「関電トンネル電気バス」の版間の差分

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== 概要 ==
関電が[[2018年]]まで運営していた[[無軌条電車]]([[トロリーバス]])の路線('''関電トンネルトロリーバス'''、正式名称:関電トンネル無軌条電車<ref>[http://www.kurobe-dam.com/news/10021636_18931.html 関電トンネル無軌条電車 平成29年度 安全報告書]</ref>)を引き継いだもので、[[2019年]]から[[電気バス]]による営業運行を行っている<ref name="nbs">{{Cite news|url=https://www.fnn.jp/posts/3189NBS|title=立山黒部アルペンルート全線開通 電気バスが運行開始 長野|newspaper=[[長野放送]]|date=2019-04-15|accessdate=2019-04-20}}</ref>。関電のグループ企業が運営する[[関電アメニックス#北アルプス交通|北アルプス交通(関電アメニックス)]]や[[黒部峡谷鉄道]]と違い異なり、本路線は関電の黒四管理事務所運輸課による直営である<ref>{{Cite web|url=https://www.kepco.co.jp/brand/mirai_switch/vol7/|work=かんでんホンネトーク ミライスイッチ Vol.07|title=え!?関電が鉄道事業? 今年で最後のトロバスに迫る|publisher=関西電力株式会社|accessdate=2018-12-05}}</ref>。
 
関電トンネルは扇沢駅から505m505 mの地点に位置し、黒部ダム駅はトンネル内部にある{{Sfn|吉川文夫|1994|p=34}}。
 
使用される車両は[[ジェイ・バス]]製の[[日野・ブルーリボン]]をベースとした[[ノンステップバス]]で<ref name="tateyamagirl">{{Cite web|url=http://tateyamagirl2450.blogspot.com/2018/07/blog-post_25.html|work=立山ガール日記|title=【初公開!】関電電気バス トロリーに変わり来春から運行!!|publisher=[[立山黒部アルペンルート]]オフィシャルガイド|date=2018-07-25|accessdate=2019-04-21}}</ref>、15台が配備されている。車載[[集電装置|パンタグラフ]]経由で蓄電池に充電する方式で、扇沢の乗り場に設置された充電設備により、10分間で急速充電する。主電動機は三相[[同期電動機]]で、トロリーバスの約2倍の出力となる<ref name=":1">{{PDFlink|[http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/pdf/0828_2j_01.pdf 関電トンネルトロリーバスと電気バスの仕様等]}} - 関西電力株式会社(2017年8月28日)</ref>。最高速度は50 km/h<ref name=":1" />。トロリーバス時代と比べて座席数は36席から33席に減ったものの、定員は72名から80名に増加している<ref name=":1" />。車体は[[飛騨山脈|北アルプス]]の雪に着想を得た白を基調色とし<ref name="chunichi">{{Cite news|url=https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20190412/CK2019041202000012.html|title=アルペンルート、電気バス視界良好 15日運行開始|newspaper=[[中日新聞]]|date=2019-04-12|accessdate=2019-04-21}}</ref>、「黒四」にちなんだ黒色の線が4本入っている<ref name="tateyamagirl" />。また、退役したトロリーバス車両から取り外した関電の[[社章]]が前面に取り付けられている<ref name="chunichi" />。車内の[[つり革]]のデザインは、黒部ダムのマスコットキャラクターである猫「くろにょん」をモチーフにしている<ref>{{Cite web |url=https://www.kurobe-dam.com/news/news_20190409_2.html |title=関電トンネル電気バスのつり革デザインについて |website=黒部ダム |publisher=関電アメニックス |accessdate=2020-11-10}}</ref><ref>{{Cite news|url=http://webun.jp/item/7549174|title=「くろにょん」つり革登場 関電トンネル電気バス|newspaper=[[北日本新聞]]|date=2019-03-20|accessdate=2019-04-21}}</ref>。[[バックミラー]]は湿度の高いトンネル内の[[結露]]対策として、観光バス<ref group="注釈">同じ[[ジェイ・バス]]製の[[日野・セレガ|セレガ]]、[[いすゞ・ガーラ|ガーラ]]</ref>用のもの電熱ヒーター付き[[バックミラー]]が取り付けられている。
 
冬季休業中や修理点検の際には公道を走行するため、[[日本のナンバープレート|ナンバープレート]]を取得しているが、営業用の緑ナンバーではなく自家用ナンバー(いわゆる[[白ナンバー]])を取得している。これは営業運転の経路が国立公園の敷地内であり、[[道路交通法]]上の「[[道路#道路交通法の「道路」|道路]]」に当たらないためナンバー取得の必要がないこと<ref name="tateyamagirl" />、また公道走行時は営業運転を行わないので緑ナンバーを取得しなくても[[自家用バス#白バス|白バス]]行為に該当しないことが理由である。なお営業運転では1001 - 1015の通し番号が入った車号プレートを掲示してナンバープレートを隠すため、利用者がナンバーを見ることはできない<ref group="注釈">公道でナンバープレートを隠して走行すると道交法違反に該当するが、前述の通り運行ルートは公道ではないので、ナンバープレートを隠しても違反にはならない。</ref><ref name="tateyamagirl" />。