「名探偵コナン (アニメ)」の版間の差分

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→‎制作体制: 放送初期から現在まで携わっているアニメーターにとみなが氏を追加。年始の仮面ヤイバーにおいて作画監督補佐を担当していた為
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作中の[[日本語の方言|方言]]については、[[服部平次]]役の[[堀川りょう]]([[大阪府]]出身)・[[遠山和葉]]役の[[宮村優子 (声優)|宮村優子]]([[兵庫県]]出身)など現地出身の声優を抜擢したり、[[京言葉|京都弁]]・[[因州弁|鳥取弁]]・[[土佐弁]]などはアフレコに方言の監修者を呼んだりするなどの方針を採っている。[[外国語]](特に[[英語]])を話す登場人物には、[[母語話者]]を声優に起用することもある。会話については[[日本語]]に[[翻訳]]されることが多いが、一部シーンではそのままになっており{{Efn2|[[2001年]][[6月18日]]と翌週[[6月25日|25日]]放送の第238話 - 第239話「大阪“3つのK”事件」では外国人の主要登場人物の声優に複数名の母語話者を起用し、一部英語で話すシーンがあった。また、[[2011年]][[5月21日]] - [[6月25日]]放送の第616話 - 第621話「[[名探偵コナン ホームズの黙示録|ホームズの黙示録]]」([[ロンドン]]編)では、ほとんどの会話が英語で交わされている。}}、外国語の会話シーンには日本語の[[字幕]]が出る。
 
=== 評価・反響 ===
初回[[視聴率]]は関東で8.5%、関西で12.7%を記録し、翌週には関東でも視聴率は2桁、関西は13%程を記録した。それから数ヶ月はほとんど変わらない状況が続いた(諏訪曰く「中空飛行」)が、[[夏休み]]の期間に週刊少年サンデーでの特集や、テレビスポットCMでの大々的なキャンペーンを展開し、10月中旬の放送で視聴率は一気に16 - 17%になったという{{R|livedoor_17041456}}。プロデューサーの諏訪によると、[[1999年]]から[[2001年]]の3年間では、年間視聴率が20%を超えており、読売テレビの社屋にコナンの銅像が建つ事態となった{{R|livedoor_17041456}}{{Efn2|諏訪曰く、民放のテレビ局にキャラクターの銅像が建っているのは唯一じゃないかとのこと{{R|livedoor_17041456}}。}}。また、 [[日刊スポーツ]]によると、時期や地区は明記されていないながら、25%近い平均視聴率を記録していた時期がある<ref>{{Cite news|title=読売テレビが「名探偵コナン」20周年企画を検討|date=2015-09-17|newspaper=[[日刊スポーツ]]|publisher=[[日刊スポーツ新聞社]]|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1539647.html|accessdate=2015-09-17}}</ref>。
 
また、[[1997年]]から[[2000年]]まで同じ局の前の時間帯で『[[金田一少年の事件簿 (アニメ)|金田一少年の事件簿]]』が放送され、当時は「月曜7時のミステリーアワー」という触れ込みもあった(特別番組で[[金田一一]]と共演したこともある)。なお、この編成について諏訪は「『名探偵コナン』の前枠に『金田一少年の事件簿』の企画が来たときには少々面喰らった。ミステリーを題材にしたアニメを重ねるのはかなりの冒険だった」と語っている。諏訪はこの二つの番組を「美味しいケーキ屋」に例えて説明しており「二軒の美味しいケーキ屋が並んで建ったら、お客さんはどちらかのケーキ屋に行くようになり、それぞれの店のお客さんは減ってしまうのではないか?」と懸念していたが、結果は「お客さんの奪い合いになるどころか、『ここに来たら確実に美味しいケーキが手に入る』という相乗効果により、お客さんは倍どころか3倍にという現象になったのです」と二つの番組の大ヒットに対して喜びのコメントをしている<ref name="ラストエピソード">『金田一少年の事件簿 公式ガイドブック ファイナル ラストエピソード』、142頁、[[講談社]]、2001年、ISBN 978-4063343823</ref><ref>{{Cite web|publisher=諏訪道彦|title=金田一少年の事件簿R|url=https://www.ytv.co.jp/anime/suwa_wp/1370.html|accessdate=2020-09-23}}</ref>。
 
=== 原作とアニメの相違点 ===
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==== 本編 ====
===== 映像 =====
サブタイトルは扉が開いた後に表示され、[[アイキャッチ]]は本編Aパート終了時に扉の閉じる音が鳴った後に扉が閉じると同時に右下にタイトルロゴが表示され、本編Bパート開始時に扉が開くというものである。サブタイトルの読み上げは当初から一貫してコナンが担当している{{Efn2|第1話だけは新一。なお、第411話では劇中で園子が本来のものではないサブタイトル「~っていうか殺人事件」(本来のサブタイトルは「神社鳥居ビックリ暗号」)を披露するおふざけがあった。}}。[[1996年]][[1月22日]]放送の第3話「アイドル密室殺人事件」からは本編Aパート終了時に鳴る扉の閉じる音がリニューアルされ{{Efn2|初期の頃は非常に大きい音だったが、その後はボリュームが抑えられている。}}、[[2002年]][[11月4日]]放送の第299話「友情と殺意の関門海峡(前編)」からは本編Bパート開始時に鍵の開く音が挿入された{{Efn2|デジタルリマスター特別版でも同様。}}。また、[[2001年]][[1月8日]]放送の第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」からは扉の描写が[[3次元コンピュータグラフィックスソフトウェア|3DCG]]に移行された<ref>[http://www.tms-e.com/on_air/conan/index.html 名探偵コナン]:[http://www.tms-e.com/on_air/conan/special02.html 2時間スペシャル後日談~デジタルへの挑戦~]([[東京ムービー]]の旧ページ)</ref>。これに伴いサブタイトルを表示する直前に少し離れた場所から扉まで迫っていく<!--CGの-->演出が加わり<ref group="注">2002年[[9月9日]]放送の第294話「愛と決断のスマッシュ(前編)」からサブタイトルを表示するタイミングが少し早くなり、扉まで迫っていく演出の途中で表示するよう変更が加えられた。</ref>、さらに同年[[1月15日]]<!--翌週-->放送の第220話「偽りだらけの依頼人(前編)」からはアイキャッチのタイトルロゴが白からカラー表示(劇場版ロゴと似た色<!--劇場版のロゴは黄色系ながらも「名探偵」の部分の色にグラデーションがある場合が多いが、このロゴは「名探偵」の部分と「コナン」の文字のふちがほぼ黄色系-->)に変更されている<ref group="注">ただし、以降もスペシャル放送時などにアイキャッチのタイトルロゴ色が異なる<!--カラー表示でない-->場合もある。</ref>。
 
2002年[[3月11日]]放送の第271話「隠して急いで省略(前編)」からはオープニングが、同年[[7月1日]]放送の第284話「中華街雨のデジャビュ(前編)」からは本編が、同年[[7月29日]]放送の第288話「工藤新一NYの事件(解決編)」からはエンディングがそれぞれ[[セル画]]によるアナログ制作から本格的に[[デジタルアニメ|デジタル制作]]へ移行された{{Efn2|[[1998年]][[3月23日]]放送のスペシャル「追いつめられた名探偵!連続2大殺人事件」が初のデジタル制作である。また、[[2001年]][[1月8日]]放送の第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」および[[2002年]][[1月7日]]放送の第263話「大阪ダブルミステリー 浪速剣士と太閤の城」がデジタル制作だった。その他、図鑑の付録のビデオやゲームCM、PSで発売された『コナン』(無印、3人の名推理、最高の相棒)のゲーム内のアニメムービーや静止画などでも、テレビアニメがデジタル制作に移行する前にデジタル彩色で制作されていた。}}ほか、<!--当期間中の-->[[2006年]][[10月23日]]放送の第453話「因縁と友情の試写会」からは本編・次回予告・後提供の背景・Next Conan's HINTとエンドカードが、同年[[11月26日]]放送の第457話「園子の赤いハンカチ(前編)」からはオープニングが、同年[[12月4日]]放送の第459話「怪人ガチガチ規則男」からはエンディングがそれぞれ本格的に[[ハイビジョン制作]]へ移行され、それに伴い、<!--10月23日(453話)の放送より-->扉のCGやアイキャッチのタイトルロゴが<!--2020年-->現在のもの(後者についてはオープニングロゴと同色<!--「名探偵」の部分は黄色、「コナン」の文字のふちは白-->)に変更された。なお、第452話終了後(第453話予告)とオープニング・エンディングのハイビジョン移行までは、その部分だけ地上デジタル放送では[[標準画質映像|SD]]サイズに左右が黒い[[額縁放送|サイドパネル]]となり、途中のダイジェストもSDにサイドカットして対応していた。
 
第383話に限り、[[阪神甲子園球場]]などの実名の場所などが登場した兼ね合いからか、第383話に限り最後に「'''この物語はフィクションであり登場する人物名、団体名、及び球場名は実在のものとは関係ありません'''」(漢字にはふりがな付き)というテロップが表示されていた。
 
===== 音楽 =====