「梅溪通虎」の版間の差分

[[File画像:Michitora Umetani.jpg|thumb|200px|thumb|梅溪通虎]]

'''梅溪 通虎'''（梅渓、うめたに みちとら、 [[1902年]]（[[明治]]35年）3月8日<ref name="he">『平成新修旧華族家系大成』上巻、pp.256-257頁。</ref> - [[1984年]]（[[昭和]]59年）8月9日<ref name="he"/><ref name="gi">『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』p.37頁。</ref>）は、昭和期の[[実業家]]、[[政治家]]、[[華族]]。[[貴族院 (日本)#華族議員|貴族院子爵議員]]。旧姓・松平<ref name="he"/>。[[梅溪家]]12代当主。

[[三重県]]で、実業家・松平家晃、則子夫妻の二男として生まれる<ref name="he"/><ref group="注">松平家は仁和寺宮家臣の家系で、母則子は[[梅溪通治]]の息子・通昌（みちまさ）の娘。『人事興信録』第13版 下、マ100頁。</ref>。生まれてすぐ母方の梅溪家当主・[[梅溪通魯]]の養子となり、養父の死去に伴い、[[1920年]]6月21日に子爵を襲爵した<ref name="he"/><ref name="ji14">『人事興信録』第14版 上、ウ66頁。</ref><ref>『官報』第2366号、大正9年6月22日。</ref>。

[[1925年]]3月、[[京都大学|京都帝国大学]][[京都大学大学院法学研究科・法学部|京都帝国大学法学部]]法律学科を卒業<ref name="gi"/><ref name="ji14"/><ref>『京都帝国大学一覧 自大正14年 至大正15年』京都帝国大学、1926年、p.487頁。</ref>。さらに同大学院を修了した<ref name="gi"/><ref name="ji14"/>。日本鉱業監査役、日本水産本店庶務課長、日本海洋漁業統制 (（株) ）理事などを務めた<ref name="gi"/><ref name="ji14"/>。

[[1945年]]10月、貴族院子爵議員補欠選挙で当選し<ref>『官報』第5641号、昭和20年10月30日。</ref>、[[研究会 (貴族院)]]に所属して活動し、[[1947年]]5月2日の[[貴族院 (日本)|貴族院]]廃止まで在任した<ref name="gi"/>。

== 親族 ==

*母方曾祖父 [[梅溪通治]] (1831-1916) - 子爵<ref name="he"/>、[[梅溪家]]10代目当主。9代目当主[[梅溪通善]]（[[参議]]六条有言の次男、梅溪家8代目当主・[[侍従]]梅渓通修の養子）の長男<ref>[https://kotobank.jp/word/%E6%A2%85%E6%B8%93%E9%80%9A%E6%B2%BB-19230　 梅溪渓通治]とは - コトバンク]</ref>。妹に[[鍋島直大]]の正室・胤子（1850 (1850-1880）1880)<ref>[http://nabeshima.or.jp/collection/index.php?mode=detail&heritagename=%E4%B9%B3%E5%85%90%E3%82%92%E6%8A%B1%E3%81%8F%E9%8D%8B%E5%B3%B6%E8%83%A4%E5%AD%90%E5%83%8F　 乳児を抱く鍋島胤子像] 徴古館</ref>。

*母方祖父 梅溪通昌 - 通治の息子<ref name="he"/>

*父方祖父 松平祐右衛門 - 三重県桑名の地主。代々[[仁和寺]]の宮の家臣だったが、[[明治維新]]後商人となり、拓殖を業とした。<ref name="jinji8"/>。

*実父　 松平家晃 (1867（1867年生) ）- 祐右衛門の長男。三重県多額納税者、松平殖産（株）取締役社長。地元の地方議員を歴任したほか、[[松月堂古流]]の日本総会頭、花道議会の議長を務めた。<ref name="jinji8"/>。

*養父 [[梅溪通魯]](1864-1920) - 梅溪家11代目当主。9代目当主梅溪通善の二男。[[慶應義塾]]出身。妹の貞子（1887年生）は[[池坊専啓]]の妻<ref>[http://jahis.law.nagoya-u.ac.jp/who/docs/who4-7499　 梅溪通魯]『人事興信録』第4版 [大正4(1915)年1月]</ref><ref>[https://kotobank.jp/word/%E6%A2%85%E6%BA%AA%E9%80%9A%E5%96%84-19234　 梅溪通善]コトバンク</ref>。弟の梅溪通弘の妻は[[梅小路定行]]の娘。

*母 松平則子(1881（1881年生) ）- 梅溪通昌の娘<ref name="he"/><ref>『人事興信録』第13版 下、マ100頁。</ref>。大日本歌道奨励会三重県支部長。<ref name="jinji8">。[http://jahis.law.nagoya-u.ac.jp/who/docs/who8-20749　 松平家晃]『人事興信録』第8版 [昭和3(1928)年7月]</ref>。

*妻 夏子 - [[仙石政敬]]三女<ref name="he"/>

*長男 通明<ref name="he"/>

**妻 昌子 - [[二条弼基]]長女<ref name="he"/>

*二女 峯子 - [[正力亨]]妻<ref name="he"/>

*三女 [[池坊保子]] - [[池坊専永]]妻<ref name="he"/>。専永は、通虎の養父・梅溪通魯の妹である貞子夫婦の養子（池坊専威）の子。

*妹 相楽淳子 - 松平家晃長女、[[奈良華族]]の相楽綱直（子爵富小路敬直の二男）養女、[[相楽公愛]]（侯爵[[嵯峨公勝]]の四男）妻<ref name="he"/>

| title = 子爵

| years = [[梅溪家]]第4代<br />1920年 - 1947年

| before = [[梅溪通魯]]

| after = 華族制度廃止

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