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[[1997年]]『白髪の唄』で第37回[[毎日芸術賞]]受賞、以降は文学賞を一切辞退している。その後左右相次いでの眼の故障もあり(この経験は『聖耳』などの作品にも書かれている)、[[2005年]]に芥川賞選考委員を「執筆に専念する」として辞任。朗読会や講演も多数行っている。以降の作品に『辻』『白暗淵(しろわだ)』などがある。
 
『折々の馬たち』などの作品にも伺えるように、熱烈な[[競馬ファン]]としても知られる。エッセイのみならず、自身の居住区付近の[[馬事公苑]]を散策したり、その近辺で見かけたとおぼしい馬から喚起される想念など、競馬にまつわる描写が作品に登場することも少なくない。晩年まで[[日本中央競馬会]]の機関誌『[[優駿]]』に[[エッセイ]]を連載したり、[[デイリースポーツ]]紙上でGI競走の当日に自らの予想を寄稿していたこともある。
 
2020年2月18日午後8時25分、肝細胞癌のため東京都内の自宅で死去<ref>{{Cite news2|title=「内向の世代」の作家 古井由吉さん死去 82歳「杳子」で芥川賞、「栖」「白髪の唄」|newspaper=デジタル毎日|date=2020-02-27|url=https://mainichi.jp/articles/20200227/k00/00m/040/117000c|agency=毎日新聞社|accessdate=2020-02-27}}</ref><ref>{{Cite news2|title=作家の古井由吉さんが死去 濃密な文体、内向の世代:|url=https://www.sanyonews.jp/article/988488|newspaper=山陽新聞デジタル|agency=山陽新聞社|accessdate=2020-02-27|language=ja}}</ref>。{{没年齢|1937|11|19|2020|2|18}}。