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時間の記号
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'''プライム''' ({{lang-en-short|prime}}、 {{Unicode|′}} ) は、[[約物]]のひとつで、対象となる文字の右肩に右上から打つ点である(例:x′)。2つ重ねたものを'''ダブルプライム'''( {{Unicode|″}} )、3つ重ねたものを'''トリプルプライム'''( {{Unicode|‴}} )と呼ぶ。類似の記号として[[アポストロフィー]]、[[引用符|クォーテーションマーク]]、[[アキュート・アクセント]]などがあるが、それぞれ別のものである。
 
なお、[[Oxford English Dictionary]](オックスフォード英語辞典) VIII (1970)に a’は"usually read `a dash', etc."と記述されており、{{要出典範囲|[[イギリス]]の影響を受けた国([[アイルランド]]、[[オーストラリア]]、[[日本]]や[[インド]]など)では[[ダッシュ (記号)|ダッシュ]]と呼ぶことも多い|date=2019年3月}}
 
==起源==
{{要出典範囲|プライムは {{lang|la|prima minuta}}「第1の小部分」というフレーズに由来する(ここではラテン語で示したが、非常に古い起源をもった表現である)|date=2019年3月}}{{要出典範囲|60進法の慣習で、ある単位(たとえば1時間)の60分の1を"prime minute"、さらに60分の1を"second minute"、さらに60分の1を"third minute"の様に表現していた。|date=2019年3月}}{{要出典範囲|除数は60に限らず、物によっては24分の1や12分の1を意味する場合もあった|date=2019年3月}}
 
{{要出典範囲|これに対応して、数の右肩に点( {{Unicode|′}} )を1つ、2つと打つ表記がされるようになる|date=2019年3月}}。したがって{{要出典範囲|date=2018年12月5日 (水) 09:44 (UTC)|本来この記号は"minute"に対応しているのであり、プライムと呼ぶのはふさわしくない}}
{{要出典範囲|date=2018年12月5日 (水) 09:44 (UTC)|20世紀前半までは''x''′を「エックス・プライム」、''x''″を「エックス・セカンド」のように読んでいた}}。しかし{{要出典範囲|次第にこの記号そのものがプライムだと認識されるようになった|date=2019年3月}}ため、現在では{{要出典範囲|''x''″を「エックス・ダブルプライム」と読むようになっている。|date=2019年3月}}
 
==単位記号==
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* 4′ 11″ = 4[[フィート]]11[[インチ]]
 
{{要出典範囲|腕時計メーカにおいてはトリプルプライムを使って[[リーニュ]]({{frac|1|12}} inches; 1インチの12分の1)を表している|date=2019年3月}}
 
{{要出典範囲|金網業界では"10=10メッシュ、"20=20メッシュと 25.4㎜(1インチ)に入る線の表記を略して数字の前にダブルプライムを付ける|date=2019年3月}}
 
==数学表記==
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==言語学==
[[ロシア語]]を含む[[スラヴ語派]]などの言語を[[ローマ字]]に[[翻字]]する際に、[[口蓋化]]の表記として用いる場合がある。特に[[キリル文字]]を翻字する場合にイェリの字 [[Ь]] はプライムであるが、イェルの字 [[Ъ]] はダブルプライムになる<ref>{{cite book |last = Bethin |first= Christina Y |year= 1998 |title=Slavic Prosody: Language Change and Phonological Theory | publisher= Cambridge University Press |page= 6 | isbn=978-0-52-159148-5 }}</ref>。
[[Xバー理論]]では、{{要出典範囲|版組が難しくなる[[オーバーライン]](バー)の代わりにプライムを使って表記することが一般的になっている|date=2019年3月}}
 
==その他==
{{要出典範囲|(試験の評点などの)評定では、「′」は1段階低い評点を示す|date=2019年3月}}。たとえば、B{{Unicode|&#x2032;}}(Bダッシュ)はBより1段階低い。
 
==符号位置==
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ここで"Modifier Letter"とあるのは[[強勢]]や[[口蓋化]]を表記するような言語学的な用途のための文字である。
 
{{要出典範囲|文字コードとしてプライムを使えない場合には、代わりに[[アポストロフィー]](U+0027)を(可能なら[[イタリック体]]で)用いることがある|date=2019年3月}}。[[LaTeX]]では、<code>f'</code>は<math>f'</math>と描画され、<code>f^\prime</code>とすれば<math>f^\prime</math>と描画される。
 
== 脚注 ==