「アイソーポス」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
27行目:
当時の記録がなく、半ば伝説の人物と言われることもあるが、実在したのは確からしい。[[ヘロドトス]]の『[[歴史 (ヘロドトス)|歴史]]』2.132 に、歴史上の人物として名が出てくるのが、アイソーポスに関する最初の記述である<ref>[https://web.archive.org/web/20060819160734/http://www.omphaloskepsis.com/ebooks/pdf/hrdts.pdf 'The Histories of Herodotus of Halicarnassus'], Book One, p132頁。</ref>。
 
一般に伝えられる話では、元は[[サモス島|サモス]]人の市民イアドモンの奴隷だったが、語りに長けており、解放されたという。また、同じくイアドモンの奴隷だった[[トラキア|トラキア人]]の{{仮リンク美女[[ロドピス|ロードピス|en|Rhodopis (hetaera)|preserve=1}}]]と秘密の恋仲にあったとされている。後に[[寓話]]の語り手として各地を巡ることになるが、それを妬まれ[[デルポイ]]の市民に殺されたとされる。
 
彼にまつわる有名な[[逸話]]に、主人の[[旅行]]の荷物持ちをした時のエピソードがある。かさばる為に他の奴隷達が持つのを嫌がった食料を進んで持ち、旅の終わりには他の奴隷達が疲れ果てながら荷物を運ぶ傍らで、中身が減って軽くなった袋を口笛を吹きながら運んでいたと言われる。