「中間径フィラメント」の版間の差分

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[[File:Epithelial-cells.jpg|thumb|[[上皮細胞]]の[[共焦点レーザー顕微鏡]]画像。赤く染まっているのが、中間径フィラメントの一つ[[ケラチンフィラメント]]。]]
[[File:Intermediate filament.svg|thumb|中間径フィラメントの構造。上から[[単量体]]、[[二量体]]、[[四量体]]。]]
'''中間径フィラメント'''(ちゅうかんけいフィラメント、intermediate filament)は、[[細胞骨格]]を構成する[[フィラメント]]成分の一つであり、[[マイクロフィラメント|アクチンフィラメント]]と[[微小管]]ミオシンフィラメントの中間の太さ(10nm)である。まことからこの名がつい。引っ張りに強く細胞に構造強度を与える。デスモソームを介して他の細胞との結合を形成し組織強度を高めている。ほかに核膜の補強として[[細胞核|核]]を囲む篭状の構造(核ラミナ)をなしている。細胞骨格の3つのフィラメントの中で最も丈夫で溶けにくい繊維である。[[<ref>{{Cite book|title=Essential細胞生物学 原著第3版 P.572-577|核]]を囲む形で篭状の構造をとり、核を固定する働きをしている。date=|year=|publisher=南江堂}}</ref>
 
中間径フィラメントには、[[ケラチンフィラメント]]、[[ニューロフィラメント]]、[[デスミン]]、[[ビメンチン]]、神経膠細線維性酸性蛋白質([[GFAP]])などがあり、細胞の種類によって、どの中間径フィラメントを持つかが決まっている(=[[細胞]]特異性がある)。また中間径フィラメントは以下のように分類されている。