「ロシア連邦軍」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
契約軍人加筆
145行目:
ロシア軍では、軍内での[[いじめ]]、[[殺人]]などの犯罪行為が後を絶たず、ロシアの徴兵制はロシア国民の間で非常に評判が悪く、若者の間では[[兵役逃れ]]が蔓延している<ref group="注">[[ウラジーミル・プーチン|プーチン]]首相と[[セルゲイ・イワノフ|イワノフ]]元国防大臣、そして彼らの息子達2人は、全てが大学での軍事教練を選んで兵役を逃れた。</ref>。2004年には徴兵忌避率が90%以上<ref group="注">徴兵忌避率はロシア全体で90.5%、大都市部では97%にのぼる。</ref>に達したとイワノフ国防相が発言した<ref name = "ロシア軍・国防省改革の現状">[[江畑謙介]]「ロシア軍・国防省改革の現状」『軍事研究』2009年1月号</ref>など、ロシアの徴兵制は形骸化が進み、もはや破綻寸前であるという評価もある<ref>{{cite news |title=ロシアが名門以外の大学生に軍事教育を義務化 破綻の危機に直面する徴兵制、頭をひねる政府幹部… |newspaper=[[日本ビジネスプレス]] |date=2014-2-20 |url=http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39982 |accessdate=2014-2-22|author=小泉悠}}</ref><ref>{{cite news |title=兵士がいない! 岐路に立つロシアの徴兵制 軍隊内でのいじめや殺人が頻発、職業軍人化も進まない |newspaper=日本ビジネスプレス |date=2010-11-25 |url=http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4914 |accessdate=2014-3-7|author=小泉悠}}</ref>。
 
徴兵制度の機能不全や[[少子化]]のため、2014年度は100万人の定数に対して約77万人(充足率77%)まで落ちていたが、2019年には約90万人となっている。また[[志願制度]]主体への移行を進めており、下士官・兵卒が対象の契約軍人の数は徴兵の数を2015年には上回った<ref>令和2年版防衛白書 第I部わが国を取り巻く安全保障環境 第2章諸外国の防衛政策など 第4節ロシア 2安全保障・国防政策</ref>。この士官を除く[[職業軍人]]数は38万4千人で[[下士官]]は100%が志願制となった<ref name=mofa_russia_data />。
 
== 軍改革 ==