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「waifu」について加筆
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「俺の嫁」という語そのものは現代に登場したものである。しかし、概念そのものは、遅くとも[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]の[[軍記物語]]『[[太平記]]』(1370年ごろ)にまで遡ることができる。『太平記』の伝説によれば、[[後醍醐天皇]]第一皇子の[[尊良親王]]は、『[[源氏物語]]』の一場面を描いた絵の中の美女に一目惚れして虜になってしまい、のちにその美女と瓜二つの[[御匣殿 (西園寺公顕女)|御匣殿]]という姫君に出会うまで、ずっと独身であったという{{sfn|長谷川|1996|pp=450–454}}。尊良が御匣殿と結婚したのは史実であるが、この馴れ初めそのものが実話かどうかは不明である。なお、尊良が見たのは『[[源氏物語]]』「[[橋姫 (源氏物語)|橋姫]]」の段の画像であるので{{sfn|長谷川|1996|pp=450–454}}、日本最初の「俺の嫁」は[[宇治の大君]]か[[宇治の中君]]かのどちらかになるが、どちらかは不明。大君の方が重大なヒロイン格であるので、そちらとも考えられる。伝説の詳細は[[御匣殿 (西園寺公顕女)]]を参照。
 
日本国外では、同様の概念を指すものとして「'''waifu'''」または「'''mai waifu'''」というスラングが用いられている。これは、英語で「(俺の)嫁」を意味する「(my) wife」を日本語的に発音・表記したものである。言葉が広まったのは、日本の漫画作品『[[あずまんが大王]]』のアニメ版において、登場人物の教師・木村が自分の妻の写真を指して「マイワイフ」と発言した場面がきっかけと言われている<ref name="japanesewithanime">{{Cite web|url=https://www.japanesewithanime.com/2018/01/waifu.html|language=英語|title=waifu ワイフ|publisher=Japanese with Anime|date=2018-1-25|accessdate=2020-11-22}}</ref>。なお、対象が男性キャラクターの場合は、英語で「夫」を意味する「husband」をもとにした「'''husbando'''」というスラングも用いられる<ref name="japanesewithanime" />。
 
== 出典 ==