「ディフェンダー (サッカー)」の版間の差分

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[[1980年代]]は、[[クラウディオ・ジェンティーレ]]に代表される相手フォワードのマンマークをするセンターバック同然の守備専業サイドバックが多かった。しかし、[[1990年代]]から戦術の進化に伴い高い守備能力を維持したまま機を見た攻撃参加を行うサイドバックが主流となり、[[パオロ・マルディーニ]]や[[ビセンテ・リザラズ]]などが台頭した。そして[[2000年代]]には守備能力を犠牲にしても、[[フォワード (サッカー)#詳細なポジション|ウィング]]同然の余りある攻撃能力に特化したサイドバックが誕生し始め、ブラジル代表の[[ロベルト・カルロス]]や[[カフー]]に代表されるブラジル型サイドバックが一世を風靡した。[[2010年代]]にはさらなる戦術の進化により、ミッドフィールダーと遜色のない高度なテクニックを兼ね備え、[[ミッドフィールダー#サイド・ミッドフィールダー|サイド・ミッドフィールダー]]のように攻撃の組み立てにも関与するタイプが登場し始め、[[マルセロ・ヴィエイラ・ダ・シウヴァ・ジュニオル|マルセロ]]や[[ダニエウ・アウヴェス]]、[[フィリップ・ラーム]]が有名となった。またこの時期には、[[ジョゼップ・グアルディオラ|ジョセップ・グアルディオラ]]がサイドバックに対し、攻撃時に中央のボランチの位置に入って組み立てに関与する役割を持たせる戦術を採用し、注目を集めるようになった。こうした役割を持つサイドバックを日本では「偽サイドバック」(英語のInverted Full-back を意訳したもの)と呼ぶようになった。偽サイドバックの役割を与えられた選手として、[[ダヴィド・アラバ]]、[[ファビアン・デルフ]]、[[オレクサンドル・ジンチェンコ]]が挙げられる<ref>この戦術自体は1990年代後半に[[ヨハン・クライフ]]がバルセロナで採用している様子が確認できるが、この時はあまり日本で注目されなかったようである。[[アルベルト・フェレール]]が今の偽サイドバックの役割を果たしていた。</ref>。
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==