「天声人語」の版間の差分

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由来
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accessdate=2018-06-13}}</ref><ref name=tensei_265>『天声人語・1 1945・9〜1949・12』265頁。</ref><ref>[http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000036292 『朝日新聞』の「天声人語」を閲覧したい。日付は 1.明治37(1904)年1月1日 2.大正13(1924)年1月1日 3.昭和25(1950)年1月1日]、[[レファレンス協同データベース]]、2007年7月31日2時10分登録、2007年7月31日11時55分更新。</ref>(初期は必ずしも1面に掲載されるとは限らなかった<ref name="asahi-t" />)、以後、別の題名となった時期を挟みながら1世紀以上にわたって継続して掲載されている。最近のニュース、話題を題材にして朝日新聞の論説委員が執筆し、[[社説]]とは異なる角度から分析を加えている。特定の論説委員が一定期間「天声人語子」として[[匿名]]で執筆している。朝日新聞本紙では見出しは付けられていないが、朝日新聞デジタルでは見出しが付けられている。また、書籍化される際には標題が付けられる。
 
== 題名の由来 ==
命名者は[[西村天囚]]<ref name="asahi-t" />で、「天に声あり、人をして語らしむ」という中国の古典に由来し、「民の声、庶民の声こそ天の声」という意味とされる。しかし、この古典が何であるかは[[高島俊男]]によれば不明である<ref>高島俊男:お言葉ですが・・・、 原文は「天有声使人語」? うーむ、愚生不学無術にして見たおぼえがない。ふつうに言う「中国古典」にはない語であり、ない発想である。天は物言わず日蝕や地震をおこして意志をあらわす、ということになってるんだ。思うに、「朝日新聞社史」の「中国古典にもとづく」というのがアヤシイね。ほんとに出典があるのなら、「中国古典に」などとあいまいなことを言わず、ズバリ署名を示していただきたいものだ。元来「天声人語」というのは何もそう深い意味があるわけじゃない。単に「あちらの声やこちらの発言」「閑語雑談」というほどの意味だったのじゃないか、というのが、現在のところわたしの考えである。('95・10・26) pp.132-133、文春文庫、第3刷、2004年8月30日、ISBN 4-16-759802-7、(株)文藝春秋</ref>。[[荒垣秀雄]]も「その原典はよくわからぬ」と書いている<ref name=tensei_265 />。
 
[[ラテン語]]の“[[ウォクス・ポプリー・ウォクス・デイー|Vox populi vox dei.]]”(直訳は『民衆の声は神の声である』)が元になっているという説もある。“[[ヘラルド朝日|Asahi Evening News]]”に天声人語の英訳を掲載する際、当初アメリカ進駐軍の機関紙“[[星条旗新聞|Stars and Stripes]]”の“Voice of Heaven, Voice of People”という直訳タイトルを転用する予定だったが、荒垣秀雄の提案でこの“Vox Populi, Vox Dei”が採用された<ref name=tensei_265 />。