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=== アルミニウム ===
[[日本]]で消費される[[アルミニウム]]のうち、約70%は新地金であり、残りの約30%は[[リサイクル]]されたものである。アルミニウム([[ボーキサイト]])の精錬には大量の電力を使うため、電力価格上昇などで価格競争力が失われ、[[日本のアルミニウム精錬]]は2014年3月末で幕を閉じた。ほとんどの会社は電気料金の安い[[ブラジル]]や[[中東]]などで精錬している。アルミニウムのスクラップからリサイクルして地金を作るほうが、ボーキサイトから精錬するより価格面で有利なため、[[空き缶]]などのスクラップから再生産されている。
 
=== 銅 ===
銅もまたスクラップ原料が多用されており、銅地金製造過程、銅製品製造過程でも種々使用されている。銅製錬に於いては、欧州や日本製錬が銅スクラップを多用する。嘗ては転炉における冷材としての使われ方がメインであったが、昨今硫化鉱における硫黄分の上昇、それに伴う銅精鉱品位の低下による銅分補填という意味合いが大きくなっている。一方、銅電線や銅管、その他伸銅品においてもコスト削減の観点から市中のリサイクル原料が一定量使用されている。とりわけ、黄銅棒においては黄銅ダライ粉等スクラップ原料が原料の大半を占めている。
 
=== 金 ===