「ボストン交響楽団」の版間の差分

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小澤征爾・村上春樹の対談に基づき、演奏スタイルについて加筆。
→‎演奏スタイル: テンシュテットやマズアの客演について加筆
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== 演奏スタイル ==
1973年から2002年まで音楽監督を務めた小澤征爾は、自身が就任する以前のボストン交響楽団の音色について、ミュンシュやモントゥーのもとでフランス音楽を演奏することが多かった影響で「軽く美しい」音色だったと述べている<ref name="小澤村上61">小澤村上 (2011)、61頁。</ref>。しかし、「ドイツ音楽をやりたい」という思いの強かった小澤は、就任後に弦楽器の奏法を「イン・ストリング」というドイツ的なものに変更し「重い音」にした<ref name="小澤村上61" />。これその結果、オーケストラの新たな響きを気入った[[クラウス・テンシュテット]]、[[クルト・マズア]]らドイツの指揮者が毎年のように客演するようになった<ref>小澤、村上 (2011)、63頁。</ref>。かしその一方で、ボストン交響楽団のコンサートマスター兼副指揮者であった[[ジョゼフ・シルヴァースタイン]]は「音が汚くなる」として反発し、オーケストラを辞任している<ref name="小澤村上61" />。
 
== 歴代常任指揮者・音楽監督など ==