削除された内容 追加された内容
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
47行目:
 
:<math>\begin{bmatrix}
a_{111 1} & a_{121 2} & a_{131 3}\\
a_{212 1} & a_{222 2} & a_{232 3}
\end{bmatrix},\ \begin{bmatrix}
3 & -4 & 6\\
57行目:
 
:<math>A=\mathbf{A}=\begin{bmatrix}
a_{111 1} & a_{121 2} & \cdots & a_{1n1 n}\\
a_{212 1} & a_{222 2} & \cdots & a_{2n2 n}\\
\vdots & \vdots & \ddots & \vdots\\
a_{m1m 1} & a_{m2m 2} & \cdots & a_{mnm n}
\end{bmatrix}= (a_[\mathbf{ija})_{i j}]_{m \times n}</math>_{1\le i\le m\atop 1\le j\le n}</math>
 
のように書く。
69行目:
書き並べられた要素は行列の'''成分''' ({{lang-en-short|entry, component|links=no}}) と呼ばれる<ref name="斎藤2017-21">[[#斎藤2017|斎藤2017]]、21頁。</ref>。成分が取り得る値は(さまざまな対象を想定できるが)大抵の場合はある[[可換体|体]]または[[可換環]] {{mvar|K}} の元であり、このとき '''{{mvar|K}} 上の行列''' ({{lang-en-short|matrix over {{mvar|K}}|links=no}}) という。特に、{{mvar|K}} が[[実数]]全体の成す体 {{math|'''R'''}} であるとき'''実行列'''と呼び、[[複素数]]全体の成す体 {{mathbf|C}} のとき'''複素行列'''と呼ぶ。
 
一つの成分を特定するには、二つの添字が必要である。行列の第 {{mvar|i}} 行目、{{mvar|j}} 列目の成分を特に行列の {{math|(''i'', ''j'')}} 成分と呼ぶ<ref name="斎藤2017-21" />。例えば上記行列 {{mvar|A}} の {{math|(1, 2)}} 成分は {{math|''a''{{sub|121 2}}}} である。行列の {{math|(''i'', ''j'')}} 成分はふつう {{mvar|a{{sub|ij}}}} のように二つの添字を単に横並びに書くが、誤解を避けるために添字の間に[[コンマ]]を入れることもある。例えば {{math|1}} 行 {{math|11}} 列目の成分を {{math|''a''{{sub|1,11}}}} と書いてよい。また略式的には、行列 {{mvar|A}} の {{math|(''i'', ''j'')}} 成分を指定するのに {{mvar|A{{sub|ij}}}} という記法を用いることがある。この場合、例えば積(後述){{mvar|AB}} の {{math|(''i'', ''j'')}} 成分を {{math|(''AB''){{sub|''ij''}}}} と指定したりできるので、これで記述の簡素化を図れる場合もある。
 
=== 型 ===
76行目:
1つの列を持つ行列を'''列ベクトル'''、1つの行をもつ行列を'''行ベクトル'''と呼ぶ。例えば行列
 
:<math>A=\begin{bmatrix} a_{111 1} & a_{121 2}\\ a_{212 1} & a_{222 2}\end{bmatrix}</math>
 
に対して、{{math|([{{su|p=''a''{{sub|111 1}}|b=''a''{{sub|212 1}}}}),] , ([{{su|p=''a''{{sub|121 2}}|b=''a''{{sub|222 2}}}})]}} はその列ベクトル、{{math|([''a''{{sub|111 1}}&emsp;''a''{{sub|12}})], ([''a''{{sub|212 1}}&emsp;''a''{{sub|222 2}})]}} はその行ベクトルである。
 
行と列の数が同じである行列は'''[[正方行列]]'''と呼ばれる。無限の行または列をもつ行列を'''無限次行列'''と呼ぶ。[[プログラミング (コンピュータ)|プログラミング]]において行または列を持たない行列を考えると便利となることがしばしばあるが、このような行列を'''空行列'''と呼ぶ。