削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
m →‎契約・施工: 施工部分入れ込み
45行目:
また、同様の工事の過去のデータ、標準的工法、地下の有無、地質条件等を基に工期を決定するが、設計段階や積算段階では全体の調整が行いやすく短時間で作成可能な棒線工程表を用いる場合が多い。
 
== 見積り・契約・施工 ==
=== 契約 ===
[[建設業]]者に見積りを依頼し、施主と業者の双方で概要を確認した上で[[請負]]契約を交わし、その後、施工にかかることが一般的である。[[設計図書]]を元に複数の建設業者に[[見積]](見積もり)を依頼して、業者選定を行うことが一般的であるが、信頼できる建設業者1社に直接依頼することも行われる。
54行目:
=== 管理 ===
建設現場の施工計画を立て、適正な施工をチェックする(現場管理)。施工会社の現場代理人(現場監督)のことを指す。通常は[[建築士]]、[[建築施工管理技士]]の役割である。工程や施工順序の検討、大工などの職人の手配、材料管理、原価管理、作業員と周辺住民等の安全管理など。
 
=== 施工 ===
現場事務所、仮設水道や電気の設置から[[重機]]が必要であればその搬入、[[基礎|基礎工事]]、躯体工事、仕上げ工事と作業員による施工が行われる。資材搬入、楊重、仮置きや現場内の移動運搬をした上で工事が進められる。
 
=== 分離発注 ===
従来行われてきた一括請負契約と異なり、建築構造(躯体)と[[建築設備]](電気、空調、衛生設備)などを区分ごとに分割して複数の業者に発注することを'''分離発注'''と呼ぶ。
 
一括発注に比べ建設費の低減や質の向上といった利点がうたわれ、官公庁の発注する建築物や比較的大規模な建物では一般的になっている。しかし中小規模の建物では、これまでの日本の建設現場の慣習と相容れない部分もあり、うまく活用しなければ必ずしも利点ばかりではないため、施工業者の選定時に施工業者・設計者と相談すべきである。
 
一般住宅では、施主が施工業者に材料を支給する「[[施主支給]]」システムも徐々に浸透してきている。