「骨肉腫」の版間の差分
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[[file:Telangiectactic OS.jpg|thumb|毛細血管拡張型のレントゲン画像]]
[[ファイル:Osteoblastic osteosarcoma1.jpg|サムネイル|骨肉腫 osteoblastic osteosarcoma 病理組織像]]▼
[[ファイル:Parosteal osteosarcoma.jpg|サムネイル|傍骨性骨肉腫 parosteal aoteosarcoma 病理組織像]]▼
'''骨肉腫'''(こつにくしゅ、osteosarcoma)とは[[肉腫]]の[[組織型]]の1つで、悪性の[[間葉性腫瘍]]のうち[[造骨細胞]]への[[細胞分化|分化]]ポテンシャルをわずかでも有し、腫瘍骨を形成する能力を持つものである。別名は'''悪性骨形成性腫瘍'''(あくせいこつけいせいせいしゅよう)。ほとんどが[[骨]]に生じるが、稀に骨とは離れた[[軟部組織]]からも生じることがあり、これは'''骨外性骨肉腫''' と呼ばれる。
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== 病態 ==
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長幹骨、特に脛骨や上腕骨の近位側および大腿骨遠位側の、骨幹端が好発部である。[[X線写真|X線検査]]では、'''骨膜反応'''=骨表面から垂直に外側へ伸びている、濃い不規則な陰影を認める。
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悪性の場合、癌の進行は早いが、その分[[抗がん剤]]の効果も大きいため、基本的には、多剤併用化学療法(抗がん剤治療)を行い、その後外科手術で正常細胞で包むように原発巣を広範切除し、引き続き化学療法を行う。肺や骨に転移しやすいため、CT、MRI、骨シンチの検査が定期的に行われる。
抗がん剤としては、[[シスプラチン]]、[[ドキソルビシン]]、[[イホスファミド]]、[[シクロホスファミド]]、[[ブレオマイシン]]など。かつては四肢に発生した場合は四肢切断したが、現在では化学療法や補助療法の進歩もあり、切断せずに腫瘍を切除し、切除した骨部には人工骨を埋め込むことも可能となり、患者の[[クオリティ・オブ・ライフ|クオリティ・オブ・ライフ (QOL)]] が大幅に改善された。近年では1999年に[[金沢大学]]の[[土屋弘行]]による[[液体窒素]]により凍結する『自家液体窒素処理骨移植』により、QOLが向上する<ref>山本憲男. "[http://
== 予後 ==
30年ほど前までは、5年生存率
== 動物の骨肉腫 ==
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== 関連項目 ==
{{Commonscat|Osteosarcoma}}
* [[時の輝き]]
== 外部リンク ==
* [http://www.imic.or.jp/cancer/c2030.html 骨肉腫 骨原発悪性線維組織球腫:がんInfo]
* [http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med27/sinryo/pages/kodo_cfin.html 化学療法に伴うカフェイン併用療法 悪性骨腫瘍又は悪性軟部腫瘍]
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