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== アメリカ国外での普及 ==
イギリス海軍は、アメリカとともに早期から水陸両用作戦でのヘリボーン戦術の活用を試みてきた海軍であり、従来は航空母艦をもとにヘリコプター揚陸艦へと転用ないし兼任させた'''コマンドー母艦'''を運用してきたが、[[フォークランド紛争]]でのヘリコプターの活躍を踏まえて、専用のヘリコプター揚陸艦として「[[オーシャン (ヘリコプター揚陸艦)|オーシャン]]」を建造した{{Sfn|Polmar|2008|loc=ch.25 Amphibious Assault}}。また[[フランス海軍]]は、更に大型で、LHA/LHDと同様に全通飛行甲板とウェルドックを兼ね備えた[[ミストラル級強襲揚陸艦|ミストラル級]]を建造したが、これらはいずれも[[固定翼機]]の運用は行っていない{{Sfn|Polmar|2008|loc=ch.25 Amphibious Assault}}
 
一方、[[スペイン海軍]]は、ミストラル級よりも更に大型で、[[スキージャンプ (航空)#VTOL機での使用 (STOVL方式)|スキージャンプ]]勾配も備えるなど航空運用能力が高い「[[フアン・カルロス1世 (揚陸艦)|フアン・カルロス1世]]」を建造したが、これは[[軽空母]]「[[プリンシペ・デ・アストゥリアス (空母)|プリンシペ・デ・アストゥリアス]]」の代艦も兼ねることになっている{{Sfn|Saunders|2015|p=776}}。また[[イタリア海軍]]の「[[トリエステ (強襲揚陸艦)|トリエステ]]」でも、[[サン・ジョルジョ級強襲揚陸艦|サン・ジョルジョ級]]と「[[ジュゼッペ・ガリバルディ (空母)|ジュゼッペ・ガリバルディ]]」の代艦を兼用できるように、全通飛行甲板とウェルドックを兼ね備えて、空母としての運用も想定されている{{Sfn|大塚|2020}}。
[[フランス海軍]]は、更に大型で、LHA/LHDと同様に全通飛行甲板とウェルドックを兼ね備えた[[ミストラル級強襲揚陸艦|ミストラル級]]を建造した{{Sfn|Polmar|2008|loc=ch.25 Amphibious Assault}}。
 
[[スペイン海軍]]は、ミストラル級よりも更に大型で、[[スキージャンプ (航空)#VTOL機での使用 (STOVL方式)|スキージャンプ]]勾配も備えるなど航空運用能力が高い「[[フアン・カルロス1世 (揚陸艦)|フアン・カルロス1世]]」を建造したが、これは[[軽空母]]「[[プリンシペ・デ・アストゥリアス (空母)|プリンシペ・デ・アストゥリアス]]」の代艦も兼ねることになっている{{Sfn|Saunders|2015|p=776}}。
 
[[中国人民解放軍海軍]]は、ミストラル級やフアン・カルロス1世よりも更に大型の[[075型強襲揚陸艦]]を建造しており、後継艦は[[固定翼機]]を搭載した軽空母運用も計画されている<ref>{{Cite web |url=https://www.forbes.com/sites/hisutton/2020/07/23/stealth-uavs-could-arm-chinas-type-076-assault-carrier/#ce3acc76f3d6|title=Stealth UAVs Could Give China’s Type-076 Assault Carrier More Firepower|publisher=forbes |accessdate=2020-11-24}}</ref>。
 
[[中国人民解放軍海軍]]は、ミストラル級やフアン・カルロス1世これらの艦よりも更に大型の[[075型強襲揚陸艦]]を建造しており、後継艦[[固定翼機]]を搭載した軽空母としての運用も計画検討されている<ref>{{Cite webnews |url=https://www.forbes.com/sites/hisutton/2020/07/23/stealth-uavs-could-arm-chinas-type-076-assault-carrier/#ce3acc76f3d6|author=H I Sutton|title=Stealth UAVs Could Give China’s Type-076 Assault Carrier More Firepower|publishernewspaper=forbes[[フォーブス (雑誌)|accessdate=2020-11-24フォーブス]]}}</ref>。
{{強襲揚陸艦}}
 
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* {{Cite journal|和書|last=秋本|first=實|year=1994|month=5|title=陸軍の空母|journal=[[世界の艦船]]|issue=481|pages=178-181|publisher=[[海人社]]|naid=|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|last=阿部|first=安雄|year=2007|month=1|title=アメリカ揚陸艦史|journal=世界の艦船|issue=669|publisher=海人社|naid=40015212119|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|last=大塚|first=好古|year=2020|month=12|title=世界の強襲揚陸艦 ラインナップ (特集 強襲揚陸艦) |journal=世界の艦船|issue=937|pages=76-85|publisher=海人社|naid=40022388506|ref=harv}}
* {{Cite book|和書|authorlink=福井静夫|last=福井|first=静夫|year=2008|title=世界空母物語|series=福井静夫著作集|publisher=[[光人社]]|isbn=978-4769813934|ref=harv}}