「中国伊斯蘭教協会」の版間の差分
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書誌情報 |
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{{Infobox 組織
|名称
|正式名称 = 中国伊斯兰教协会
|英文名称 = China Islamic Association
|ロゴ
|ロゴサイズ =
|ロゴ説明
|画像
|画像サイズ = 250px
|画像説明
|地図
|地図サイズ =
|地図説明
|地図2
|地図2サイズ =
|地図2説明
|略称
|愛称
|名の由来 =
|標語
|前身
|合併先
|後継
|設立
|設立者
|設立地
|解散
|合併元
|種類
|地位
|目的
|本部
|所在地
| 緯度度 = |緯度分 = |緯度秒 =
| 経度度 = |経度分 = |経度秒 =
|会員数
|言語
|事務局長 =
|幹部呼称 = <!-- 既定値:「会長」 -->
|幹部氏名 =
|人物
|機関
|加盟
|提携
|関連組織 =
|予算
|スタッフ = <!-- 職員数 -->
|ボランティア =
|ウェブサイト = {{url|http://www.chinaislam.net.cn|www.chinaislam.net.cn}}
|補足
|旧称
|注記
}}
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==現況==
協会の規約には入会条件や資格などは記載されておらず、どのような手続きを踏めば入会できるか明らかにされていない。よって会員数は不明である<ref name="澤井2011"/>。しかし、[[中華人民共和国国務院|国務院]]によると、公認された教職者は5万7000人、信者数は約2000万人である<ref name="佐藤">{{Cite journal|和書|author=佐藤千歳 |title=宗教の「利用」から「監督」への後退
===組織===
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[[胡錦涛]]の引退に伴い、2012年に[[習近平]]政権が発足した。2015年の中央統一戦線工作会議において、習近平は「宗教中国化」を掲げ、イスラームを含めた各宗教が中華文化に歩み寄るように求めた。さらに、翌2016年4月には「全国宗教工作会議」が開催され、宗教の社会主義社会への適応を積極的に指導することを表明した。このような習近平の宗教政策は、基本的には江沢民政権から続くものと同じであるが、「中華民族の伝統文化」に宗教が適応するように求めた点は以前の政権と異なっている<ref name="佐藤"/>。また、2019年には習近平政権は2022年までに講義を通じて社会主義の価値観や法律をムスリムに教え、イスラームを「中国化」する計画を発表した。
協会はそのような習近平政権の意向を受け、中国各地にその計画を伝えた。しかし、協会は「イスラームの進行や習慣は変えない」としている<ref>{{Cite web|url=https://www.asahi.com/articles/ASM175Q48M17UHBI01L.html|title=イスラム教を「中国化」
====ウイグルへの対応====
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協会は中国とエジプトの協力事業の一環で[[アズハル大学]]にイマーム訓練を行うために留学生を派遣した。留学生はアズハル大学で2か月間のイマーム訓練を受け、そのほかにもクルアーンやハディース学などアズハル大学のカリキュラムを受けた<ref>{{Cite web|url=http://gate.ahram.org.eg/News/2285349.aspx|title=الجمعية الإسلامية الصينية تشيد بدور الأزهر في تدريب الأئمة الصينيين|date=2019-09-23|accessdate=2020-09-27|publisher=[[アルアハラム]]|language=ar}}</ref>。
協会は1955年から不定期に、1985年からは中国の開放改革の一環として頻繁に、[[ハッジ]]を行うためのマッカ巡礼団を組織した<ref name="mei"/>。1993年、協会が一括手配してマッカ巡礼団を組織するのを中央政府が認めた。2007年には巡礼者は1万人を超えた<ref name="拓殖">{{Cite journal|和書|author=スレイマーン張|title=平成23年度イスラーム講演会開催
===ハラール認証===
協会の主となる活動のひとつに、ムスリムが食べることを許されている[[ハラール]]{{Refnest|group="注"|ハラールは、中国では「清真」と呼ばれている<ref name="農水省">{{Cite report|和書|author=[[三菱UFJリサーチ&コンサルティング]]|title=平成26年度ハラール食品に係る実態調査事業|publisher=[[農林水産省]]}}</ref>。}}を証明するための「ハラール認証」がある<ref name="農水省"/>。統一されたハラール認証規格は存在せず、認証はそれぞれの農場や工場がある地域の協会の傘下イスラ―ム組織によって行われることが多いが、全国規模で出荷する大企業の場合は協会が認証をする場合がある。協会はマレーシアのハラール認証機関であるJAKIMから認証を受けている。各地域のイスラーム組織は国外のイスラーム組織から認証を受けている場合があり、例えば山東省伊斯蘭教協会や河南省伊斯蘭教協会はJAKIMの認証を受けている。中国企業がマレーシアへハラール食品を輸出する際にはこれらいずれかの協会からの認証を受ける必要がある<ref>{{Cite web|url=https://lin.alic.go.jp/alic/month/domefore/2016/nov/wrepo06.htm|title=中国の牛肉需給動向 ~需給の現状と構造改革の取り組み~|accessdate=2020-09-26|publisher=[[農畜産業振興機構]] 調査情報部 国際調査グループ}}</ref><ref>{{Cite report|和書|title=日本産農林水産物・食品輸出に向けた ハラール調査報告書|url=https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07001665/report_201405_rev.pdf|author=[[日本貿易振興機構]]農林水産・食品部
2014年10月、協会はハラール食品に関する訪問団を台湾へ派遣し、台湾のイスラーム組織である[[中国回教青年会]]と台湾政府の支援によって設立されたハラール認証団体の台湾清真産業品質保証普及推進協会(THIDA)と交流した<ref>{{Cite report|和書|author=清水勝彦|title=台湾と中国の宗教交流を中国の統一戦線工作から考察する|url=http://www.tenri-u.ac.jp/tngai/taiwan/07shimizu.pdf|publisher=天理台湾学会}}</ref>。
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=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
{{DEFAULTSORT:ちゆうこくいすらむきようきようかい}}▼
[[Category:中国のイスラム教]]
[[Category:中国の組織]]
[[Category:イスラームの組織]]
▲{{DEFAULTSORT:ちゆうこくいすらむきようきようかい}}
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