「テクノ歌謡」の版間の差分

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厳密な定義はなく、[[シンセサイザー]]や[[打ち込み]]などを多用した歌謡曲を指す。前述のシンセサイザーや打ち込みの音が「[[テクノポップ|テクノ]]らしさ」を感じさせる事が特徴である。
 
[[テクノ・ポップ]]隆盛後、[[細野晴臣]]、[[坂本龍一]]、[[大村憲司]]、[[白井良明]]といったいわゆるテクノ・ポップ系のミュージシャンが、[[アイドル歌謡]]に楽曲提供をした曲を後年「テクノ歌謡」と呼ぶようになった。
 
[[コルグ]]や[[ヤマハ]]の[[シンセサイザー]]や[[シモンズ]]の[[シンセドラム]]が日本の音楽界に実験的に導入され、[[1977年]][[サウスポー (ピンク・レディーの曲)|ピンク・レディー]]の『[[サウスポー (ピンク・レディーの曲)|サウスポー]]』のイントロに挿入された[[アメリカ]][[ポラード]]社製のシン・ドラム(SYN-DRUMS)の音響が「歌謡界のテクノ化」の嚆矢とされる。
 
[[1980年]][[筒美京平]]が[[榊原郁恵]]に『[[ROBOT (榊原郁恵の曲)|ROBOT]]』を提供、[[船山基紀]]による「バブルガムテクノ」([[高橋幸宏]])的アレンジにより、一般に「テクノ歌謡」を認知させた。
 
ただし、その後[[1990年代]]以降は、シンセサイザーや打ち込みを使った音楽[[歌謡曲]]は珍しくなくなり、「テクノ歌謡」という区分は消滅することとなる。
 
1999年、[[P-vineヴァイン]]が「テクノ歌謡」という括りで、[[矢倉邦晃]]・[[安田謙一]]の監修により、各大手レコード会社のテクノ歌謡曲を収録したCDを8枚発売する。このCDシリーズによりテクノ歌謡という語と概念が世間に知られるようになる。P-vineヴァイン、翌2000年にもテクノ歌謡シリーズのCDを数枚発売している。同社のCDは、これまで過小評価され埋もれていた1980年代の曲およびアーティストの再発見・再評価を促すきっかけとなった。
 
2005年には[[イエロー・マジック・オーケストラ|YMO]]のメンバーが作詞・作曲・プロデュースを手がけた楽曲を収録した[[イエローマジック歌謡曲]]と、YMO以外の作詞・作曲・プロデュースによる楽曲を収録した「[[テクノマジック歌謡曲]]」が発売され2006年には[[ムーンライダーズ]]が手がけた楽曲を収録したCDシリーズムーンライダーズのいい仕事!が発売され。両作品共に、テクノ歌謡の代表例が収録されている。
 
== 参考文献 ==
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==関連項目==
*[[テクノ・ポップ]]
*[[ハートブレイク太陽族]]
*[[シンセポップ]]
*[[ニュー・ウェイヴ (音楽)]]
*[[ハートブレイク太陽族]]
*[[CMソング]]
*[[音楽]]・[[歌謡曲]]・[[ポピュラー音楽]]