「ACTION (B'zのアルバム)」の版間の差分

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17曲収録と過去のアルバムと比較するとかなりボリュームがあるが、元々制作段階で23曲ものストックが完成しており、それを凝縮した<ref group="注">本作に収録されなかった[[アウトテイク]]は、後に「[[イチブトゼンブ/DIVE|National Holiday]]」と「[[さよなら傷だらけの日々よ|Dawn Runner]]」であることが判明している。</ref>。
 
前年の9月から曲制作は始まったが、2007年1月からロサンゼルスに入って曲作りを行うが思うようにいかず、結局1曲も完成しないまま同月に一度帰国した。[[松本孝弘]]は「こんなに曲作りがうまくいかなかったのは初めて。すごいショックだった」と語った。その後、[[編曲家|アレンジャー]]に[[寺地秀行]]を迎え、2月に入って「わるいゆめ」から新しく曲を制作し、その後ロサンゼルスでまとまらなかった曲を[[プリプロダクション|プリプロ]]からやり直し、5月に再び渡米。その際は曲作りがスムーズに進んだ<ref name="what">『What's in?』2007年12月号。</ref><ref name="cd">『CDでーた』2007年12月号。</ref>。この経緯もあって本作以降から19thアルバム『[[EPIC DAY]]』まで、寺地がB'zの編曲専任者メインアレンジャーに起用された(両者<ref group="注">19thアルバム『EPIC DAY』には[大賀好修]]もメインアレンジャーとして参加している。20thアルバム『[[DINOSAUR (B'zソロアルバム)| DINOSAUR]]』以降は[[Yukihide"YT"Takiyama]]がメインアレンジャーに起用されたが、寺地も一部の楽曲でアレンジャー含む)担当している
 
なお前作『[[MONSTER (アルバム)|MONSTER]]』まで編曲専任者メインアレンジャーだった[[徳永暁人]]がB'zに関与した最後の作品でもある<ref group="注">それ以降は両者のソロ作品にも関与していなかったが、2014年に稲葉のソロアルバム『[[Singing Bird]]』、2016年には稲葉のソロシングル『[[羽 (稲葉浩志の曲)|羽]]』の製作に参加している。</ref>。
 
また、未演奏曲が最多のオリジナルアルバムでもある<ref group="注">「僕には君がいる」「なんという幸せ」「オレとオマエの新しい季節」「BUDDY」の4曲。</ref>。
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== 作品解説 ==
上記のような経緯から、メンバーは「従来のB'zの[[十八番]]から抜け出したい」「[[マンネリ]]を打破したい」と語っており、従来の[[ハードロック]]や[[バラード]]だけではなく、[[ラテン音楽|ラテン]]調、[[ジャズ]]調、1950年代アメリカンポップス、[[シャッフル (音楽)|シャッフル]]などの様々なジャンルの要素を持った楽曲が収録されている。他にもDセクションやEセクションまで登場する複雑な曲構成、ギターサウンドがほとんど存在しない曲など、「結成20周年記念アルバム」と銘打ちながらも、従来のB'zとは大きく異なる曲や実験色の強い曲が多い<ref name="what">『What's in?』2007年12月号。</ref><ref name="cd">『CDでーた』2007年12月号。</ref>
 
当初、アルバムタイトルの候補に「光』があった。これは[[稲葉浩志]]が数曲作詞した段階で「制作上のスランプの闇から『光を求めている』という姿勢が今回のテーマであることを自覚した」ことから。本作収録曲の歌詞の中にも「光」という言葉やそれを連想させる表現が多く使われている。メンバーは当初『光』をアルバムタイトルに考えたが、「光を求めてアクションを起こす」という響きのほうがしっくりくるという考えに至り、『'''ACTION'''』に落ち着いた。<ref name="what"/><ref name="cd"/>
 
後に稲葉は、次のように語っている。