「日本のコンテナ輸送」の版間の差分

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==== 車高規制 ====
近年、更なる物流経費の節約や輸送効率の世界的な流れの中で年を追うごとに急増し続けている、いわゆる『'''背高コンテナ'''』([[海上コンテナ#ハイ・キューブ・コンテナ]]を参照)を現在、日本国内で使用されているコンテナ輸送専用[[シャーシ]]に積載した場合、コンテナを直接載せる荷台部分となるシャーシの最大[[地上高]]、約1,200[[ミリメートル]]を含めれば約4,100ミリメートルとなり、日本の[[道路交通法]]で定められた通常の車高規制値である全高3,800ミリメートルを超えてしまう。しかしこの種のコンテナを積載した状態で、高さが3,800ミリメートル以下となる超低床車体の開発が不可能(荷台を車輪以外の部分で落とし込み式として全高を下げることは可能であるが、40[[フィート]]の場合に牽引車体全長が現行の車両規制値を超過する)であることや、海上と陸上を一貫輸送するコンテナの性格上、前項でも触れたように近年、国際的な輸送可能重量に改善された経緯もあって貨物を安易に分割できない現状などの事情から、道路交通法第57条3項の規定の対象としない特例措置として取り扱うこととなり、'''事前に定められたルートに限り通行が可能'''になった。
 
大型背高コンテナ積載車の通行が必要とされる「幹線道路網」は[[2006年]][[6月]]現在、日本国内で約29,000[[キロメートル]]とされており、そのうちの560キロメートル 47区間で一時期、通行が制限されていた。これについて[[国土交通省]]は、2010年代半ばまでに解消する計画を持っていた。