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マンネリ化した[[スウィング・ジャズ]]<ref>ベニー・グッドマン、デューク・エリントンらによる、踊らせることが主体の娯楽音楽</ref>に飽きた、あるいは、本来の即興演奏が好きなジャズの演奏家たちが、ライヴハウスや演奏主体の飲食店の閉店後に、[[ジャム (音楽)|ジャム・セッション]]をしていて、そこから発展し生まれたとされる。ビバップの登場により、それまで大衆音楽・娯楽音楽のみを演奏するとみなされていた黒人音楽が、「芸術音楽」も演奏できると認識を改めさせる契機となった。
 
最初に決まったテーマ部分を演奏した後、[[和音|コード]]進行に沿った形でありながらも、自由な[[即興演奏]]<ref>httphttps://music.stackexchange.com/...questions/22726/what-improvisational-tech...techniques-were-employed-by-thelonious-monk-and-charlie-par</ref>(アドリブ、インプロヴィゼーション)を順番に行う形式が主となる。基本的には、コード構成音や音階に忠実にアドリブ演奏しながらも、テーマのメロディーの原型をとどめないくらい、長めのインプロヴィゼーションが導入された演奏となっていった。そのため、技術的に優れた演奏が多い反面、長いアドリブのために、アドリブ自体が主体になってしまう側面があった。原曲からかけ離れたり、複雑化しライブごとに演奏の出来が大きく異なるといった現象も起こった。また、スウィングのように娯楽のための音楽、ダンスのための音楽から、当事者にとっては演奏することが目的となった音楽、聞く側にとっては踊ることはできず、聴くだけの音楽になってしまったとの批判もあった。
 
== ビバップの音楽理論 ==