「ネット右翼」の版間の差分

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{{複数の問題|観点=2011年8月|内容過剰=2019年10月19日 (土) 16:55 (UTC)}}
'''ネット右翼'''(ネットうよく)とは、[[インターネット]]の「ネット」と「[[右翼]]」を合わせた[[造語]]。現実社会では[[デモ活動]]などの[[政治]]活動よりもインターネットに軸をおいて右派政治思想に基づいた政治活動や主張を展開する者を指した<ref name="知恵蔵">{{Kotobank|ネトウヨ|2=知恵蔵}}</ref>。略称は「ネットウヨ」、「ネトウヨ」がある<ref name=":2" /><ref name="丸山2008-152">丸山千夏「ネット右翼を理解するための用語解説集」小林大作編『別冊宝島 ネット右翼ってどんなヤツ?』[[宝島社]]、2008年2月21日、ISBN 978-4-7966-6226-0、152頁。</ref><ref name="米川2019-439-440">米川明彦【ネトウヨ】『平成の新語・流行語辞典』東京堂出版、2019年7月20日 初版発行、ISBN 978-4-490-10910-8、439~440頁。</ref>{{refnest|group="注釈"|「ネット右翼」の蔑称として、[[小林よしのり]]の信奉者を意味する「コヴァ」、[[Jリーグ]]ブームに乗ったにわかサッカーファンのように、流行に乗って軽い気持ちで右翼になった人たちを意味する「J右翼」、2ちゃんねるが「痰壺」と揶揄されたことから「壺ウヨ」、ドイツのナチスに例えた「ネットナチ」などが使用された、という<ref>丸山 (2008)、153頁。</ref>。}}<ref name="tokyo-np.co.jp">{{Cite web|title=靖国神社トイレに落書き疑い逮捕 「武漢皆殺し」ネット右翼装い:東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/33114|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2020-06-03|language=ja}}</ref>。
 
略称は「ネットウヨ」、「ネトウヨ」がある<ref name=":2" /><ref name="丸山2008-152">丸山千夏「ネット右翼を理解するための用語解説集」小林大作編『別冊宝島 ネット右翼ってどんなヤツ?』[[宝島社]]、2008年2月21日、ISBN 978-4-7966-6226-0、152頁。</ref><ref name="米川2019-439-440">米川明彦【ネトウヨ】『平成の新語・流行語辞典』東京堂出版、2019年7月20日 初版発行、ISBN 978-4-490-10910-8、439~440頁。</ref>{{refnest|group="注釈"|「ネット右翼」の蔑称として、[[小林よしのり]]の信奉者を意味する「コヴァ」、[[Jリーグ]]ブームに乗ったにわかサッカーファンのように、流行に乗って軽い気持ちで右翼になった人たちを意味する「J右翼」、2ちゃんねるが「痰壺」と揶揄されたことから「壺ウヨ」、ドイツのナチスに例えた「ネットナチ」などが使用された、という<ref>丸山 (2008)、153頁。</ref>。}}<ref name="tokyo-np.co.jp">{{Cite web|title=靖国神社トイレに落書き疑い逮捕 「武漢皆殺し」ネット右翼装い:東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/33114|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2020-06-03|language=ja}}</ref>。「ネット右翼」の[[対義語]]には、「[[ネット左翼]]」、略称は「ネットサヨ」<ref name="丸山2008-152" /> や、{{要検証範囲|その[[侮蔑語]]として、「[[パヨク]]」<ref name="真鍋2019">{{Cite web |author=[[真鍋厚]]||date=2019-08-03|url=https://withnews.jp/article/f0190803000qq000000000000000W0bq10701qq000019553A|title=「ネトウヨVSパヨク」なぜ生まれた? 「国の重大事」への現実逃避|publisher=[[ウィズニュース]]|accessdate=2019-10-01}}</ref><ref name="デイリー新潮2019-05-31">{{Cite web |author=デイリー新潮編集部|date= 2019-05-31|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2019/05310731/?all=1|title=「ネトウヨ、パヨク」と「保守、リベラル」は何が違うのか|website=[[デイリー新潮]]|accessdate=2019-10-04}}</ref>|date=2020年5月}}、「[[ブサヨ]]」<ref>{{Cite web|title=【World面白】『ブサヨ』は親と同居で無職3割超…ドイツ政府調査「デモ活動より現実を見ろよ」|url=https://www.sankei.com/west/news/170308/wst1703080065-n1.html|website=産経WEST|accessdate=2019-11-07|language=ja|first=|last=INC|publisher=[[産経新聞]]|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191107090102/https://www.sankei.com/west/news/170308/wst1703080065-n1.html|archivedate=2019-11-7|date=2017-3-8}}</ref>{{refnest|group="注釈"|丸山千夏によると、ネットに生息する[[反日]]勢力の総称。特に頭の悪い左翼を意味する「バカサヨ」は「[[プロ市民]]」と並び蔑称として使用されることが多く、「ブサヨク」、省略形として「ブサヨ」が使用されたという<ref name="丸山2008-152"/>。}}{{refnest|group="注釈"|[[朝日新聞社]]出版の[[知恵蔵]]によると、日本の左翼に対する蔑称として、侮蔑語の「ブ」と「サヨク」の合成語とされる「ブサヨ」が「ネット右翼」により作られ、2010年頃にネットスラングとして定着し、ネトウヨらが言う「[[自虐史観|自虐的]][[反日主義者]]」とされた人に対する侮蔑・嫌悪を表す言葉として用いられる、という。また、2015年の[[平和安全法制]]論争の時には[[インターネット|ネット]]だけではなく[[マスメディア|マスコミ]]にも取り上げられるようになった、という<ref>{{kotobank|ブサヨ|知恵蔵mini}}</ref>。}}などがある。
 
== 概要 ==
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[[蔑称]]、[[悪口]]として用いられるため、[[自称]]として用いる人は基本的にはいないという<ref name="デイリー新潮2019-05-31"/><ref name="新潮2019-06-04">{{Cite web |author=デイリー新潮編集部・物江潤|date= 2019年06月04日|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2019/06040731/?all=1|title=ネトウヨとパヨクはなぜ極端なことを言い続けるのか|publisher=[[デイリー新潮]]|accessdate=2019-11-14}}</ref>。ただし、[[瀬戸弘幸]]は自らを積極的に「ネット右翼」と称し<ref>[[伊藤昌亮]]『ネット右派の歴史社会学 アンダーグラウンド平成史1990-2000年代』[[青弓社]]、2019年8月14日 第1刷、ISBN 978-4-7872-3458-2、232頁。</ref>、[[桜井誠 (活動家)|桜井誠]]は自書の表題として用いた<ref>桜井誠『ネトウヨ アメリカへ行く: 日本のネトウヨが史上初めて米国政治家たちとの本音バトル!』(Kindle版)、日本一出版 (2018/5/30)。</ref>。2020年5月4日に靖国神社に「武漢人を皆殺しにしよう」などと落書きを行った男が逮捕された。男は逮捕後に「ネトウヨに一矢報いようと思った」と供述しているという。警視庁はネット上で右派的な言動を好む人物の犯行に見せかける目的だったと犯行理由を発表した<ref name=":2">{{Cite web|title=靖国神社に落書き容疑 他人装い外国人を中傷か|url=https://www.sankei.com/affairs/news/200603/afr2006030019-n1.html|website=産経ニュース|date=2020-06-03|accessdate=2020-06-03|language=ja|first=SANKEI DIGITAL|last=INC|publisher=|quote=容疑者は落書きを他人の行為に見せかけるつもりだったと説明し、「ネトウヨに一矢報いようと思った」と供述しているという。}}</ref><ref name="tokyo-np.co.jp"/><ref>{{Cite web|title=靖国神社トイレに武漢中傷の落書き 男逮捕|日テレNEWS24|url=https://www.news24.jp/articles/2020/06/03/07655450.html|website=日テレNEWS24|accessdate=2020-06-03|language=ja|last=日本テレビ}}</ref>。
 
== 対義語 ==
略称は「ネットウヨ」、「ネトウヨ」がある<ref name=":2" /><ref name="丸山2008-152">丸山千夏「ネット右翼を理解するための用語解説集」小林大作編『別冊宝島 ネット右翼ってどんなヤツ?』[[宝島社]]、2008年2月21日、ISBN 978-4-7966-6226-0、152頁。</ref><ref name="米川2019-439-440">米川明彦【ネトウヨ】『平成の新語・流行語辞典』東京堂出版、2019年7月20日 初版発行、ISBN 978-4-490-10910-8、439~440頁。</ref>{{refnest|group="注釈"|「ネット右翼」の蔑称として、[[小林よしのり]]の信奉者を意味する「コヴァ」、[[Jリーグ]]ブームに乗ったにわかサッカーファンのように、流行に乗って軽い気持ちで右翼になった人たちを意味する「J右翼」、2ちゃんねるが「痰壺」と揶揄されたことから「壺ウヨ」、ドイツのナチスに例えた「ネットナチ」などが使用された、という<ref>丸山 (2008)、153頁。</ref>。}}<ref name="tokyo-np.co.jp">{{Cite web|title=靖国神社トイレに落書き疑い逮捕 「武漢皆殺し」ネット右翼装い:東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/33114|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2020-06-03|language=ja}}</ref>。「ネット右翼」の[[対義語]]には、「[[ネット左翼]]」、略称は「ネットサヨ」<ref name="丸山2008-152" /> や、{{要検証範囲|その[[侮蔑語]]として、「[[パヨク]]」<ref name="真鍋2019">{{Cite web |author=[[真鍋厚]]||date=2019-08-03|url=https://withnews.jp/article/f0190803000qq000000000000000W0bq10701qq000019553A|title=「ネトウヨVSパヨク」なぜ生まれた? 「国の重大事」への現実逃避|publisher=[[ウィズニュース]]|accessdate=2019-10-01}}</ref><ref name="デイリー新潮2019-05-31">{{Cite web |author=デイリー新潮編集部|date= 2019-05-31|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2019/05310731/?all=1|title=「ネトウヨ、パヨク」と「保守、リベラル」は何が違うのか|website=[[デイリー新潮]]|accessdate=2019-10-04}}</ref>|date=2020年5月}}、「[[ブサヨ]]」<ref>{{Cite web|title=【World面白】『ブサヨ』は親と同居で無職3割超…ドイツ政府調査「デモ活動より現実を見ろよ」|url=https://www.sankei.com/west/news/170308/wst1703080065-n1.html|website=産経WEST|accessdate=2019-11-07|language=ja|first=|last=INC|publisher=[[産経新聞]]|archiveurl=https://web.archive.org/web/20191107090102/https://www.sankei.com/west/news/170308/wst1703080065-n1.html|archivedate=2019-11-7|date=2017-3-8}}</ref>{{refnest|group="注釈"|丸山千夏によると、ネットに生息する[[反日]]勢力の総称。特に頭の悪い左翼を意味する「バカサヨ」は「[[プロ市民]]」と並び蔑称として使用されることが多く、「ブサヨク」、省略形として「ブサヨ」が使用されたという<ref name="丸山2008-152"/>。}}{{refnest|group="注釈"|[[朝日新聞社]]出版の[[知恵蔵]]によると、日本の左翼に対する蔑称として、侮蔑語の「ブ」と「サヨク」の合成語とされる「ブサヨ」が「ネット右翼」により作られ、2010年頃にネットスラングとして定着し、ネトウヨらが言う「[[自虐史観|自虐的]][[反日主義者]]」とされた人に対する侮蔑・嫌悪を表す言葉として用いられる、という。また、2015年の[[平和安全法制]]論争の時には[[インターネット|ネット]]だけではなく[[マスメディア|マスコミ]]にも取り上げられるようになった、という<ref>{{kotobank|ブサヨ|知恵蔵mini}}</ref>。}}などがある。
 
== 発祥 ==