:Horseradish peroxidase|Horseradish peroxidase]], HRP)の場合、いろいろな有機化合物が電子供与体や受容体として働く。これは、活性部位が酵素の外から近づきやすい場所にあり、多くの物質が反応できるからである。一方、[[シトクロムcペルオキシダーゼ]] は、電子供与体として[[シトクロム|シトクロムc]] を選択的に用いる。これは、活性部位が立体的に遮蔽された場所にあり、他の分子は十分に近づけないからである。なお、シトクロムcペルオキシダーゼは可溶性で精製しやすいので、[[シトクロムc酸化酵素]]のモデルとして研究されている。
 
==生体内での役割==