「アレクサンドリアのヘシュキオス」の版間の差分

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[[File:Hesychii Dictionarium. (in Greek- - Upper cover (c66g17).jpg|thumb|220px|ヘシュキオスの辞典(スイス版、16世紀)。]]
 
'''アレクサンドリアのヘシュキオス'''({{lang-grc-short|Ἡσύχιος ὁ Ἀλεξανδρεύς}}, {{ラテン翻字|el|Hēsychios ho Alexandreus}}, {{lang-en-short|Hesychius of Alexandria}})は、おそらく5世紀または6世紀の[[ギリシア]]の[[文法学者]]・[[辞典編纂者]]である。おそらく以前過去の辞者の著作を吸収することにより<ref>E. Dickey, Ancient Greek Scholarship (2007) p. 88.</ref>、後代まで生き残った珍しくかつ曖昧な[[ギリシア語]]の珍しい語彙を含む最も豊かな[[典]]を編纂した<ref name=":0">{{Cite book|和書|title=辞書の世界史|year=1999|publisher=朝日出版社|author=[[:en:Jonathon_Green|ジョナサン・グリーン]]著、[[三川基好]]訳|isbn=978-4022573841|date=|pages=60}}</ref>
 
== 著書 ==
『あらゆる単語のアルファベット順のコレクション』({{el|Συναγωγὴ Πασῶν Λέξεων κατὰ Στοιχεῖον}}, {{ラテン翻字|el|Synagōgē Pasōn Lexeōn kata Stoicheion}})というタイトルの著書には、50,000を超えるエントリ、固有の珍しい単語、語形、[[成句]]の豊富なリスト、それらの意味の説明、および多くの場合、それらの単語を使用した著者あるいはそれらの単語が使われていたギリシアのへの参照が含まれている。それゆえこの書は古代ギリシアの[[方言]]の研究や、一般的に古典文学の著者復元全般特に変とりった言葉け珍しい単語を多用した[[アイスキュロス]]や[[テオクリトス]]のような[[詩人]]のテキスト著作の復元において大いに価値がある。
 
ヘシュキオスの多くの[[形容辞]]や成句の説明は、古代人の宗教や社会生活に関する多くの重要な事実もまた明らかにしてくれる。