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== 歴史 ==
従軍記者自体の歴史は古く、記録上は紀元前の戦争において既にいたとされている。従軍記者が注目されるようになってきたのは、ジャーナリズムや報道といったものが社会において重要な地位を占めてきた近年の話であり、特に第二次世界大戦では多くの従軍記者が戦場の様子を克明にレポートした。また、

[[ベトナム戦争]]においては、[[シーモア・ハーシュ]]、[[ディッキー・チャペル]]、ケイト・ウェッブ([[:en:Kate Webb|Kate Webb]])ら、多くの報道機関特派員がベトナムで活動し、そのレポートや映像が反戦運動に大きな影響を与えた。
 
日本における初期の従軍記者には、[[台湾出兵]]を取材した[[岸田吟香]]([[東京日日新聞]])、[[西南戦争]]を取材した[[福地源一郎]](東京日日新聞)や[[犬養毅]](郵便報知新聞(後の[[報知新聞]]))、[[日清戦争]]に従軍した[[亀井茲明]]伯爵がいる。
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戦後の日本では軍事行動への忌避感が強く、放送局や新聞は従軍記者を派遣しておらず、軍の公式発表やフリーランスの[[戦場カメラマン]]からの情報に頼っていた。しかし[[イラク戦争]]において[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]が[[今泉浩美]]らの取材チームが[[アメリカ陸軍]][[第3歩兵師団 (アメリカ軍)|第3歩兵師団]]へ従軍記者として派遣された。
 
== 著名な従軍記者・戦場カメラマン ==
== 著名な;従軍記者 ==
フリーランスの[[戦場カメラマン]]や[[報道写真家]]は、テレビ局と契約し現地からの中継やビデオによるレポートを行う者もいる。
 
== 著名な従軍記者 ==
* [[ウィンストン・チャーチル]] - 若いころキューバ、スーダン、インド、南アフリカで従軍取材。
* [[アーニー・パイル]] - [[第二次世界大戦]]で主として太平洋戦線([[太平洋戦争]])を取材。
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* [[エドワード・R・マロー]] - 第二次世界大戦でヨーロッパ戦線で従軍記者として活動し、特に[[バトル・オブ・ブリテン]]におけるラジオレポートは高い評価を受けている。
* [[エドガー・ライス・バローズ]] - [[第二次世界大戦]]では作家業を中断し[[ロサンゼルス・タイムズ]]の特派員として太平洋戦線を取材。
* [[シーモア・ハーシュ]] - [[ソンミ村虐殺事件]]の報道により1970年度[[ピューリッツァー賞]]を受賞。
* [[マイケル・ハー]] - 1967年から1969年まで『[[エスクァイア]]』の特派員として[[ベトナム戦争]]を取材。この時の体験を元に1977年に『[[:en:Dispatches (book)|Dispatches]]』を出版した。
* [[ジェームズ・フォーリー (ジャーナリスト)|ジェームズ・フォーリー]] - [[シリア内戦]]を取材していた際に、[[ISIL]]によって拉致され殺害された。ISILによって殺された最初のアメリカ市民。
* [[開高健]] - [[朝日新聞社]]臨時特派員として[[ベトナム戦争]]に従軍。『南ヴェトナム報告』を「[[週刊朝日]]」で連載し、それをまとめた『ベトナム戦記』を刊行する。
* [[大宅壮一]] - 日中戦争、太平洋戦争に従軍。
* [[ロバート・キャパ]] - ;戦場カメラマン
* [[沢田教一]] - {{Main|戦場カメラマン#著名な戦場カメラマン}}
* [[一ノ瀬泰造]] - 戦場カメラマン
* [[橋田信介]] - 戦場カメラマン
* [[渡部陽一]] - 戦場カメラマン
 
==関連項目==