「終末のハーレム ファンタジア」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
整理して香港での単行本について加筆、『ファンタジア学園』についても少し加筆
記事全体の整理
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{{性的}}
{{内容過剰|date=2020年12月}}
{{工事中}}
{{Infobox animanga/Header
|タイトル = 終末のハーレム ファンタジア
|ジャンル = [[ダーク・ファンタジー|ダークファンタジー]]<ref name="s-manga_com01">{{cite web2|url=http://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891129-8|title=終末のハーレム ファンタジア 1|publisher=集英社|accessdate=2019年2月-02-17}}</ref>
}}
{{Infobox animanga/Manga
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|作画 = SAVAN
|出版社 = [[集英社]]
|他出版社 = {{flag2|台湾}} - [[東立出版社]]<ref name="tongli_JC1137001">{{cite web2|url=http://www.tongli.com.tw/BooksDetail.aspx?Bd=JC1137001|title=終末的後宮奇想曲 (第1集)|publisher=東立出版社|accessdate=2019年6月-06-16}}</ref><br />{{flag2|香港}} - 東立出版社<ref name="tlcomics_11143">{{cite web2|url=http://www.tlcomics.com/product.php?item_pkey=11143|title=終末的後宮奇想曲#1|publisher=東立出版集團有限公司|accessdate=2021年1月-01-10}}</ref><br />{{flag2|アメリカ}} - [[セブンシーズ・エンターテインメント]]<ref name="sevenseas_worlds-end-harem-fantasia">{{cite web2|url=https://sevenseasentertainment.com/series/worlds-end-harem-fantasia/|title=World’s End Harem: Fantasia|publisher=セブンシーズ・エンターテインメント|accessdate=2019-10-13}}</ref><br />{{flag2|フランス}} - {{仮リンク|デルクール (フランスの漫画出版社)|label=デルクール|fr|Delcourt (maison d'édition)|en|Delcourt (publisher)}}<ref name="delcourt_world-s-end-harem-fantasy">{{cite web2|url=https://www.editions-delcourt.fr/mangas/series/serie-worlds-end-harem-fantasy|title=Les albums de la série World's end harem Fantasy|publisher=デルクール|accessdate=2020年9月-09-10}}</ref>
|掲載誌 = [[ウルトラジャンプ]] (UJ)<br />[[少年ジャンプ+]] (J+)<br />[[週刊ヤングジャンプ|ヤンジャン!]] (YJ!)<br />[[週刊ヤングジャンプ|となりのヤングジャンプ]] (TYJ)
|レーベル = [[ヤングジャンプ・コミックス|ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ]]
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|ウィキポータル=[[Portal:漫画|漫画]]
}}
『'''終末のハーレム ファンタジア'''』(しゅうまつのハーレム ファンタジア / world's end harem FANTASIA)は、LINK(原作) / SAVAN(作画){{efn2|連載時の第4話以降にはコンセプトアーティストのよー清水<ref>{{cite web2|url=https://www.akibasgate.com/interview/8759|title=次世代ビジュアルアートの旗手コンセプトアーティスト よー清水インタビュー | AKIBA'S GATE|publisher=パブリックファンクション|accessdate=2018年8月-08-26}}</ref>が「各種デザイン」に参加しており<ref>{{Twitter status2|you629|1031704317953110016|2018年8月20日|accessdate=2018年8月-08-26}}</ref>、単行本では第1巻から目次に「デザイン協力」とクレジットされている<ref group="単" name="c01_006">{{Harvnb|第1巻|2018|p=6}}</ref>。}}による[[日本]]の[[漫画]]作品。[[集英社]]の月刊漫画雑誌『[[ウルトラジャンプ]]』(以降、『UJ』と表記)では[[2018年]]6月号から毎号<ref>{{cite web2|url=http://ultra.shueisha.co.jp/update/731/|title=ウルトラジャンプ 更新&ニュース 0731 ウルトラジャンプ2018年6月特大号発売!表紙&巻頭『終末のハーレム ファンタジア』漫画:SAVAN|publisher=集英社|accessdate=2019年8月25日|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190715214108/http://ultra.shueisha.co.jp/update/731/|archivedate=2019年7月15日}}</ref><ref>{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/282848|title=「終末のハーレム」新シリーズがUJで、宵野コタローが描くお風呂ポスターも|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018年5月-05-19|accessdate=2018年5月-05-20日|df=ja}}</ref><ref>{{Twitter status2|SAVAN_NAVAS|975662541056520193|2018年3月19日|accessdate=2018年3月20日}}</ref><ref>{{Twitter status2|ultra_jump|996703111493267456|2018年5月16日|accessdate=2018年5月20日}}</ref>、[[ウェブコミック配信サイト]]『[[少年ジャンプ+]]』(以降、『J+』と表記)では新連載40連弾の第3弾の1作として<ref>{{cite web2|url=https://www.shonenjump.com/p/sp/1803/shueisha_40/Wb6sa3YZ/|title=5/31 更新!新連載40連弾!!|publisher=集英社|accessdate=2018年8月26日}}</ref>同年5月20日から隔週日曜日<ref>{{cite web2|url=https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156630427043|title=[プロローグ]終末のハーレム ファンタジア/公式サイト版 少年ジャンプ+|publisher=集英社|accessdate=2020年3月-03-22}}</ref>{{efn2|『UJ』連載分を前後編に分割しているが、隔週のままでは同誌連載分を追い越してしまうため、その調整として各編の連載間隔が3週以上空く場合もある。}}、『[[週刊ヤングジャンプ]]』の無料電子書籍アプリ『ヤンジャン!』では2018年6月19日から月イチ更新<ref name="ynjn_323">{{cite web2|url=https://ynjn.jp/app/title?tid=323|title=終末のハーレム ファンタジア ヤンジャン!|publisher=集英社|accessdate=2018年5月-05-20}}</ref>、同じく『となりのヤングジャンプ』では2021年1月6日から毎週水曜日<ref>{{cite web2|url=https://tonarinoyj.jp/episode/13933686331772859721|title=<nowiki>[第0話]</nowiki> 終末のハーレム ファンタジア|publisher=集英社|accessdate=2021年1月-01-10}}</ref>にそれぞれ連載中。
 
『J+』で連載中の漫画『'''[[終末のハーレム]]'''』(LINK〈原作〉 / [[宵野コタロー]]〈作画〉、以降『無印』と表記)から世界観を一新したシリーズ作品であり<ref name="natalie_278854">{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/278854|title=「終末のハーレム」がダークファンタジーに、新シリーズ「ファンタジア」がUJで|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018年4月-04-19|accessdate=2018年4月-04-22日|df=ja}}</ref>、終末の近い異世界にて闇の力を得たことから変わっていく主人公と、彼を取り巻くさまざまな美女たちの日々を描く{{R|group="話"|chap00|chap01|chap02|chap03|chap04}}
 
== 概要 ==
第一報は2018年3月5日に[[集英社]]にて開催された新作発表会「週刊少年ジャンプ50周年〜その先へ〜」で発表され、その時点では『無印』の[[スピンオフ]]作品と説明されていた<ref>{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/272248|title=「満場一致で連載決定」ジャンプ発表会で編集長が新連載や島袋光年の読切紹介|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018年3月5日-03-05|accessdate=2018年3月-03-11日|df=ja}}</ref>が、連載開始前の『UJ』2018年5月号や『J+』同年4月19日公開分に掲載されたプロローグ{{efn2|単行本第1巻では、第0話とカウントされている<ref group="単" name="c01_006"/>。}}では、実際の内容が終末的要素こそ含むものの『無印』とは無関係であるうえ、剣と魔法の異世界を舞台とした[[ダーク・ファンタジー|ダークファンタジー]]作品であることが明かされた{{R|natalie_278854}}。
 
『無印』における宵野と同じく、[[成人向け漫画]]作品を中心として知られるSAVANの一般誌連載作品であるうえ、女性の裸体や[[乳首]]については『無印』と同様に描き込まれており([[女性器]]は除く)、『J+』での時間帯や媒体による修正の変化、公式サイト版の別公開についてもほぼ同様となっている。また、『無印』を紹介する際やその作中世界にて用いられている[[性行為|セックス]]による子作り「メイティング」の呼称については、本作の作中世界では(子作りが作品の構成要素に含まれていないことからも)用いられていないが、単行本の帯における紹介文や、集英社をはじめ各社の販売サイトが単行本の[[電子書籍]]版を紹介する際には用いられている。
 
2018年11月2日には、本作の単行本第1巻と『無印』の単行本第7巻の同時発売を記念して「夢のハーレム祭プレゼント」が開催された<ref>{{Twitter status2|harem_official_|1058011286175473664|2018年11月1日|accessdate=2018-11月2日-02}}</ref>。
 
2019年6月からは、以下のように集英社から正規[[ライセンス]]を取得した各国語翻訳版の発売も開始されている。
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* [[アメリカ合衆国|アメリカ]]では、[[セブンシーズ・エンターテインメント]]社による[[英語]]翻訳版が、『'''WORLD'S END HAREM FANTASIA'''』のタイトルで2019年9月から発売されている{{R|sevenseas_worlds-end-harem-fantasia}}。
* [[フランス]]では、{{仮リンク|デルクール (フランスの漫画出版社)|label=デルクール|fr|Delcourt (maison d'édition)|en|Delcourt (publisher)}}社による[[フランス語]]翻訳版が、『'''WORLD'S END HAREM FANTASY'''』のタイトルで2020年2月から発売されている{{R|delcourt_world-s-end-harem-fantasy}}。
** セミカラー版は、{{仮リンク|イズネオ|fr|Izneo}}社にて書籍版と同時発売されている<ref>{{cite web2|url=https://www.izneo.com/fr/manga-et-simultrad/seinen/world-s-end-harem-edition-semi-couleur-27992/world-s-end-harem-fantasy-edition-semi-couleur-t01-65803|title=World's end harem Fantasy - Edition semi-couleur T01|publisher=イズネオ|accessdate=2020年2月9日-02-09}}</ref>。
 
2020年4月13日から同年6月12日まで、『UJ』編集部と[[ノベルアップ+]]の共同企画として「ウルトラジャンプ・マンガ原作プロットコンテスト」が実施された<ref name="novelup_uj">{{cite web2|url=https://novelup.plus/event/ultra-jump/|title=ウルトラジャンプ編集部共同企画 マンガ原作プロットコンテスト ノベルアップ+|publisher=ホビージャパン|accessdate=2020年3月-03-29}}</ref>。募集ページでは本作が[[わだぺん。]]の『禍つ罠師の勇者狩り』と共に紹介されており、グランプリ受賞作品は『UJ』にて連載化されるという{{R|novelup_uj}}。
 
== あらすじ ==
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: アルクにラティが一息分の力を教えて立ち去った後、[[ビッグフット|サスカッチ]]に雪魔法で雪の室内へ閉じ込められたキャシアはアルクから血を与えられて脱出し、アルクは一息分の力を用いてサスカッチを消滅させるが、気絶してしまう。マディリス帝国では、アウレリアの腹に皇太子が約束の御子<!-- 第1話当時と漢字表記が異なるのは謎ですが、とりあえず原文のまま記述しておきます。 -->を授けていないことに皇帝が立腹する。
; 第5巻(第18話 - 第21話)
: アルクは3日間の眠りから目覚め、キャシアをマハトによって得たことを実感する。一方、マディリスはコーザ王国を殲滅する。アルクとキャシアがマディリスを倒すために手を組む中、帝都イデオではアウレリアがアルクへの思いに耽り、ナーガラではイスティシア家への対策を練る彼がウェンヌの[[妊娠|受胎]]に直面し、イスティシア家ではアルクへの警戒が強まる。
: アルクはラティから新たな女性4人を薦められ、マハトの回復を試そうとティアを抱く。イスティシア家へ向かうティアを見送ったアルクは遭遇した[[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|岩石ゴーレム]]に追いつめられるが、駆けつけたセリーヌとジョアンナに助けられ、アノールの病の進行はジョアンナの氷魔法で抑えられる。一方、アマンの森からは[[エルフ|ハイエルフ]]のフェラリスがナーガラへ向かう。
; 第6巻(第22話 - 第26話)
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=== 主要人物 ===
; アルク
: ナーガラ家の次期当主である主人公の少年{{R|group="話"|chap01}}。フルネームは'''アルク・ド・レザール・ナーガラ'''{{R|group="話"|chap09}}
: [[いとこ|従姉]]のアウレリアとの逃避行に世間知らずゆえの無謀さから失敗し、その罰として彼女と引き離されて一時投獄される{{R|group="話"|chap02}}が、ラティから命じられた1年間の禁欲や鍛錬を経て{{R|group="話"|chap03}}彼女と契約し、マハトを得る{{R|group="話"|chap04}}。それ以降、16歳となった自身の血液や唾液などの体液はあらゆる女性を発情させる{{R|group="話"|chap04}}。マハトを得た影響は生殖能力にもおよんでおり、[[膣内射精]]がラティに「孕むこと間違いなし」と言わしめる高確率で相手の女性を[[妊娠|受胎]]させることが、マハトの暴走からウェンヌへの[[強姦]]による彼女の受胎妊娠を経て明らかとなっている{{R|group="話"|chap20}}
: 本来はひ弱さもあって争いを嫌い、臣下のピピンに気配りのできる優しい性格だった{{R|group="話"|chap01}}が、マハトを得た以降は容姿こそ以前と変わらないものの、アウレリアを取り戻したいとの思いはさらに強まり、臣下以外の他人には冷酷な一面を覗かせるようになっている{{R|group="話"|chap08}}。また、トゥートを討ち取った以降は彼の強欲さを自らの政治基盤の強化に利用している{{R|group="話"|chap09}}
; ラティ
: アルクに仕える[[ダークエルフ]]{{R|group="話"|chap02}}{{efn2|フェラリスらハイエルフたちからは信用されておらず、「黒の種族」という蔑称も付けられている。}}。本名は'''ラティフォリアザード'''{{R|group="話"|chap02}}。豊満な肢体や露出度の高い衣装{{R|group="話"|chap02}}が特徴。
: アルクには当初から着目しており、アウレリアとの逃避行に失敗して一時投獄された彼のもとへ現れ{{R|group="話"|chap02}}、1年間の禁欲や鍛錬を課した果てに契約してマハトを授ける{{R|group="話"|chap04}}。気配を漂わせず闇から現れては闇と化して消える能力も持っており{{R|group="話"|chap08}}、物理的な障壁をまったく問題としていない描写が散見されるほか、ゴーチェにて収監されたアルクとウェンヌのもとへ現れる際には、牢の前に立つ兵士に自分たちのことを気づかせないよう、あらかじめ幻惑の魔法で夢を見させている{{R|group="話"|chap16}}。また、アルクに新たな女性4人を薦める際には空間を割って水晶玉を出現させ、それを介して映像を投影する能力も披露している{{R|group="話"|chap20}}
: アルクと契約する際に自分の股間へ挿入した黒き竜の幼生は、丸い頭角と小さな前足を生やした芋虫のような姿をしており、当初から持っていた黒い卵の殻を破って契約の儀式の際に誕生した{{R|group="話"|chap04}}
; アウレリア
: イスティシア家の嫡女{{R|group="話"|chap01}}[[いとこ|従弟]]かつ[[幼馴染]]であるアルクとは相思相愛でもあるが、家には[[皇太子]]と婚約させられており、[[政略結婚]]の危機にある{{R|group="話"|chap01}}。17歳{{R|group="話"|chap19}}
: アルクとの逃避行に一旦は応じるが、険しい道にて膝を負傷したことから冷静になり、自分たちの無力さを痛感して断念する{{R|group="話"|chap02}}。まもなく、追ってきたナイルによって叩きのめされたアルクの姿に涙しながら連れ戻されるが、その直前に膝の血を拭き取ってくれた[[ハンカチ]]と彼へ託した[[ブレスレット]]は、禁欲中のアルクにとって心の支えとなった{{R|group="話"|chap02|chap03}}。マディリス帝国へ転居させられた後は軟禁状態のもと、皇太子によって約束の御子を腹に授けられる予定にある{{R|group="話"|chap17}}
; セリーヌ
: ナーガラ家に仕える女騎士{{R|group="話"|chap01}}。赤い長髪とアルクよりも背高な身体{{R|group="話"|chap01}}が特徴。白銀級にして火属性{{R|group="話"|chap11}}。勇ましい性格で剣術に優れており、年下のアルクに剣の稽古をつけている{{R|group="話"|chap00|chap04}}が、ウェンヌを前にしての飲酒中には彼のことを異性としても意識していることを、彼女に看破されている{{R|group="話"|chap05}}
: 幼少時には周囲の大人たちから「女は騎士になれないんだよ」と蔑まれていたが、アルクに励まされてからは腕を磨き、現在の強さを手に入れた{{R|group="話"|chap06}}。そのため、ウェンヌとの勝負で完敗した際には、先を見失うほど落胆している{{R|group="話"|chap06}}
: 弱い自分を許せずアルクのもとを去った{{R|group="話"|chap09}}後はジョアンナに見込まれ{{R|group="話"|chap11}}、彼女と共闘して[[コカトリス]]を討伐し、覇山流の秘伝書を得る{{R|group="話"|chap15}}。ナーガラ領内へ帰還してアルクたちの窮地に駆けつけ、「覇山烈襲剣」で[[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|岩石ゴーレム]]を討伐してナーガラ城の大浴場にて長旅の疲れを癒すが、その際にはアルクへの意識をジョアンナに茶化されている{{R|group="話"|chap21}}
: アマン村を訪れた際にはアルクからマハトの件を明かされるが、自分の力で強くなりたいという理由から固辞している{{R|group="話"|chap24}}
; ウェンヌ
: ナーガラ家に仕えるメイドの1人{{R|group="話"|chap01}}。ウェーブのかかった栗色の長髪{{R|group="話"|chap01}}が特徴。
: アルクが負傷した際に血を拭いたハンカチを隠し持ってはひそかに舐めている{{R|group="話"|chap01}}ほか、欲望を抑えながら入浴している彼のもとへほぼ全裸で参じ、自身を捧げて慰めようとする{{R|group="話"|chap03}}など秘めた思いを寄せていることから、マハトを得た彼のナーガラ家で最初の虜となり{{R|group="話"|chap05}}、マハトの影響によってセリーヌを剣で圧倒する強さを得る{{R|group="話"|chap06}}。それまでの思いも相まってアルクへの献身の際に欲情を隠さなくなった{{R|group="話"|chap05}}うえ、マハトの暴走による強姦に遭った{{R|group="話"|chap09}}後には、我に返って謝罪してきた彼のことを責めず、いつでも慰めてあげたいと思うまでに至っている{{R|group="話"|chap10}}が、それゆえの[[オナニー]][[フェラチオ]]に耽るなど、暴走も垣間見せている{{R|group="話"|chap12}}
: ゴーチェから帰還した後には、先述の強姦による受胎妊娠が発覚する{{R|group="話"|chap19|chap20}}。妻ではなくメイドという立場ゆえに[[出産]]して良いのかを悩むが、アルクに出産を望まれて感涙し、タミィやリロに世話される{{R|group="話"|chap20}}
; 獣人の娘
: アルクがラティと契約した神殿と同じ洞窟内の、とある場所に投獄されていた囚人たちの1人{{R|group="話"|chap04}}。本名は不明。[[ネコ科]]のような耳・爪・尾を持つ[[獣人]]であり、片言で喋る{{R|group="話"|chap04}}。牢内にて高熱に浮かされていた姿を心配して近づいてきたアルクの左頬を引っかいて出血させるが、このことが彼のマハトを最初に試されるきっかけとなり、ラティにアルクの血を含む水を飲まされて彼の虜となる{{R|group="話"|chap04}}
: その後は解放され、アルクの血を報酬として[[斥候]]などを務める{{R|group="話"|chap07}}。敏捷さは戦闘の際にも生かしており、トゥートによる追手たちについては次々と気絶させているうえ、わざとネーゲリだけを残してアルクに気絶させるなど、彼の強さを試す不敵なそぶりも見せている{{R|group="話"|chap07}}
; ミーネ
: アルクがラティと契約した神殿と同じ洞窟内の、とある場所に投獄されていた囚人たちの1人{{R|group="話"|chap04}}。同じ牢内の囚人たちと同様に[[ビキニ (水着)|ビキニ]]調の衣服姿で[[煙管|キセル]]を嗜んでいたところ、別の牢内にてマハトを試された獣人の娘に続いてマハトを試される対象とされ、アルクの血を含む水を他の囚人たちと同時に浴びせられて彼の虜となる{{R|group="話"|chap04}}
: その後は解放され、アルクの唾液を報酬として斥候などを務める{{R|group="話"|chap07}}。トゥートの侵攻から逃れて教会跡へ一旦潜伏したアルクたちのもとへは、城内の見取り図やアノールたちの現状の情報を入手して現れている{{R|group="話"|chap07}}。アルクとウェンヌがゴーチェへ向かう際には、「同じ方向へ向かう夫婦の馬車に乗せてもらった娼婦」という設定で同行しており、野営中にはテント内の彼らのもとへ加わりこそしないものの外から覗きながらオナニーに耽るなど、欲求不満を発散している{{R|group="話"|chap12}}
: なお、投獄されるまでは夜盗たちから「お頭」と慕われていた{{R|group="話"|chap13}}
 
=== マディリス帝国の関係者 ===
; 皇帝
: マディリス帝国に君臨する筋骨隆々の巨体の皇帝{{R|group="話"|chap00}}。人間世界の終末を危惧した賢者に提言され、約束の神子を探し出すことを命じた{{R|group="話"|chap00}}後、アウレリアとの子作りをまだ始めていない[[皇太子]]に立腹する{{R|group="話"|chap17}}
: メディウス大陸を支配する野望に燃える一方、物語開始当初からイデオの玉座にて多数の全裸の美女たちを侍らせている{{R|group="話"|chap00}}うえ、その後も[[天蓋]]付きベッドにて[[グループセックス]]を経た侵攻先の国家の王妃や王女なども含む美女たちが横たわっているという、欲望のまま彼女たちを貪ったことが示唆される激しい事後の姿が散見される{{R|group="話"|chap17|chap18}}
; ジャバ<!-- 第0話に登場した賢者とは明らかに容姿が異なるので、別人と判断。 -->
: 皇帝に仕える賢者の1人{{R|group="話"|chap17}}。老体に鷲鼻や尖った耳{{R|group="話"|chap17}}が特徴。皇帝を深く敬う一方、自分よりも格下の者には鼻にかけた言動で振る舞う{{R|group="話"|chap17|chap18}}
: イデオにて皇太子がまだアウレリアを孕ませることを決心していない様子を皇帝に伝えた{{R|group="話"|chap17}}後、兵士たちによるコーザへの侵攻を現地付近から見届けて魔法で帰還し、その旨を皇帝に北方の魔力の爆発(「黒竜の息吹」)やマディリスの魔法壁の建設状況と合わせて報告する{{R|group="話"|chap18}}。その後、礼拝中のアウレリアのもとへ空間から出現して彼女の本心を看破すると、皇太子を誘惑させるためのさまざまな[[セクシーランジェリー]]を着せた胸像群を出現させ、立ち去る{{R|group="話"|chap19}}
 
=== ナーガラ家の関係者 ===
; アノール
: アルクの父{{R|group="話"|chap01}}。商才はあるが小心者であり、伯父のアルゲスには頭が上がらない{{R|group="話"|chap01}}。やがて、ゴーチェの[[スモモ亜属|プラム]]を瘴気による汚染を知らずに食べてしまい、その影響で余命半年の病に伏せてアルクに後を託す{{R|group="話"|chap05|chap09|chap10|chap11}}
: アルクにとっては仲こそ良くなかったものの自分なりに愛してくれたうえ、良い息子にはなれなかったがそれでも救いたいという{{R|group="話"|chap12}}。アルクがゴーチェから帰還した際には病が悪化していたため、ゴーチェでの[[コールドスリープ|氷の眠り]]までは命が持たないと見られていた{{R|group="話"|chap19}}が、後にナーガラ城を訪れたジョアンナによって氷の眠りに置かれ、命をつなぐこととなった{{R|group="話"|chap21}}
; ナーガラ家に仕えるメイドたち
: ウェンヌの同僚たち{{R|group="話"|chap01}}。'''タミィ'''や'''リロ'''{{efn2|タミィは襟足の跳ねたショートカット、リロはツインテールがそれぞれ特徴で、仕事を終えた後にウェンヌと入浴していた露天風呂にて自分たちよりも巨乳である彼女をからかう姿が、名前の判明した単行本第1巻巻末のおまけ漫画で描かれている<ref group="単">{{Harvnb|第1巻|2018|pp=191-193}}</ref>。}}など女性数人が仕えているが、物語開始当初はナーガラ家(特にアルク)の頼りなさを見かね、イスティシア家への移籍を口にする者もいた{{R|group="話"|chap01}}
: トゥートの謀反の際には生け捕りにされたことが斥候によってアルクたちへ伝えられており{{R|group="話"|chap07}}、城へ戻った彼の目の前でタミィとリロは人質として陵辱されかけたところを、アルクとティアによって解放される{{R|group="話"|chap08}}
: アルクによるウェンヌの[[妊娠|受胎]]を知っても彼女への友情は変わっておらず、甲斐甲斐しく世話に勤しむ{{R|group="話"|chap20}}
; トゥート
: アルクの叔父{{R|group="話"|chap05}}。兄のアノールへの敬愛を装うも内心ではナーガラ領を得ようとの野心に燃える一方、ティアの美貌に着目して彼女の薦めるまま領地を拡大させていき{{R|group="話"|chap05}}、同領の治安が悪化したことや彼が病に伏せたことを好機として手勢を率いて侵攻し、アノールを幽閉する{{R|group="話"|chap07}}
: 城へ戻ってきたアルクの目の前でタミィの衣装を切り裂いたうえ、セリーヌを兵たちに嬲らせることを提案するなど下劣な本性を現し、兵たちに拘束させたアルクに剣を振り下ろそうとするが、背後からティアに刺されて彼女の明かした正体に驚愕する{{R|group="話"|chap08}}。最後はティアに介錯されそうになったところをアルクに遮られ、冥界から彼を呪う旨を口にしながら一刀のもとに討ち取られる{{R|group="話"|chap08}}
; ティア
: トゥートの秘書を務める女性{{R|group="話"|chap05}}。半年ほど前に秘書となった{{R|group="話"|chap05}}が、正体はアルクの部下であり、トゥートを誘導してナーガラに反抗的な周辺諸侯をあぶり出す{{R|group="話"|chap08}}。アルクが領主となった後には彼の秘書を務めており{{R|group="話"|chap09}}、アルクたちがゴーチェへ向かった際にも不在中の管理を一任されている{{R|group="話"|chap12}}。また、アルクによるウェンヌの受胎妊娠が発覚した際にも、若い領主に寵愛されるメイドの間では珍しくないことを挙げ、彼に立場の再確認を促している{{R|group="話"|chap20}}
: 10年前の12歳当時は病で両親を失って路頭に迷う孤児であり、拾われた先の娼館にて[[売春]]を強要されるまでに困窮していたが、堪らず逃げ出して再び路頭に迷い、死を待つだけだったところをアノールと共に外出中のアルクに発見され、ナーガラ家へ保護される{{R|group="話"|chap20}}。それ以来、アルクたちに大恩を感じて住み込みで学問に励み、仕えていた{{R|group="話"|chap20}}
: アルクへの忠誠心はきわめて厚く、彼のことを異性としても愛する思いを明かして誘う形で抱かれた{{R|group="話"|chap20}}翌日には、アルクの使者としてイスティシア家へ向かう{{R|group="話"|chap21}}が、カイメイアのもとへ監禁されて陵辱を含む拷問に遭う{{R|group="話"|chap26}}
; ピピン
: ナーガラ家の騎士{{R|group="話"|chap01}}。剣の腕でナイルに劣る自分をかばってくれたアルクに深く感謝の意を述べる、自室での待機を命じられた彼のもとへひそかにアウレリアを案内する、元気づけたい思いゆえにユーダー商会の[[丁稚]]から購入した裸婦画を差し入れようとする{{R|group="話"|chap01}}、彼やセリーヌと共に城を脱出した際には追手たちを足止めする時間稼ぎを望んで務める{{R|group="話"|chap07}}など忠誠心はきわめて厚く、アルクの指示に従ってまもなく投降し、彼が領主となった後には騎士に復帰する{{R|group="話"|chap09}}
: その後もアルクの護衛を続けており、[[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|岩石ゴーレム]]と交戦した際には身を呈して盾越しの一撃による重傷を負うが、討伐後には治療されて復帰している{{R|group="話"|chap21}}
; ネーゲリ
: トゥートの騎士{{R|group="話"|chap07}}。当初は城を脱出したアルクたちへ追手として差し向けられるが、彼の柄頭による一撃で気絶させられて敗退した{{R|group="話"|chap07}}後、領主となったアルクのもとで領内の治安維持を命じられ、ピピンを随行させるアルクの政治手腕に恐怖する{{R|group="話"|chap09}}
: ティアがアルクの使者としてイスティシア家へ向かう際には、彼女の護衛の1人として同行する{{R|group="話"|chap21}}
; ユーダー
: アノールの取引先の1つであるユーダー商会を営む男性{{R|group="話"|chap03}}。その若さや勢いはしきたりを大事にする古い商会たちに睨まれており{{R|group="話"|chap03}}、トゥートの謀反に際してはアルクの策略に乗る形でトゥートに挙兵の資金を提供している{{R|group="話"|chap08}}。アルクがトゥートを討ち取った後にはアルクのもとへ戦勝の祝いに現れ、聖フロリアヌスの鎧を贈呈する{{R|group="話"|chap09}}
: アルクがゴーチェへ向かう際には彼との若夫婦を装うことをウェンヌに提案しており、これが彼女の同行や乗車中の[[オナニー]]につながることとなる{{R|group="話"|chap12}}
; ジョアンナ
: 酒場にて給仕娘を酒癖の悪い男性たち2人による危機から救ったセリーヌが、冒険者ギルドにて給仕娘から紹介された眼鏡姿の女魔導師{{R|group="話"|chap10}}。白銀級の水属性{{R|group="話"|chap11}}。高慢な性格をしており{{R|group="話"|chap11}}、用いる水魔法は男性たち2人をたやすく撃退するほどの強さを誇る{{R|group="話"|chap10}}{{efn2|撃退された男性たち2人は後日、コカトリスに守られたダンジョンにて[[スケルトン (怪物)|骸骨戦士]]たち2体に襲われていたところをセリーヌとジョアンナに救われるが、その恩を返すふりをして転移魔法のかかった宝箱を譲り、彼女たちをコカトリスが潜む最深部まで転移させて嘲笑している{{R|group="話"|chap14}}。}}。[[]]を携帯しており、跨って飛行する際や地表に魔法陣を描く際に用いている{{R|group="話"|chap25}}
: [[コカトリス]]に守られたダンジョンの奥深くに封印されている氷魔法の魔導書を欲しており、そこでの有能な盾となる人材が冒険者ギルドにいないことに呆れていたが、レベル判定パペットを倒したセリーヌを見込んで同行を依頼する{{R|group="話"|chap11}}と、共闘を経て{{読み仮名|「水の剣」|アクアスパーダ}}でコカトリスを討伐し、氷魔法の魔導書を得る{{R|group="話"|chap15}}。その後は[[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|岩石ゴーレム]]によるアルクたちの窮地に駆けつけ、{{読み仮名|「水の槍」|アクアランシア}}で岩石ゴーレムを怯ませてセリーヌによる討伐を成功させた{{R|group="話"|chap21}}後、ナーガラ城にてアノールの病の進行を{{読み仮名|「永の眠り」|ソムヌス・グラチェイ}}で止め{{R|group="話"|chap21}}、アルクに同行する。
: マハトについては、魔力を高めるために処女を守るという理由から、遠慮している{{R|group="話"|chap24}}
; ノヴァルス
: アルクの亡祖父{{R|group="話"|chap23}}。フルネームは'''ノヴァルス・ド・レザール・ナーガラ'''{{R|group="話"|chap23}}
: 生前(50年ほど前)は冒険者であり、諸国を放浪中にアマン村の川べりにて行き倒れていたところを発見され、里へ連れ帰られて介抱されたうえで旅立っていったという{{R|group="話"|chap23}}。また、その直前には身分を明かしており、介抱してくれた礼として残したのが、後にフェラリスからアルクへ贈られた[[ミスリル]]製のナイフであるという{{R|group="話"|chap23}}。その後、アルクの幼少期に死去している{{R|group="話"|chap23}}
: アマン村では「エルフと人間はもっと仲良くなれる」という理想をフェラリスに述べており、後にそれはアルクによって叶えられることとなった{{R|group="話"|chap26}}
 
=== イスティシア家の関係者 ===
; ガビアル
: アウレリアの弟{{R|group="話"|chap01}}。イスティシア家の次期当主{{R|group="話"|chap19}}。傲慢な性格をしており、アルクよりも年下だが当時の彼を上回る剣の腕や嫉妬心からも、アルクのことは見下している{{R|group="話"|chap01}}
: 堅神式の際には16歳になる模様{{R|group="話"|chap19}}
; ナイル
: イスティシア家の筆頭騎士{{R|group="話"|chap01}}。称号は{{読み仮名|「流麗」|りゅうれい}}。キザで女好きに加えて弱者を見下す性格から、セリーヌに嫌われている{{R|group="話"|chap01}}。逃避行中のアルクとアウレリアのもとへ追いついた際には、彼を剣で圧倒してアウレリアを連れ戻す{{R|group="話"|chap02}}
; アルゲス
: アウレリアとガビアルの祖父{{R|group="話"|chap01}}。称号は{{読み仮名|「大顎」|おおあぎと}}。ガビアルへ受け継がれた傲慢な性格のもと、アウレリアを皇太子と政略結婚させることへの良心の呵責もなく、ナーガラ家の者のことは見下している{{R|group="話"|chap01}}
: 領主となったアルクには内心で「ワニの爺さん」と蔑まれており、トゥートの謀反が失敗したことを知ると、アルクにガビアルの堅神式への出席を命じる書状を送る{{R|group="話"|chap11}}。また、アルクにはマディリス帝国との戦いに備えて味方につけることを画策されており、それを成功できなければ「背後が危うい」とも警戒されている{{R|group="話"|chap19}}
; カイメイア
: アルゲスの孫娘{{R|group="話"|chap19}}。称号は{{読み仮名|「悪食」|あくじき}}。先端の沿った長髪や十字のハイライトが光る瞳孔、太い骨すら噛み砕ける牙状の歯{{R|group="話"|chap19}}が特徴。
: ガビアルの堅神式を楽しみに待つアルゲスのもとに同席して骨付き肉を骨まで貪ると、アルクの性格や動向を警戒するアルゲスのことを「お戯れが過ぎる」と評し、アルクがイスティシア家に弓を引くようであれば彼を噛み殺すことを宣言する{{R|group="話"|chap19}}。その後、イスティシア家へ到着したティアを監禁し、陵辱や拷問に遭わせながらアルクの到着を待つ{{R|group="話"|chap26}}
; ギドゥ
: ガースル家の当主。称号は{{読み仮名|「鈍重」|どんじゅう}}。禿げあがった頭頂部や猫背、カイメイア曰く「のろま」な遅い口調が特徴。全身を鋼の鎧で包んだ精強な兵団{{読み仮名|「亀鋼歩兵」|きこうほへい}}を率いる。
; ミウ
: ギドゥの娘。称号は{{読み仮名|「落涙」|らくるい}}。大きな双眼やよくこぼす涙が特徴。
: 普段は殺生を好まず穏やかな言動で振る舞うが、身に危険が迫った際には(それが背後から悪戯で投げられた[[投げナイフ|ナイフ]]であっても)防御のために一瞬で展開する[[ハニカム構造|ハニカム模様]]の巨大な結界は、ナイルはおろかカイメイアをも震撼させている。
; ボーア
: エンシュウ家の当主代理。称号は{{読み仮名|「猛毒」|もうどく}}。カイメイア曰く「蛇女」「後家」。[[七三分け]]の長髪の女性で、病死した前当主に代わって家を取り仕切っており、先端が分かれた長い舌が特徴。
: 家臣の目を盗んで屋敷を抜け出し、イスティシア領の酒場にて[[流し]][[娼婦]]に扮して男性3人と[[カードゲーム]]を興じたうえ、イカサマを看破されると平然と1人の指をナイフで切断して他2人ごと叩きのめすなど、過激な性格をしている。
 
=== ゴーチェの関係者 ===
; キャシア・ウェスキー
: ゴーチェの勇猛な女将軍{{R|group="話"|chap11}}。称号は{{読み仮名|「雪血」|せつけつ}}{{R|group="話"|chap11}}。槍を手にした兵団{{読み仮名|「白虎騎士団」|びゃっこきしだん}}を率い、雪魔法に長けている{{R|group="話"|chap15}}。美貌と相まって、住民たちから広く慕われている{{R|group="話"|chap18}}
: [[フェンリル]]の群れに追いつめられたアルクとウェンヌのもとへ現れ、フェンリルの群れを{{読み仮名|「雪の牙」|スニァージニクルイク}}で一掃して彼らを救う{{R|group="話"|chap15}}。ナーガラ家の現状やアルクたちの目的は多くの友人やゴーチェの山中へ放っていた副官を通じてすでに把握しており、詰所へ捕らえた彼らに現在のゴーチェが瘴気によって女性だけとなってしまったことを明かす{{R|group="話"|chap16}}[[ビッグフット|サスカッチ]]との交戦中に閉じ込められた雪の室内にてアルクからマハトを得た{{R|group="話"|chap16|chap17}}後、3日間眠り続けた彼を見舞った際にはマハトのもたらす欲情を彼への[[ディープキス|ディープキス]]だけで抑え込んだため、明晰な思考力と強靭な精神力に一目を置いたアルクは先に信用を得ようと考え、マハトの説明を当初の予定よりも早く行なっている{{R|group="話"|chap18}}
; ターニャ
: ゴーチェの僻地に住む少女{{R|group="話"|chap13}}。1年前に父と兄のピョートルを瘴気によって失い、母や姉と共に頑張って[[カブ]][[ニンジン]]を育てながら慎ましく暮らしていたが、オークたちに襲撃されて母を殴り倒されたうえ、自宅に放火される{{R|group="話"|chap13}}。猛火に包まれるそこからオークたちに連れ出されてまもなく、[[後背位]]で犯されていく姉の悲惨な姿を目の当たりにさせられ、自分も押し倒されて犯されそうになったところをアルクとウェンヌに救われる{{R|group="話"|chap13}}が、姉は命を取り止めるも以前から瘴気に蝕まれていた母はそのまま死亡し、アルクによって土葬される{{R|group="話"|chap14}}
: アルクとウェンヌがキャシアに一夜の収監を強要された際には、彼らのもとへ地下道から現れて牢を開錠したうえでサスカッチによるキャシアの窮地を伝えるなど、隠密行動に長けた様子も見せている{{R|group="話"|chap16}}
; マリヤ
: 単行本第4巻巻末のおまけ漫画に登場するキャシアの部下の1人<ref group="単" name="com04_203-210">{{Harvnb|第4巻|2020|pp=203-210}}</ref>。ゴーチェの[[サウナ]]にて共に入浴中のキャシアの美貌に見惚れるあまりにのぼせて気絶し、そうとは知らないまま彼女に抱かれていく淫夢を見てしまうなど、彼女には同性愛に近い敬愛を抱いていることが描かれている<ref group="単" name="com04_203-210"/>
; エカテリーナ
: ゴーチェの大公姫{{R|group="話"|chap19}}。カールの入った[[ツインテール]]{{R|group="話"|chap19}}が特徴。
: 一流の魔導師に劣らないほどの高い魔力の持ち主でもあるうえ、それを用いての上級氷魔法で[[大公]]を氷の眠りに就かせて瘴気から匿っており、貴族たちも匿ってもらおうと列を成しているが、それも1日1人がやっとであるため、いつ倒れてもおかしくないという{{R|group="話"|chap19}}
 
=== ラティの薦める女性4人 ===
称号はラティの説明における太字表記による{{R|group="話"|chap20}}。仲間にするためには、各々が抱える問題をアルクが解決してやる必要があるという{{R|group="話"|chap20}}
 
; フェラリス
: アマンの森に住まう、'''美しき[[エルフ|ハイエルフ]]'''{{R|group="話"|chap20}}。弓術や召喚魔法を使えるが、人間嫌いであるという{{R|group="話"|chap20}}。本名は'''ン=フェラリス=クラリス=デンドロニア=ポムトゥクス'''{{R|group="話"|chap22}}。人間のことを見下す一方で自分のことは誇り{{R|group="話"|chap22}}、下品で淫蕩な一面を持つ{{R|group="話"|chap22|chap23}}。また、[[避妊]]のために月の実すら携帯しているが、実際にはまだ[[処女]]である。ナーガラ城にてアルクに[[ミスリル]]製のナイフ(後に、かつてノヴァルスがフェラリスに残したものであることが判明{{R|group="話"|chap23}})を贈ると、[[サラマンダー (妖精)|サラマンダー]]による森への脅威をジョアンナに反発される高慢な態度で語り{{R|group="話"|chap22}}、彼らをアマン村へ案内する{{R|group="話"|chap23}}
: 50年前の幼少期には、ノヴァルスに懐いた経験を持つ{{R|group="話"|chap23|chap26}}。先述の高慢な態度は、後年にノヴァルスとの寿命差を痛感して再び涙したという経験によるものであるが、マハトを得てサラマンダーを討伐した後はマハトによる欲情も重なってアルクを求め、素直に抱かれている{{R|group="話"|chap26}}
: サラマンダーの討伐を祝う村の宴の翌朝には帰路に就くアルクたちを里長と共に見送るが、サラマンダーの幼生を見逃したことは里長に看破されており、その監視役という名目で後からアルクたちに同行するが、イスティシア家へ向かう際には「美しすぎて目立つ」という理由で同行を断られている。
; 聖教会の神官
: 各地にて布教活動に勤しむ[[神官]]{{R|group="話"|chap20}}。回復魔法や補助魔法を使え、戦闘向きであるという{{R|group="話"|chap20}}
; 亡国の姫君
: マディリス帝国によって祖国を滅亡させられた姫{{R|group="話"|chap20}}。祖国を復興するために諸国を放浪中であり、その血統と槍の腕は確かであるという{{R|group="話"|chap20}}
; 女僧兵
: 東方から来た{{読み仮名|僧兵|モンク}}{{R|group="話"|chap20}}。イーストシーのはるか彼方に位置する東国に伝わる体術を使えるが、何かしらの理由でメディウス大陸へ流れ着いたという{{R|group="話"|chap20}}
 
=== その他の人物 ===
; アマン村の里長
: アマン村を治める里長の老人{{R|group="話"|chap23}}。フェラリスに案内されてきたアルクたちのもとへ護衛の若者2人を連れて現れ、アルクたちを自宅へ招き入れて茶を出すと、彼にノヴァルスのことを明かしてサラマンダーの討伐を要請する{{R|group="話"|chap23}}{{efn2|その際、ナーガラのことを脅威と見なす必要もないほど小さい貴族だからこそ頼ったことを、アルクに内心で分析されている{{R|group="話"|chap23}}。}}。
: サラマンダーの討伐後、アルクに感謝して報告と共に渡された魔石にサラマンダーの冥福を祈ると、「ひとつ余った」というイルミン樹の苗木を「処分」する名目で、アルクに譲渡する。サラマンダーの幼生がアルクたちに保護されていたことについては看破しており、討伐を祝う宴の翌朝に彼らを見送った後には幼生の監視役の必要性をフェラリスに問いかけ、同行に送り出している。
 
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アルクたちとの交戦など出番に恵まれた魔獣のみ挙げる。
 
; [[オーク (架空の生物)|オーク]]
: [[スキンヘッド]]にやや尖った耳を持つ、醜悪な人型の魔獣{{R|group="話"|chap13}}。病床にあるアノールを前に、1年ほど前から北方の国々に[[ゴブリン]]などと共に多々出没していることが、老魔導師によって語られる{{R|group="話"|chap11}}。その後、ゴーチェの僻地では3体がターニャの自宅を襲撃し、彼女の母を殴り倒して屋内に放火したうえ、1体が屋外にて横暴な[[播種]]本能のままターニャに「人間ニ種付ケ」と呟きながら迫る一方、もう1体が姉を半裸にひん剥いたうえで強姦していく{{R|group="話"|chap13}}が、駆けつけたアルクとウェンヌによって残り1体共々討伐される{{R|group="話"|chap14}}
; キラーラット
: コカトリスに守られたダンジョンの浅い階層に出没する、[[ネズミ]]系の魔獣{{R|group="話"|chap13}}。頭頂に一本角が生えているうえに普通のネズミよりもはるかに大型であるが、あまり強くないうえに倒しても低価値の魔石しか得られないもののそれなりに多く出没するため、経験値と資金に乏しいセリーヌとジョアンナにとっては恰好の稼ぎ対象となった{{R|group="話"|chap13}}
: 瘴気が増してからはダンジョン外にも出没するらしく、アルクたちがアマン村へ向かう途中の林では羽虫の集る死骸が発見されている{{R|group="話"|chap23}}
; [[スケルトン (怪物)|{{読み仮名|骸骨戦士|スケルトンウォリアー}}]]
: コカトリスに守られたダンジョンの浅い階層に出没する、[[骸骨]]と化した元冒険者{{R|group="話"|chap14}}。セリーヌとジョアンナが遭遇した2体は生前に剣士とアーチャーだったことがそれぞれの容姿や彼女たちを苦戦させる戦い方から示唆されており、倒された後には敏捷性を向上させる指輪と謎の藁人形が残された{{R|group="話"|chap14}}が、ジョアンナの手に渡った後者の正体は所持者の生命の危機を肩代わりする[[お守り]]であり、コカトリスによる石化から彼女を復帰させて消滅する{{R|group="話"|chap15}}
; [[コカトリス]]
: コカトリスに守られたダンジョンの最も深い10階層に潜む、合成系の魔獣{{R|group="話"|chap14}}。覇山流の秘伝書や氷魔法の魔導書などの守護者に等しい立場でもあり、宝箱の罠によって転送されてきたセリーヌやジョアンナを物理攻撃耐性や石化能力で追いつめるが、石化から復帰したジョアンナの「水の剣」で討伐され、かつて石化させられていた人々も元に戻る{{R|group="話"|chap15}}
; [[フェンリル]]
: ゴーチェの雪山に出没する、[[オオカミ]]系の魔獣{{R|group="話"|chap15}}。群れを成しており、素早い動きと鋭い牙によってアルクの右腕を負傷させるが、そこに現れたキャシアの斬撃から「雪の牙」による串刺しに遭い、一掃される{{R|group="話"|chap15}}
; [[ビッグフット|サスカッチ]]
: ゴーチェの雪山に出没する[[猿人]]系の魔獣{{R|group="話"|chap13}}。伝説上の存在と思われていたが、目撃された白く毛深い巨躯{{efn2|本作での姿はビッグフットの記事に描かれているものではなく、頭部の左右に節付きの大きな角、口端の上下に1対の牙、[[ウシ目|偶蹄目]]状の両足に[[]]をそれぞれ持つうえ、両肩や左手首に[[スパイク]]状の鎧を装着して人語を話すほか、人間を凍らせて砕ける雪魔法や上空まで跳ね上がれる跳躍力すら持つ{{R|group="話"|chap16|chap17}}など、複数の野獣を組み合わせた[[キマイラ]]に近い姿に高い知能を併せ持つイメージで描かれている。}}から「雪原の魔人」の異名で恐れられており{{R|group="話"|chap13}}、強力な雪魔法でキャシアたちやアルクを追いつめる{{R|group="話"|chap16|chap17}}が、雪の室内に閉じ込めたアルクとキャシアに脱出された後、彼の「黒竜の息吹」で消滅させられる{{R|group="話"|chap17}}
; [[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|{{読み仮名|岩石ゴーレム|ストーンゴーレム}}]]
: 全身が非常に硬い岩石で構成された、人形系の魔獣{{R|group="話"|chap21}}。頭部には三日月形の角や三つ目が存在し、胴体には両腕や下半身がつながらないまま浮遊している{{R|group="話"|chap21}}。ナーガラ領内にてアルクの剣が砕ける硬さに加え、盾や鎧を砕く怪力を振るってピピンら家臣たちに重傷を負わせると、「黒竜の息吹」を放つにはマハトが足りないアルクを窮地に追い込むが、駆けつけたジョアンナの「水の槍」とセリーヌの「覇山烈襲剣」で討伐される{{R|group="話"|chap21}}
; [[サラマンダー (妖精)|サラマンダー]]
: 全身が非常に尖って硬い鱗で覆われた、[[トカゲ]]系の魔獣{{R|group="話"|chap22}}。普段は人知れず閉ざされた住処に潜んでおり、家屋を超える巨体に高熱やそれによって発生する炎をまとい、口から破壊力が高く光線状の炎を吐きながら、アマン村を執拗に襲う{{R|group="話"|chap22}}。物理攻撃だけでなく風属性や水属性の魔法にも耐性を持つ{{R|group="話"|chap22|chap23|chap24}}が、フェラリスに{{読み仮名|「天流の糸」|カエレステイフイーロ}}で鱗や炎を無効化されてアルクに[[ミスリル]]製のナイフで右眼を刺され、セリーヌに「覇山蓋世剣」で右前脚を切断された{{R|group="話"|chap25}}後、住処にて追ってきたアルクとフェラリスの目の前で消滅し、何者かによる魔法陣が彫り込まれていた魔石を残す{{R|group="話"|chap26}}
; サラマンダーの幼生
: サラマンダーの住処にて卵から孵化した[[幼生]]{{R|group="話"|chap26}}。フェラリスに危険視されて処分されそうになるが、何者かに操られていた際の親のような凶暴さがないことからも[[国章]]との縁を感じたアルクに、親を討伐した報酬として引き取られる{{R|group="話"|chap26}}
: なお、主を失った住処は、マハトの影響で欲情したフェラリスがアルクに抱かれる際のベッド代わりとなった{{R|group="話"|chap26}}
 
== 世界設定 ==
=== 用語 ===
; マハト
: アウレリアとの逃避行に失敗したアルクが、ラティから命じられた以下の3つの約束を1年間守る一方、剣の鍛錬を積んで心身とも精悍となった果てに彼女と契約して授けられた、闇の力{{R|group="話"|chap04}}。ラティによる説明では、「神の如き力」「この世を統べることができる力」とも称されている{{R|group="話"|chap02}}
:# 器作り「毎日[[マンドラゴラ]]の粉を一匙分飲み 週に一度は動物の肝を喰らう」{{R|group="話"|chap04}}{{efn2|マンドラゴラの粉は後にマハトを回復させる際にも用いられており、アルクは高濃度に溶かした秘薬をラティの唾液ごと飲まされている{{R|group="話"|chap20}}。}}
:# 精力の蓄積「女性を断ち 自涜行為も我慢頂く」{{R|group="話"|chap04}}
:# 儀式の準備「ほこらと神殿の建立」{{R|group="話"|chap04}}
: 契約の儀式は神殿にて行なわれ、その床に描かれた魔法陣の中央にて全裸となったアルクに、黒き竜の幼生を自分の股間に挿入したラティが騎乗位で結合して共に絶頂を迎えた結果、アルクはラティ曰く{{読み仮名|「尊き黒竜」|たっときブラックドラゴン}}に転生した{{R|group="話"|chap04}}
: その後、ラティはアルクの血を1滴垂らしただけのグラス1杯の水を囚人たちに浴びせたり飲ませたりすることによって彼女たち全員を発情させ、アルクにマハトの効力の一片を披露している{{R|group="話"|chap04}}。対象の女性は彼に準じた戦闘力を得られる{{R|group="話"|chap06}}ほか、与える血の量でアルクの体液への「乾き」が変化する{{R|group="話"|chap07}}。また、アルクと手を組んだ後のキャシアは、彼の不在中でもマハトを補給できるよう、アルクの血を1滴垂らした樽のワインを毎日少しずつ飲んでいる{{R|group="話"|chap19}}
:; マハトによる暴走
:: アルクがトゥートを討ち取った後には、ティアに欲情しかけたアルクにウェンヌが欲情したことがきっかけでマハトの暴走が起こり、肉欲に自我まで支配されたアルクはウェンヌを強姦している{{R|group="話"|chap09}}。ラティによる説明では、黒竜の加護を得たアルクは生きているだけでマハトが蓄積し続けており、暴走を防ぐためには定期的に精を放つか、多くの女性たちを侍らせて満遍なくマハトを注ぐかすれば良いという{{R|group="話"|chap10}}。アルクが瘴気を調べるためのゴーチェへの遠征に備えた際には、[[スライム]]の無精卵をローション代わりに用いて彼の快感を高めたラティ曰く「空っぽ」になるまで彼女を激しく抱き、マハトを注いでいる{{R|group="話"|chap11}}。このお陰で、ゴーチェへ向かう途中での野営中にウェンヌによる快感に遭ったアルクは暴走せずに済んでいる{{R|group="話"|chap12}}
:; マハトによる加護や代償
:: アルクは黒竜による加護下にあり、マハトには毒への抵抗力もある{{R|group="話"|chap11}}。しかし、加護はアルクの武力を上げるわけではないうえ、他人へ注いだマハトも永続的に効果をおよぼすものではない{{R|group="話"|chap15}}{{efn2|ウェンヌは対フェンリル戦中にマハトが切れ、それまで大木を震えていたほどの怪力{{R|group="話"|chap13}}を発揮できなくなっている{{R|group="話"|chap15}}。}}。一方、マハトを他人へ注ぐ行為(セックス)によってアルクの身体に蓄積していくマハトもあるが、使う際には代償が伴うとされており{{R|group="話"|chap16}}、対[[ビッグフット|サスカッチ]]戦ではアルクが翼のように溢れ出す魔力を右腕に込めて放つ{{読み仮名|「黒竜の息吹」|シュバルツ・アーテム}}を用いてサスカッチを消滅させた直後、気絶してしまっている{{R|group="話"|chap17}}。また、その後日の夜になってもアルクはマハトの一時的な枯渇が著しかったため、獣人の娘やミーネは欲情が短時間で収まってしまっている{{R|group="話"|chap19}}。実は、マハトを得た後のアルクの身体は相手の女性を高確率で[[妊娠|受胎]]させるように変化しており、ラティから女性を戦力として使いたければ[[膣内射精]]は止めておくよう薦められている{{R|group="話"|chap20}}
:; 「魔力の注入と循環」
:: イスティシア家へ向かう前のアルクが、より強いマハトを補給する際にラティやフェラリスと行った儀式。
:: ラティやフェラリスがスライムの無精卵を介して裸身をアルクに密着させ、彼の乳首から魔力を交互に送り込んでは吸い込みながら、アルクの体内の血管や心臓を通して魔力を循環させる一方、アルクもラティやフェラリスの乳首に同様の行為を行なって絶頂を迎えさせることにより、儀式は完了する。
; 聖フロリアヌスの鎧
: ユーダーがアルクに贈呈した魔法の鎧{{R|group="話"|chap09}}。炎の魔力を帯びており、火に強く水の魔法を無効化する{{R|group="話"|chap09}}。ユーダーによる説明では、対になる剣も存在するという{{R|group="話"|chap09}}。後にアルクたちがアマン村へ向かう際には、彼からセリーヌへ与えられ、彼女の装備品となっている{{R|group="話"|chap23}}
: 部品を組み替えると盾のような形状にまで小さく畳めるため、その形状を初めて見た際のジョアンナやアマン村のハイエルフの少女には盾と思われている{{R|group="話"|chap23|chap24}}。サラマンダーの襲来時には焼かれていく家屋から守って持ち出そうとしたハイエルフの少女の危機にセリーヌが駆けつけて装備し、ハイエルフの少女を救出している{{R|group="話"|chap24}}
; レベル判定パペット
: 冒険者ギルドにて冒険者のレベルを判定するために用いられる[[パペット]]{{R|group="話"|chap11}}。用いる前は懐に入るほど小さいが、魔導師が呪文を唱えることによって冒険者よりも巨大な姿と化し、襲いかかる{{R|group="話"|chap11}}。戦闘を介して冒険者のレベルや属性を分析し、倒される際にはそれらを告白して消滅する{{R|group="話"|chap11}}
: 素早い動きと地面を殴り壊す怪力でセリーヌに襲いかかるが、胸部に装着されている宝石が弱点であることを看破され、一刀で倒される{{R|group="話"|chap11}}
; ランシアのダンジョンから見つかった宝剣
: ランシアのダンジョンから見つかった、雷に似た形状にして雷属性の宝剣{{R|group="話"|chap12}}。ジョアンナが立ち寄った武器屋に陳列されており、店主が絶縁体とうかがえる手袋を用いて持ち上げただけでも放電が生じる{{R|group="話"|chap12}}。店主は切れ味の良さも売り込むが、彼の挙げた10万ダラという高価格にセリーヌとジョアンナは驚愕して落胆し、店を後にするしかなかった{{R|group="話"|chap12}}
; 覇山流の秘伝書
: [[コカトリス]]に守られたダンジョンの奥深くにジョアンナが欲する氷魔法の魔導書と同じく隠されているという、大陸剣術の三大流派の1つ{{読み仮名|「覇山流」|はざんりゅう}}の秘伝書{{R|group="話"|chap12}}。巻物として鎖で封じられており、セリーヌが欲する{{R|group="話"|chap12}}
: 奥義はその強さに応じた反動で使用者の体力を消費するため、セリーヌは対[[ゴーレム#フィクション・創作のゴーレム|岩石ゴーレム]]戦で「覇山烈襲剣」を放った際には平然としていた{{R|group="話"|chap21}}が、対サラマンダー戦で「覇山蓋世剣」を放った際には[[呼吸困難]]となって倒れ込んでいる{{R|group="話"|chap26}}
; 魔石
: キラーラットなど、魔獣を倒すとその消滅に際して得られる魔力の混ざった石{{R|group="話"|chap13}}。キラーラット程度では5ダラの価値にしかならないが、純度の高いものなら同じ大きさでも1万ダラの価値で冒険者ギルドに買い取ってもらえるという{{R|group="話"|chap13}}
: サラマンダーの魔石には何者かによって魔法陣が彫り込まれていたことから、注がれた魔力の質次第で聖なるものにも邪なるものにも変わる妖精を、魔獣化させて操れることが判明している{{R|group="話"|chap26}}
; 瘴気
: ゴーチェを含む北方の国々の地底から溢れ出る魔界の瘴気。魔獣を活性化させ、人間や作物を蝕む{{R|group="話"|chap10|chap14}}
: この1年間で数多くの人間が蝕まれて死亡したうえに[[大公]]は余命いくばくもなく、キャシアの副官の幼い弟、兵たちの父兄や息子たちも死亡したことから、人間については男性だけを蝕むことが明かされている{{R|group="話"|chap16}}{{efn2|ただし、男性だけを蝕むことについてはターニャの母も蝕まれていたことがターニャの台詞から示唆されている{{R|group="話"|chap14}}ので、矛盾が生じている。}}。そのため、ゴーチェに入ってもマハトによる加護で平然としているアルクはその戦いぶりと共に、キャシアたちから不審を持たれることとなった{{R|group="話"|chap16}}。上級氷魔法による[[コールドスリープ|氷の眠り]]を施された者は氷漬けで眠り、一時的に瘴気の進行から匿われる{{R|group="話"|chap19|chap21}}
: 影響は北方の国々だけに留まらず、南方のナーガラにもやがて岩石ゴーレムが出没するなど、広がりつつある{{R|group="話"|chap21}}
; 魔法壁
: 皇帝がマディリス帝国に建設させている長大な壁{{R|group="話"|chap18}}。マディリスへの瘴気の流入を阻むことにより、男性の死に絶えた他国をたやすく攻め滅ぼすことを目的としている{{R|group="話"|chap18}}
: マディリス領内の魔鉱石が用いられているうえに魔導士による結界が張られており、魔鉱石の鉱山の数も魔導士の数も不足しているゴーチェでは建設できないという{{R|group="話"|chap18}}。しかし、アルクは女性たちを集めればマハトで彼女たちを強化できることを挙げ、ゴーチェの北の大陸全土におよぶ長さの魔法壁の建設や他国との連合軍によるマディリスの打倒を述べると、それらを実現させるための同盟の締結に向けてキャシアと握手する{{R|group="話"|chap18}}
; ハイエルフの氷菓
: フェラリスがアルクたちをアマン村へ案内する途中、魔力の補給のために用いた[[冷菓|氷菓]]{{R|group="話"|chap23}}。ケースから取り出して舐めると魔力を補給できるが、形状は[[陰茎|ペニス]]に酷似しており、平然と堪能して肌艶も良くなったフェラリスは、アルクたちに呆れられている{{R|group="話"|chap23}}。なお、用いた分だけ細くなるが、ケースに収めた後は元通りとなるため、無限に舐められる{{R|group="話"|chap23}}
: 「覇山蓋世剣」による致命傷を負ったサラマンダーをフェラリスがアルクと共に追撃しようとする際にも用いられているが、こちらでは2人きりという状況にフェラリスの美貌も重なり、アルクは欲情とマハトの回復を自覚している{{R|group="話"|chap26}}
; 月の実
: マハトの影響で欲情したフェラリスがアルクにセックスを求める際、[[鞄#手に持つもの|ポーチ]]から取り出した[[ドングリ]]のような形状の果実{{R|group="話"|chap26}}。噛み砕いて服用することにより、[[避妊#薬品の使用|避妊薬]]としての効力を即座に発揮する{{R|group="話"|chap26}}
: フェラリスは「異種族が仲良くなるにはそれなりの手続きが必要」や「ノヴァルスを助けた恩を今返してもらう」旨の名目を挙げ、アルクに体液だけでなくセックスを求めて全裸で跨るが、ウェンヌの件から躊躇する彼を見てその旨を察し、目の前で月の実を服用してアルクを安堵させている{{R|group="話"|chap26}}
; 対帝国連合
: アマン村からナーガラへ帰還したアルクが、セリーヌ・ジョアンナ・フェラリスに明かした構想。圧倒的な戦力を持つマディリスを倒すにはイスティシアを味方につける必要があるため、ティアに集めさせた情報を元にカイメイア・ミウ・ボーアといった各家の重要人物たちを説得し、ナーガラ主導の四家同盟を結ぶという。
 
=== 舞台 ===
; 神殿
: とある洞窟内の最深部にアルクが商売で得た資金を用い、人知れず建てさせた神殿{{R|group="話"|chap04}}。
: アルクがラティによって「尊き黒竜」に転生する際に用いられた{{R|group="話"|chap04}}後、彼女との密会やマハトの補給の際にもたびたび用いられる{{R|group="話"|chap10|chap20}}重要な場所となっている。その後、アルクがイスティシア家へ向かう前にはフェラリスも案内されており、ラティと共に彼へ「魔力の注入と循環」を行なっている。
; イスティシア
: アルク曰く「イーストシーの覇者」と評する小国にしてアルゲスが率いる総家{{R|group="話"|chap19}}。[[国章]]は[[ワニ]]{{R|group="話"|chap19}}。
: 後述するナーガラ家などは分家に当たるが、彼らのことは下等な親戚として見下しており、隙あらば各領地へ侵攻する機会を虎視眈々とうかがっている{{R|group="話"|chap01}}。
:; ナーガラ
:: イスティシア三分家の一家{{R|group="話"|chap19}}。アノールが率いる辺境の小国{{R|group="話"|chap00|chap01}}。国章は[[トカゲ]]{{R|group="話"|chap19}}。
:: 北にはエゼンティン王国、東には武道家を擁する東洋国家がそれぞれ位置するほか、旅の[[司祭]]や[[ドワーフ]]{{efn2|ただし、本作の作中世界におけるドワーフは濃い肌色に尖った耳や口端から覗く牙、そして頭部には双角とうかがえる突起物が確認できるなど、むしろ鬼に近いイメージで描かれている{{R|group="話"|chap10}}。}}がそれぞれ存在する模様{{R|group="話"|chap10}}。
:; ガースル
:: イスティシア三分家の一家{{R|group="話"|chap19}}。ギドゥが率いる辺境の小国{{R|group="話"|chap19}}。国章は[[カメ]]{{R|group="話"|chap19}}。
:; エンシュウ
:: イスティシア三分家の一家{{R|group="話"|chap19}}。ボーアが率いる辺境の小国{{R|group="話"|chap19}}。国章は[[ヘビ]]{{R|group="話"|chap19}}。
; マディリス帝国
: ナーガラなどの国々が存在するメディウス大陸の中央に君臨する大国{{R|group="話"|chap00}}。正式な名称は不明。最大を誇る国土に、屈強な兵力、豊富な経済力、多数の魔導士や兵士を兼ね備えており、それらによって広く知られている{{R|group="話"|chap18}}。国章は[[冠]]をあしらった[[猛禽類]]{{R|group="話"|chap18}}。
: 瘴気の発生による終末の到来に際して約束の神子を探す{{R|group="話"|chap00}}一方、侵攻先の国家から王妃や王女など王族の女性を捧げさせることや、魔法壁で自国のみが瘴気の脅威から逃れることにより、大陸の制覇を狙っている{{R|group="話"|chap18}}。
:; イデオ
:: マディリスの帝都{{R|group="話"|chap19}}。時計塔を含む高い建築物群の間から夜間でも照明が空へ伸びるなど、高度な技術を有している{{R|group="話"|chap19}}。
:: 政略結婚によって嫁がされたアウレリアは個室を与えられてはいるものの軟禁状態にあり、出征で不在がちの[[皇太子]]との子作りを勧められる日々に怯えながらアルクとの再会を願っている{{R|group="話"|chap19}}。
; ゴーチェ
: ナーガラのはるか北方に位置する大公国{{R|group="話"|chap11}}{{efn2|ゴーチェの地図ではナーガラの北西方に位置している{{R|group="話"|chap18}}。}}。国章は[[トラ]]{{R|group="話"|chap18}}。
: 高級品の[[スモモ亜属|プラム]]の名産地として知られるが、ゴーチェを含む北方の国々は瘴気に覆われているとの噂が立っており、1年ほど前から[[ゴブリン]]や[[オーク (架空の生物)|オーク]]などのさまざまな魔獣たちが多々暴れ回っているうえ、瘴気の濃い地域ではそれによって住人たちが惨死している{{R|group="話"|chap11}}。また、魔獣たちは増え続けており、ゴーチェ軍による対処が追いついていない{{R|group="話"|chap13}}。
: 瘴気に蝕まれて男性がほぼ死に絶えた結果、現在では白虎騎士団などの兵団すら女性だけとなってしまっている{{R|group="話"|chap16}}。
: 瘴気は北東部に存在する山岳部の太古の洞窟から発生しているが、古代魔術による結界で正確な位置を把握できなくされているうえ、周辺を強力な魔獣が跋扈しているため、何度も軍を派遣したものの失敗しており、止めようがない{{R|group="話"|chap18}}。
; ランシア
: 武器屋の店主曰く「帝国の向こう側」に存在しており、ジョアンナ曰く「帝国と正面から戦っている武人の国」である王国{{R|group="話"|chap12}}。国章は[[ウマ]]{{R|group="話"|chap12}}。
: ゴーチェを南西に流れるスィーナ河の下流に存在しており、キャシアはかつて5回も交戦したが、決着はつかなかったという{{R|group="話"|chap18}}。また、アルクにも「精強な重装騎兵軍団で知られる尚武の国」として認識されている{{R|group="話"|chap18}}。
; コーザ
: マディリスが殲滅した王国の1つ{{R|group="話"|chap18}}。王都は山に囲まれた領土のもと、城下町と多重の塀で守られていたが、夜間に現れたマディリスの兵士たちによる侵攻で陥落して都民たちは略奪と猛火に遭い、国王は捕らえられて王妃と王女は皇帝へ捧げられた{{R|group="話"|chap18}}。
; アマンの森
: ナーガラの北東部に位置する神秘の森{{R|group="話"|chap21}}。[[神木|神樹]]のイルミン樹に囲まれた、静かで美しい場所である{{R|group="話"|chap22|chap23}}。イルミン樹は瘴気を弾く神秘の霊力を持っており、昔はその神秘の力を利用しようとハイエルフのミンヤル族に無断で伐採におよび、盗み出していた人間がいたという{{R|group="話"|chap22|chap23}}。その中でも中央の広場にそびえ立つ大樹はフェラリスの心の拠り所となっており{{R|group="話"|chap23}}、[[サラマンダー (妖精)|サラマンダー]]の襲来時には彼女らハイエルフたちによる抵抗もむなしく焼かれていくが、ジョアンナの{{読み仮名|「水の玉」|アクアパツラ}}によって延焼が食い止められた{{R|group="話"|chap25}}後には、サラマンダーの討伐を祝う宴が開かれている。
: 外界との往来を一瞬で済ませる転移魔法用の魔法陣も設置されており、アルクたちの往来にはナーガラ領から離れた位置の洞窟内に存在するものが用いられている{{R|group="話"|chap23}}。
; エゼンティン
: ナーガラの北方に位置する王国{{R|group="話"|chap10}}。騎士を擁する{{R|group="話"|chap10}}。国章は剣を掲げた[[カニ]]{{R|group="話"|chap23}}。
: アマンの森とは近くに面しており、事あるごとにアマンの森から税を取ろうと圧力をかけているという{{R|group="話"|chap23}}。
 
== 制作背景 ==
LINKは、『UJ』側から『無印』第1話の出張掲載を依頼された際に『無印』の新規の話も提案されたことがきっかけで「『無印』の構造の需要がまだあるのでは」「まだまだハーレムを描き足りない」という気持ちに至り、元々ファンタジーが好きで挑戦してみたかったうえ、世界観の関係で出しにくい女剣士や修道女、エルフを登場させられることから、「ファンタジー×ハーレム」を提案してダークファンタジーとした<ref name="oricon_2122552">{{cite news2|url=https://www.oricon.co.jp/news/2122552/full/|title=『終末のハーレム』ファンタジー版は挑戦「ひとつの漫画の世界観を超える」|newspaper=ORICON NEWS|publisher=オリコン|date=2018-11月2日-02|accessdate=2018-11月2日|df=ja-02}}</ref>。タイトルに「ファンタジア」をつけて新シリーズとしたことについては、『[[仮面ライダーシリーズ|仮面ライダー]]』や『[[プリキュアシリーズ|プリキュア]]』などのシリーズを例に挙げ、さまざまなヒロインが登場する終末という設定にキャラクターや時代、[[宇宙|ユニバース]]こそ違うものの、読者が得られる喜びは『無印』と同じであると思っている{{R|oricon_2122552}}<ref name="natalie_305247">{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/305247|title=「終末のハーレム」DMMとのタッグでVR化、宵野コタロー「18禁かと思った」|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018-11月2日-02|accessdate=2018-11月2日|df=ja-02}}</ref>。なお、喫茶店「[[銀座ルノアール|ルノアール]]」にてSAVANや『UJ』担当編集と行なう打ち合わせでは、「ここの尻はこうするべきだ」「巨乳キャラにしよう」などと妄想を爆発させているという{{R|oricon_2122552}}。
 
SAVANは、以前から『無印』を読んでいたこともあって驚くと共に不安もあったが嬉しく、第1話の高クオリティは宵野に「『無印』が食われるのでは」「世界観が違ってよかった」と焦られ、賞賛されている{{R|natalie_305247}}。また、以前にファンタジー作品を描いていた経験からファンタジーは好きだったうえにもっとうまくなりたい気持ちがあり、「ファンタジーとハーレムが一緒になった漫画があったらな」と思っていたところに依頼されて引き受けたことから、本作には自分の夢が詰まっている{{R|oricon_2122552}}。なお、SAVANが以前に『ヤングジャンプ』で描いていた経験から、彼には『UJ』担当編集も注目していたそうである{{R|oricon_2122552}}。
 
== 社会的評価 ==
2021年1月4日時点で累計発行部数は80万部を突破している<ref group="単">{{Harvnb|第6巻|2021|p=初版帯}}</ref>。
 
== イベント ==
連載開始以降、ジャンプ4誌による合同の大型イベント『[[ジャンプフェスタ]]』に本作も『無印』と並んで出展されている。2020年12月19日と同年12月20日に開催された『ジャンプフェスタ2021』は、[[新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の拡大]]防止のために[[オンライン]]での生配信イベントとなった<ref>{{cite news2|url=https://news.mynavi.jp/article/20201221-1604117/|title=「ジャンプフェスタ2021」レポート! 初のオンライン開催でもやっぱりジャンプはアツかった|newspaper=マイナビニュース|publisher=マイナビ|date=2020-12-23|accessdate=2020-12-31日|df=ja}}</ref>。
 
== スピンオフ ==
; 『終末のハーレム ファンタジア学園』
: LINK&SAVAN(原案) / 安藤岡田(作画)による本作の[[スピンオフ]][[4コマ漫画]]作品<ref name="natalie_379618">{{cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/379618|title=「終末のハーレム ファンタジア」現代の学園舞台にしたスピンオフ4コマがUJで|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2020年5月-05-19|accessdate=2020年5月-05-31日|df=ja}}</ref>。『UJ』では2020年6月号から{{R|natalie_379618}}、『J+』では同年8月2日から<ref>{{cite web2|url=https://www.shonenjump.com/p/sp/shinrensai_2020/08/|title=少年ジャンプ+ 新連載情報!!|publisher=集英社|accessdate=2020年8月2日-08-02}}</ref>それぞれ連載中。前者では2話ずつの連載なのに対し、後者では1話ずつの隔週連載となっているうえ、縦読み用として再構成されている<ref>{{cite web2|url=https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331686864117|title=[第1話]終末のハーレム ファンタジア学園 少年ジャンプ+|publisher=集英社|accessdate=2020年8月2日-08-02}}</ref>。その後、『TYJ』でも2021年1月6日から連載中であるが、こちらは1話ずつ毎週連載となっている<ref>{{cite web2|url=https://tonarinoyj.jp/episode/13933686331772859744|title=<nowiki>[第1話]</nowiki> 終末のハーレム ファンタジア学園 となりのヤングジャンプ|publisher=集英社|accessdate=2021年1月-01-10}}</ref>。
: 主な舞台を現代の日本の元女子高だった女子ばかりの高校に、登場人物をその生徒や教師にそれぞれ置き換え、[[メタフィクション]]要素も交えた[[コメディ]]として学園生活を描いている<ref name="natalie_411239">{{cite news2|url=https://natalie.mu/comic/news/411239|title=「終末のハーレム ファンタジア」現代の高校を舞台にしたスピンオフ4コマ1巻|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2021年1月4日-01-04|accessdate=2021年1月-01-10日|df=ja}}</ref>。2021年1月4日には、単行本第1巻が本作の第6巻と同時発売された{{R|natalie_411239}}
 
== 書誌情報 ==
=== 原作コミックス(本編) ===
* [[電子書籍]]版と書籍版が同時発売されている。『無印』と同じく電子書籍版は「セミカラー版」と題された特別編集版であり、連載時にモノクロだった過激な性的シーンが、集英社によってフルカラーでデジタル着色されている。
* LINK(原作)/SAVAN(作画)『終末のハーレム ファンタジア』 [[集英社]]〈[[ヤングジャンプ・コミックス|ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ]]〉、既刊6巻(2021年1月4日現在)
*# 2018年11月2日発売{{R|s-manga_com01}} {{ISBN2|978-4-08-891129-8}}
*# 2019年3月4日発売<ref>{{cite web2|url=http://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891247-9|title=終末のハーレム ファンタジア 2|publisher=集英社|accessdate=2019年3月4日-03-04}}</ref> {{ISBN2|978-4-08-891247-9}}
*# 2019年8月2日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891353-7|title=終末のハーレム ファンタジア 3|publisher=集英社|accessdate=2019年8月4日-08-04}}</ref> {{ISBN2|978-4-08-891353-7}}
*# 2020年1月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891470-1|title=終末のハーレム ファンタジア 4|publisher=集英社|accessdate=2020年1月-01-12}}</ref> {{ISBN2|978-4-08-891470-1}}
*# 2020年8月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891652-1|title=終末のハーレム ファンタジア 5|publisher=集英社|accessdate=2020年8月4日-08-04}}</ref> {{ISBN2|978-4-08-891652-1}}
*# 2021年1月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891762-7|title=終末のハーレム ファンタジア 6|publisher=集英社|accessdate=2021年1月5日-01-05}}</ref> {{ISBN2|978-4-08-891762-7}}
 
=== 原作コミックス(スピンオフ) ===
* LINK&SAVAN(原案) / 安藤岡田(作画)『終末のハーレム ファンタジア学園』集英社〈ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ〉、既刊1巻(2021年1月4日現在)
*# 2021年1月4日発売<ref>{{cite web2|url=https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-891763-4|title=終末のハーレム ファンタジア学園 1|publisher=集英社|accessdate=2021-01-14}}</ref>、{{ISBN2|978-4-08-891763-4}}
 
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{notelist2}}
 
=== 出典 ===
{{reflist|4}}
==== ウェブサイト ====
{{reflist}}
 
==== 単行本 ====
<!-- 主に単行本化に際して変更・追加された箇所を挙げています。ノンブルについては、巻頭の目次やノンブルがついているページから数えて表記しています。 -->
{{reflist|group="単"}}
 
===== 参照話数 =====
<!-- 断ち切りの有無に関係なく、ほとんどのページにノンブルが振られないまま単行本化されているため、作中の描写から得られる出典をすべてノンブルつきで挙げることはきわめて困難と判断し、話単位で挙げています。 -->
{{reflist|group="話"|refs=
<!-- 第1巻 -->
<ref group="話" name="chap00">{{Harvnb|第1巻|2018|loc=第0話}}</ref>
<ref group="話" name="chap01">{{Harvnb|第1巻|2018|loc=第1話}}</ref>
<ref group="話" name="chap02">{{Harvnb|第1巻|2018|loc=第2話}}</ref>
<ref group="話" name="chap03">{{Harvnb|第1巻|2018|loc=第3話}}</ref>
<ref group="話" name="chap04">{{Harvnb|第1巻|2018|loc=第4話}}</ref>
<!-- 第2巻 -->
<ref group="話" name="chap05">{{Harvnb|第2巻|2019|loc=第5話}}</ref>
<ref group="話" name="chap06">{{Harvnb|第2巻|2019|loc=第6話}}</ref>
<ref group="話" name="chap07">{{Harvnb|第2巻|2019|loc=第7話}}</ref>
<ref group="話" name="chap08">{{Harvnb|第2巻|2019|loc=第8話}}</ref>
<ref group="話" name="chap09">{{Harvnb|第2巻|2019|loc=第9話}}</ref>
<!-- 第3巻 -->
<ref group="話" name="chap10">{{Harvnb|第3巻|2019|loc=第10話}}</ref>
<ref group="話" name="chap11">{{Harvnb|第3巻|2019|loc=第11話}}</ref>
<ref group="話" name="chap12">{{Harvnb|第3巻|2019|loc=第12話}}</ref>
<ref group="話" name="chap13">{{Harvnb|第3巻|2019|loc=第13話}}</ref>
<!-- 第4巻 -->
<ref group="話" name="chap14">{{Harvnb|第4巻|2020|loc=第14話}}</ref>
<ref group="話" name="chap15">{{Harvnb|第4巻|2020|loc=第15話}}</ref>
<ref group="話" name="chap16">{{Harvnb|第4巻|2020|loc=第16話}}</ref>
<ref group="話" name="chap17">{{Harvnb|第4巻|2020|loc=第17話}}</ref>
<!-- 第5巻 -->
<ref group="話" name="chap18">{{Harvnb|第5巻|2020|loc=第18話}}</ref>
<ref group="話" name="chap19">{{Harvnb|第5巻|2020|loc=第19話}}</ref>
<ref group="話" name="chap20">{{Harvnb|第5巻|2020|loc=第20話}}</ref>
<ref group="話" name="chap21">{{Harvnb|第5巻|2020|loc=第21話}}</ref>
<!-- 第6巻 -->
<ref group="話" name="chap22">{{Harvnb|第6巻|2021|loc=第22話}}</ref>
<ref group="話" name="chap23">{{Harvnb|第6巻|2021|loc=第23話}}</ref>
<ref group="話" name="chap24">{{Harvnb|第6巻|2021|loc=第24話}}</ref>
<ref group="話" name="chap25">{{Harvnb|第6巻|2021|loc=第25話}}</ref>
<ref group="話" name="chap26">{{Harvnb|第6巻|2021|loc=第26話}}</ref>
}}
 
== 参考文献 ==
* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第1巻 |publisher=集英社 |year=2018 |isbn=978-4-08-891129-8 |ref={{SfnRef|第1巻|2018}}}}
* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第2巻 |publisher=集英社 |year=2019 |isbn=978-4-08-891247-9 |ref={{SfnRef|第2巻|2019}}}}
* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第3巻 |publisher=集英社 |year=2019 |isbn=978-4-08-891353-7 |ref={{SfnRef|第3巻|2019}}}}
* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第4巻 |publisher=集英社 |year=2020 |isbn=978-4-08-891470-1 |ref={{SfnRef|第4巻|2020}}}}
* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第5巻 |publisher=集英社 |year=2020 |isbn=978-4-08-891652-1 |ref={{SfnRef|第5巻|2020}}}}
* {{Cite book |和書 |author=LINK(原作)/SAVAN(作画) |title=終末のハーレム ファンタジア 第6巻 |publisher=集英社 |year=2021 |isbn=978-4-08-891762-7 |ref={{SfnRef|第6巻|2021}}}}
 
== 外部リンク ==